12個のマスに5個づつの文字が入っていますが、このうち二つのマスが同じ文字の組み合わせです。
同じ文字の組み合わせとなっているのはどれかという問題ですが、どのようにして見つけたらよいでしょうか、
もっとも素朴なやり方は1番と同じ組み合わせのものを2番目以降から探していき、見つからなかったら二番のますと同じものを探していく。
さらに、見つからなかったら3番のますと同じものを4番目以降から探していくということを繰り返していきます。
このやり方だと、運がよければ1番と2番が同じで1回の比較だけで答えが出ます。
しかし運が悪ければ11番と12番が答えでこの場合は66回目の比較ですから大変骨が折れます。
文字の組み合わせが分かっていて、同じものを12個のマスから探すというのであれば、最大でも12回の比較ですむのですが、この場合は分かっていないので単純な方法では比較回数が多くなりすぎ、手間がかかる上に間違えやすくなります。
一つの確実な方法は、文字を降順に並べ替えて別紙に書いていく方法です。
たとえば1番は(FHMVX)、2番は(BFMVX)、3番は(BHMVX)などとなりますから、全部このように書いていく途中で同じものがあることに気がつくかもしれません。
降順に書いた場合は、組み合わせが同じというだけでなく、文字列が同じということになるので、同じかどうかの判定がしやすいからです。
途中で気がつかなくとも、全部書き出せば同じ文字列があるのですから、そこでもう一度見渡せばたいていどれとどれが同じか分かると思います。
それでも気がつかない場合は、書き出した文字列を降順に並べ替えれば、同じ組み合わせは隣り合うので分かります。
筆記具を使わないで見たままで解決するには次のような方法があります。
まず1番の文字のFに注目してみるとFを含まないマスは3,8,9ですがこの中には同じ組み合わせのものが二つはありません。
ということは同じ組み合わせを持つマスはFを含むということです。
つぎにHを含まないマスは2と5でこれらは同じ組み合わせではないので、答えはHを含むマスです。
つぎにMを含まないマスは7と12でこれらは同じ組み合わせでないのでないので答えはMを含むマスです。
つぎにXを含まないマスは4,5,11ですがこの時点で4と5が同じく見合わせであることが分かります。
この方法は答えでないものを排除していくのですが、特定の文字が含まれていないマスが瞬間的に分かることが前提になっています。
たとえばFという文字を含まないマスは、一つづつ見ていくのでなく、視野を広げて全体を見れば即座に分かります。
最初の方法は一つ一つのマスについて文字の配列を降順にして、系統立ててから探すデジタル的な方法で、極端に言えば視野は必要ありません。
どちらがよいというのではありませんが、後のほうが面白みはあります。
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