クローン羊「ドリー」の誕生から26年、今や個人相手にペットのクローンを製作する企業まで現れた。
ペットの皮下組織から体細胞を取り出し、核を抽出する。別の雌の卵子から核を取り除き、ペットから取り出した核を移植する。代理母から生まれた子犬の遺伝子は99.9%もとの犬と同じなのだという。
記事によるとクローン犬の供給を開始したのは2018年から。顧客の20%は日本を含む海外からだという。犬の値段は5万ドル。希少動物のクローン制作も試みている。
愛するペットとの別れはつらい。
クローンを作っておけば、我が家のぽちとずっと一緒に暮らせる。
・・と、ほんとに思う人がいるんだ!というのがちょっとした驚きだった。
やっぱりそれ、ちがう犬じゃないですかねえ。
工業製品なら遺伝子もなにもないので、同じ型のものはみんな同じはずだ。
しかし、履いていた靴がだめになってきたので、また同じ靴を買っても同じ履き心地になるとは限らない。車とかでも、個体差はかならずある。
ましてや生き物が・。
綾波レイかと思って昔の思い出を話しかけたら、全然違う個体なので話が通じなかったみたいな。ということががもう現実に起きているのですね。
とはいえ、今は顧客満足度は100%に近いというし、そういう事が大切だという人もいるのでしょう。
そのうちやっぱりお前はぽちじゃない、と幻滅したりとか、色々起きるのかもしれないし。
こないだアルが夢の中で帰ってきた(例によって、あれ、やっぱり生きてたんだ!でもしばらくご飯あげてなかった大変だ!という夢。さいしょはちょっとボロボロだったけど、ご飯たべたらすこし元気になってよかったな、というところで目が覚める)。このくらいがちょうどいいです。
大事なのは、スペアの犬がいることじゃなくてその子とずっと暮らしていたい、という気持ちでしょうね。クローンのスペアがいても、別れは訪れるんだし。