うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

くに

2022年03月02日 | 社会・経済
ねこ電車。

いわゆるトレインジャックで、車内ぜんぶこの広告なのだが、なんの宣伝なのかよくわからない。

たぶんねこにかんけいがあるのだろう。。

車内もねこだらけ。

終点に着いて、人が引けた後写真を撮ったが、数人の女性も同じように撮影していた。こういうとき良く思うのだが、たいてい女性と感覚があってしまうのだよな僕は。



最新のニュースでは、ウクライナ非常事態庁がこれまでの民間人死者が2千人を超えた、と報じたという。これまで200人、400人と言っていたのが一気に増えている。
天災と人災の違いはあるが、3.11のことを思い出す。最初は被災者の様子がはっきりしなかったが、次第に情報が増えてきて、原発を巡る攻防が逐一報じられて。。

これを書きながらスメタナの「わが祖国」を聴いている。
「プラハの春(1968年8月、民主化を進めようとしたチェコスロバキアにソ連等の戦車部隊が侵攻)」のとき、放送局は占拠されてニュースを伝えることはできなくなった。ラジオからは「モルダウ」が繰り返し流されるだけで、海外からは同国内でなにが起きているのか、全くわからなかったという。

と、いう事件はリアルタイムでは知らない。ハンガリー動乱とともに、後から「映像の世紀」とかで知った。知っているのはポーランドの「連帯(ワレサ氏)」とか、アフガンかな。あとはずっと下って、今世紀初頭のチェチェン、現ジョージア(南オセチア)、そしてクリミアの併合か。

国の形態はソ連からロシアへと変わっているが、とにかく支配下の国を押さえつけて、時に軍を出して鎮圧するような国、という印象がある。。

チェチェンの紛争はちょうどアラブ系の団体によるテロ事件が頻発した時期と重なるが、アパートの爆破事件や学校や劇場の占拠事件など、独立派によるロシア国内でのテロ事件が多数起きた。

この辺のニュースはよく覚えているのだが、学校占拠事件などはおびただしい数の人質(相当数の子供を含む)が犠牲になっている。とにかく乱暴で、多少人質が死ぬのは何とも思ってないんじゃないか、という印象がすごく強かった。先日発生から50年を迎えたという、日本のあさま山荘事件などとは対照的だ。

その頃知人が話していた言葉を覚えている。(そういう、市民を犠牲にして事件解決を図るようなロシア政府の対応に)、あの国の人命に対する意識は、我々とは全然ちがうんだろうと思う、と。

南オセチアの紛争はジョージアとロシアとの対立だが、ジョージアも反露感情がかなり強いらしい。過去からのうらみつらみが積み重なり、今の世代ではお互いに何のかかわりも持っていないのに、相手を非難し合って仲たがいを起こしたりする。
ひとりひとりが触れ合えばなんの問題もないのに、いちど「くに」という目を通して相手を見はじめると、お互いが敵になる。「くに」が見知らぬ相手を殺せと命じる。そんなもの、本当に必要なのかと、思ったりする。。

BSで平日朝やっているワールドニュース。
ふだん中国やロシアのニュースはプロパガンダ臭が強くて、見ていてつまらない。
が、ウクライナの件について今回中国はかなり冷静に報じている。ので、聞いていて嫌じゃない。今回はむしろ西側の報道に、プロパガンダ臭を感じる。

ロシアは当然だがかなりユニークなニュースをながしている。
写真に「国営ロシアTVの放送を、そのままお伝えしています」と出ているが、こんなテロップは普段は見たことがない。

このほか、アルジャジーラもけっこう独自の取材をしていて面白い。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 国家と国民 | トップ | はる »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

社会・経済」カテゴリの最新記事