うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

少し前

2019年01月29日 | 日記・エッセイ・コラム

丸善で片岡球子版画展をやっているのを見て、そういえば「シン・ゴジラ」で片岡球子の富士山の絵を、首相官邸に飾ってあるのを見たな、と思いビデオを見返してみた。とにかく細かいディテールにこだわっている映画ですが、首相官邸のセットも、何らかの意図があって選んだようです。
ついでに、さる雑誌で指摘されていた、矢口蘭堂副長官の執務室に新幹線0系(最初のまるっこい新幹線)の模型が飾られているのも、確認しました。矢口副長官は鉄でもあるようです。

久しぶりに見返しましたが、上映されていたころ思った通り、3年ほどの歳月を経て、ちょっと時間の洗礼を受けましたね、この映画。

もともと東日本大震災から5年というタイミングで作られ、多くの日本人が心に抱えた傷と記憶を絶妙のタイミングで昇華した映画、という印象(個人的な感想ではありますが)が上映当時もありましたが、この映画はそういう、ピンポイントの時代性を背負っている面が強い印象があります。画面に出てくるSNSとかスマホとかの描写も、これをいっそう助長します。

加えて、これは完全に自分だけの感覚ですが、僕がこれを映画館で見たのも、ビデオを買って最初に見たのも旧宅の時代です。映画を見た帰り、駅を降りた道を歩きながら、ここに今蒲田君が現れたら、どのくらいの高さになるかな、と上を見上げたり、都心3区が被災した場合(鎌倉から東京駅付近までの一部地域が被害を受けた)、うちは避難地域に入るのだろうか、と考えたりしたものですが、そのいずれも今や昔。引っ越した今となっては、環境も自分の感覚も違ってきています。
ごじらさんもたぶん、現宅の付近まで来て暴れることもないでしょうな。。むしろ避難民を受け入れる地域になるのかもしれない。。

たかが2,3年、されど・・であります。

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