朝、通勤のため駅に向かう。家の前にある植木畑で、ムクドリがなにやら争っているのが目に入る(彼らは本当に、お互い何かしゃべっているみたいな鳴きかわしをするな)。何かをくわえた一羽が電線に止まると、後を追うようにもう一羽が飛び出てくる。
森の近くに来ると、電線に鳩がとまっている。その近くにいるのは・・カラスだ。それも、子供のカラスらしく、やけにちっちゃい。珍しいので、少しの間眺める。その間にも樹の周りではいろいろな鳥たちの声が賑やか。
僕の前を、メジロが2羽、通り抜け、近くの背の低い木の中に入っていく。高い方の電柱には、ワカケホンセイインコが3羽、顔を近づけてなにやら話している。
家の周りは鳥たちで賑やかだ。もっとゆっくり観察してみたい。
というわけで・・。
ニコンの Aculon T11 8-24x25 という、コンパクト双眼鏡だ。
先日からオフィス近くの量販店では、双眼鏡が最大8割引と宣伝して、ワゴンセールをやっていた。ニコンの立派そうな双眼鏡も、9800円で売られているのを見て、興味をそそられた。
実際手にしてみると、本格的なものはきれいに見えるがいかんせん重い。600gから800gというと、それほどでもないように思えるが、実際にはカメラやいろいろのものを一緒に持っているはずだ。なんちゃってバードウォッチャーにはもったいない。
T11は8~24倍の無段階変倍が可能な3倍ズームだ。重さも305gとコンデジ並み。これなら、鳥以外にもちょっとした旅行や舞台、スポーツ観戦(ほとんどないだろうけど)に使えそう。もっとも、店員さんに言わせると室内で使うにはやや暗いのだという。
展示品は黒だったが、在庫がなかったのでこの赤を選んだ。ほかにシルバーがあり、ウェブを見ると青、白も近日発売らしい。
赤と言ってもそれほど派手ではなく、つややかな暗赤色。入門用のニコン一眼レフと同じような色合いで、思ったよりも良かった。
白状すると、双眼鏡の使い方は全く知識がなかった(今でも)。店頭では、視度調整のつまみを逆にしていて(眼鏡使用)、お客様、大丈夫ですか、と店員さんに声をかけられた。
実は最初は、接眼部と逆側からのぞき込んでいて、何じゃこりゃ、真ん中へんにちっちゃくしか映らんぞ、とびっくりししていた・・。さすがにおかしいと思い、カタログの写真を見て、ああ、こっちが前なのか、と気がついたくらい。
付属ケース。柔らかい素材で、携帯しやすそう。
とりあえず近所の鳥とかを眺めてみるつもり。