早速ですが、「Burt Bacharach at Billboard Live Tokyo (3)」の続きを。
映画音楽メドレーのクライマックスはお待ちかね、映画『アルフィー』から "Alfie"。照明が暗くなり、つぶやくように歌うバート。もうただ泣くしかありませんでした。メドレーの最後を飾るのは映画『禁じられた家』より "A House Is Not a Home"。これもボーカルはバートでしたが、もう完全に観客を泣かせにかかっているという感じ。曲の途中で照明が明るくなり、いっそう盛り上がる演奏。ため息がでるほど素晴らしかったです。
19時46分、曲が終わり、大きな拍手の中、そのままステージから去ろうとするバート。彼なりのジョークなのかよくわかりませんでしたが、ステージ中央に戻り、"Thank you so much! ドウモアリガトウ! How are you all doing?" と客席に尋ねるバート。この質問の意図がよくわからなかったのですが、「本当はもっと盛り上がるはずなのに、君たちは元気がない。何か問題があるのか?」ということだったのでしょうか? 正直、私も「今日のお客さん、ノリが悪いなぁ」と思ったので、バートがそう感じたとしても無理はないかもしれません。
その後、バートはちょっと咳き込みながら、演奏者たちを紹介し始めました。まず、サックスとトランペット奏者の名前を挙げたのですが、他の演奏者の名前をど忘れしたのか「他にもメンバーはいるよ」とピアノの上のカンペを見るバート。続いてベース、ヴァイオリン、ドラムス、キーボード、ヴォーカリスト、そしてエンジニアも紹介。
"I hope you had a good time. " と言った後、「もう2曲やるよ」と次の曲を紹介してくれたのですが、どうやらバートが Steven Sater という人物と一緒にミュージカル "Some Lovers" を作ったとのことで、サン・ディエゴでプレミアをした話などをしていました。"I hope you'll like them!" で始まったのはミュージカル "Some Lovers" から "Every Other Hour"。曲の終盤、バートは立ち上がり、バンドを指揮。"Some Lovers" から2曲目は "Hush"。これはキーボードのドンがボーカルを務め、序盤の演奏はバートによるピアノのみ。途中のヴァイオリンソロにまた泣かされました。
続いてはジョンのボーカルによる "Any Day Now"。こちらはトランペットのソロが素晴らしかったです。この曲、客席からの手拍子があっても良いと思ったのですが、それもまったくなし。お客さんは曲に夢中で手拍子することさえ忘れていた・・・んですかね?
"Any Day Now" が終わってあらためてジョンとトランペット奏者を紹介するバート。続いての曲紹介ではかなりヤケ気味(!?)に「次は僕たちは歌わないから、歌うなり、手拍子するなり、拍手するなり何かして!」と客席に要求するバート。始まったのはその日二度目の "Raindrops Keep Fallin' On My Head"。客席からの歌声はまばらでとても全員が歌っているとは思えませんでした。もちろん私は歌いましたが、「こうなるんだったらちゃんと歌の練習しとくんだった」と後悔。曲が終わるとバートに握手を求めるお客さんがバラバラとステージ前に集合。時計を見ると20時5分。バートがステージから去り、照明が明るくなったのが20時6分でした。
客席から立ち上がり退場していく観客たち。私はノートやペンをバッグに入れるのにもたもたしていたのですが、ふと近くの控え室のドアの方を見るとボーカリストの一人、ドナが立っていました。私は彼女の近くに行き、右手を差し出しながら思い切って話しかけました。"I enjoyed your songs very much" You have such a beautiful voice!" 彼女は "Oh, thank you!" と微笑み、握手してくれました。
残念ながらバートに握手するチャンスはありませんでしたが、本当に心に残るライブでした。
映画音楽メドレーのクライマックスはお待ちかね、映画『アルフィー』から "Alfie"。照明が暗くなり、つぶやくように歌うバート。もうただ泣くしかありませんでした。メドレーの最後を飾るのは映画『禁じられた家』より "A House Is Not a Home"。これもボーカルはバートでしたが、もう完全に観客を泣かせにかかっているという感じ。曲の途中で照明が明るくなり、いっそう盛り上がる演奏。ため息がでるほど素晴らしかったです。
19時46分、曲が終わり、大きな拍手の中、そのままステージから去ろうとするバート。彼なりのジョークなのかよくわかりませんでしたが、ステージ中央に戻り、"Thank you so much! ドウモアリガトウ! How are you all doing?" と客席に尋ねるバート。この質問の意図がよくわからなかったのですが、「本当はもっと盛り上がるはずなのに、君たちは元気がない。何か問題があるのか?」ということだったのでしょうか? 正直、私も「今日のお客さん、ノリが悪いなぁ」と思ったので、バートがそう感じたとしても無理はないかもしれません。
その後、バートはちょっと咳き込みながら、演奏者たちを紹介し始めました。まず、サックスとトランペット奏者の名前を挙げたのですが、他の演奏者の名前をど忘れしたのか「他にもメンバーはいるよ」とピアノの上のカンペを見るバート。続いてベース、ヴァイオリン、ドラムス、キーボード、ヴォーカリスト、そしてエンジニアも紹介。
"I hope you had a good time. " と言った後、「もう2曲やるよ」と次の曲を紹介してくれたのですが、どうやらバートが Steven Sater という人物と一緒にミュージカル "Some Lovers" を作ったとのことで、サン・ディエゴでプレミアをした話などをしていました。"I hope you'll like them!" で始まったのはミュージカル "Some Lovers" から "Every Other Hour"。曲の終盤、バートは立ち上がり、バンドを指揮。"Some Lovers" から2曲目は "Hush"。これはキーボードのドンがボーカルを務め、序盤の演奏はバートによるピアノのみ。途中のヴァイオリンソロにまた泣かされました。
続いてはジョンのボーカルによる "Any Day Now"。こちらはトランペットのソロが素晴らしかったです。この曲、客席からの手拍子があっても良いと思ったのですが、それもまったくなし。お客さんは曲に夢中で手拍子することさえ忘れていた・・・んですかね?
"Any Day Now" が終わってあらためてジョンとトランペット奏者を紹介するバート。続いての曲紹介ではかなりヤケ気味(!?)に「次は僕たちは歌わないから、歌うなり、手拍子するなり、拍手するなり何かして!」と客席に要求するバート。始まったのはその日二度目の "Raindrops Keep Fallin' On My Head"。客席からの歌声はまばらでとても全員が歌っているとは思えませんでした。もちろん私は歌いましたが、「こうなるんだったらちゃんと歌の練習しとくんだった」と後悔。曲が終わるとバートに握手を求めるお客さんがバラバラとステージ前に集合。時計を見ると20時5分。バートがステージから去り、照明が明るくなったのが20時6分でした。
客席から立ち上がり退場していく観客たち。私はノートやペンをバッグに入れるのにもたもたしていたのですが、ふと近くの控え室のドアの方を見るとボーカリストの一人、ドナが立っていました。私は彼女の近くに行き、右手を差し出しながら思い切って話しかけました。"I enjoyed your songs very much" You have such a beautiful voice!" 彼女は "Oh, thank you!" と微笑み、握手してくれました。
残念ながらバートに握手するチャンスはありませんでしたが、本当に心に残るライブでした。