うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

今年の3.11

2013年03月11日 | 日記・エッセイ・コラム

去年(2012年)も、あの日に自分がたどった道をたどってみた
今年もあの日を思い出すため、少し歩いてみた。今回は、前回いけなかった、親戚の家までの道のりだ。
Img_4712
人々が列をなしていた橋。まだ工事中らしいが、今はそれなりの幅の人道が確保されている。
Img_1903
2年前は工事で、車と接触しそうなほど狭い道を歩かなければならなかった。車は渋滞で動いていなかったが、怖かった印象は残っている。

Img_4716
タクシープール。今はそれほど利用者はいない。
Img_1904
2年前。タクシーは来てはいたが、道路の渋滞も酷く、列の後ろで待つのは非現実的だった。
ただ、この写真だけ見ても、ごく普通の週末風景のようにも見えてしまう。まだ、看板や街の明かりは普通についていたのだ。
Img_4720
親戚の家に向かっていたので、自分たちは食事を気にすることは無かったが、営業しているのか気になって、入り口の張り紙を見た記憶がある。たしか品切れのような状態になっていたと思う。
Img_4725
途中、ビルのガラスが酷く割れてしまったところなどもあったが、この先、当日は写真を撮っていない。歩くのに夢中だったのと、昼間つながらなかった会社の子(当日休暇だった)から電話が来て、歩きながらずっと話していたのだ。話し始めるとお互い、話すのを止めることができなくなってしまった。最後は携帯の電池が切れてしまい、会話を中断せざるを得なかった。
公園のようなところで、歩き疲れた父を休ませながら話していた。
P3070010
その頃使っていた携帯。前日の夜、スマホを買おうかと量販店に行き、話を聞いたのだが、説明がややこしそうだったのであきらめて帰ってきた。地震の直後、オフィスの電話も使ったが、家族や休暇中の会社の子などには、この携帯から何度もかけていた。この頃電話の電池は2日に1回くらい充電すればよかった。もし前日にスマホにしていたら、もっとはやく通話できなくなっていただろうし、使い方がわからずに往生していたに違いない。

街を歩いていると、今日は幸いにもごく普通の1日であったようで、人々は声高に同僚となにやら話しながら、飲み屋の扉を開け、若いサラリーマンはオフィスの扉を施錠してほっとした顔をし、白いコートを着た女性はあくびをしながらコンビニの前で、旦那の買い物を待っている。
とりあえずは、このつかの間の幸せを噛みしめたい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

波高し

2013年03月11日 | まち歩き

寒いのは本当に苦手だが、あんまり急に暖かくなるのも困る。地球の温度調整機能が壊れてしまったかのようだ。
P3100123
風の強い一日だった。
P3100100
波は高く、歩道をぬらしていた。砂が飛ぶので、ちょっと歩きにくい。
P3100052
空がかすんでいる。水平線が溶け込んではっきりしない。
P3100054
春霞、というより、黄砂か何かの影響なのだろう。
P3100059
桜のように見えるが・・?普通の桜よりも濃いピンクで、紅梅ほど濃くもない。満開だった。
P3100065
この時間までは初夏のような暑さだった。なので、この歌っている人も別に寒いのを無理しているわけではない。
P3100081
この辺に来るとどうしてもとんびが気になる。強い向かい風のなか、上手に羽根をうごかしてホバリングしている。
P3100085
時々さあっと、低空飛行してくる。今日持ってきたカメラ(E-PL1)はとっさの動きに弱く、あまり上手に撮れなかった。
P3100132
日の暮れるのが早いところが、やはり3月だ。
P3100115
こどもたちは波に素足をひたしている。
この後、電車に乗っているうちに風向きが変わり、急に寒くなった。車内の人たちは皆、服のボタンをかけ直しながら、外に出て行った。
P3100147
おまけ。この駅を使っている人たちは、毎日これを見ているんだろうな。改札の中にはドラミちゃんもいた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする