うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

ビリー・ジョエルの3枚

2024年08月22日 | 音楽
ビリー・ジョエルはかなり息の長いアーチストだけど、ごく個人的には70年代後半から80年代にかけての作品が好きで、その後の活動はあまり追っていない。長年の下積み生活から一気にブレイクした「ストレンジャー」、多彩なアーチストが参加する「ニューヨーク52番街」、そして「グラス・ハウス」。


「ストレンジャー」タイトル曲の出だしは印象的だ。おおむかし、糸井五郎さんの番組で、糸井さんがイントロに重ねて「・・さて、聞こえてきたこのピアノ、そして寂しげな うぃっそぅ・・」と紹介していたのがとても印象にのこっている。whistleは「アタックNo.1」のテーマ曲で大杉久美子さんが「ホイッスルが~」と歌っていたけど、英語の発音はそれまでしらなくて、ちょっとびつくりした。

糸井五郎さんは、後のいろんなDJみたいにやたらと英語交じりのへんてこなしゃべり方をする人ではなくて(go go goとは言ってたけど)、ある意味とても上品で正確な日本語を話される方だったが、英語もひじょうに上手な方だった。
のみならず、上のストレンジャーもそうだったけど、曲紹介のタイミングとか、今思うととても格好良かった。ハーブ・アルパート「ライズ」の紹介の時は、番組冒頭でいきなりイントロが聞こえてきて、あれは痺れたな(伝わらない・)。

52番街はCD形式で発売された世界最初のアルバムだそうだが、個人的にCD買ったのも早かった。と言っても30年ぐらい前かな。

テープでエアチェックしたのは、部分的だったけど持っていた。
おおむかし(と言う話が多いが・)、友達と一緒に旅行してたら偶然友達の知り合いの女性たちと出会い、ちびっとダブルデートみたいな感じになった。レンタカー借りてたんだけど、音楽かけようという事になって何がいい?と聞くと「どんなのがあるの?」「ビリージョエルとか」「の、何?」「ニューヨーク52番街」「わあ渋い!大人!」みたいな会話をしたのを思い出す(再現度低いな。それに、伝わらない・)。

あそこが好きですね・・、フレディ・ハバードがトランペットのソロを吹くあたり。あれは格好いい。本格的なジャズアルバムとはまた違う感じ。

ずっと昔に書いたけど、これ(グラスハウス)はLPレコードを持っている。
まだ輸入盤が珍しかったころ、池袋のタワーレコードで買った。友達が別のを買って、お互いに貸し合ってテープに録音したりした。

買ったのは夏休みに入るころで、その夏中これを聞いていた。
今は配信でいくらでもいろんなのが聞けるけど、昔はそうはいかなかったからね。輸入盤だって、こどもには安くなかった。

これと、ストレンジャーはごく最近CDで買いなおしたけど、2曲目のSometimes a Fantasy で気が付いたことがある。冒頭電話をかける音(プッシュホン。数字キーを押すとピ・ポ・パと、数字に割り当てられた音がする)で始まるのだけど、そのピ・ポ・パという音がLP時代と違うのだ。
ピポパの音程まで耳に残っているので、おや、と思った。そんなものをあえて直したのは、なにか差しさわりがあったのだろうか。例えばピポパの音の通りに電話をかけると、だれか個人のお宅につながってしまい、そのお宅から抗議を受けたとか。。
コメント
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