車とスマホをBluetoothでペアリングし直した。1月に基板交換して以来、直していなかった。
土曜の午後は面白いラジオがない。スマホに保存した音楽を聴く。
僕が車に乗るとときどきデジャヴュにおそわれるのにはわけがある。20年以上前に、熱心に乗っていた頃があったが、その後またハンドルを握るまでかなり長いブランクがあるからだ。
6月の生暖かく湿った空気のなか、渋滞待ちをしながら、昔よくカセットで聴いていた音楽をかけると、すとんと昔に戻ってしまう。
バック・トゥ・ザ・フューチャーじゃないけど、まるで車がタイム・マシーンのよう・・。
おのれの姿をみてしまうと、たちまち今に戻ってしまうのでそれはNG。
目が覚めて、今こうして自分がここにいることを、あらためて考えてしまうと逃げ場がなくなる。
うまく自分をすり抜けさせる運転テクニックがひつよう。
この時期、雨が多くて気が滅入りがちだが、季節のものはわりと豊富だし、気温も比較的過ごしやすい。
リズミカルに時折晴れてくれれば、あんがい一年の中でも比較的過ごしやすい季節なのかも知れない。
春から夏にかけては、わりとドラマチックな夕焼けにはなりにくいものだが、今日の夕焼けはちょっとしたものだった。
なんとなく松任谷由実の曲が浮かんでくる・・
最後の春に見た夕陽はうろこ雲照らしながら
ボンネットに消えてった
ちょっとくるまがちがよな。
物語はもうすぐ終わり、だけど、まだすべてがまるく収まったわけではない、びみょうな時間帯。