指揮:井上道義 ピアノ:藤井一興 ヴァイオリン:小林武史 二十絃筝:野坂恵子 東京交響楽団
このCDは20年以上前から持っているのだが、長いこと聞いたことがなかった。が、最近取り出してよく聞くようになった。
というのも、伊福部ファンや現代音楽ファンには大変申し訳ないのだが?、曲のあちこちに「ゴジラ」「宇宙大作戦」っぽいモチーフが出てくるような(空耳かもしれない)ことに気がついたからだ。
シン・ゴジラは先日の日曜日にテレビで放映されたが、SNSなどでは実況中継するなどしてファンの間でだいぶ盛り上がったようだ。
僕もつられてDVDをまた見返してたりする。。細かいところで、妙に心に焼き付いているシーンがいくつかあって、断片的に見直したり。
ネットによると、第1回上陸は11月3日なのだそうだが、祭日ながらオフィスのシーンが出てくる。窓越し、遠くのほうを蒲田君が通過していく様子が見えるらしく、手前に見える机にはほとんど人がいない。一番手前の男性だけ、忙しいのか書類を手にしたまま仕事を続けている。女の子が一人、ひと段落着いたのか席を立ってそっと窓際に様子を見に伺う。歩きながら、顔は既に窓の外の、何かを見ているようだ。この、興味津々、という演技がなんとなく心に染みつくのだ。
京浜急行は北品川駅付近で、臨時停車している電車を吹き飛ばされてしまうのだが、このとき宙を飛ぶ電車と一緒に、警報機のX字の標識が、手裏剣よろしく空を飛んでいる。まあ、外れた台車がひとつ、道路を転がっているという描写も印象的でしたが、ずいぶんと芸が細かいことだと思う。。