先ほどの続きです
写真撮影に夢中になりすぎ
ようやく 席に落ち着きました
カウンターには カブキさん70歳のお祝いのウイスキーが飾ってあります
カブキさん 去年の9月で70歳になったんだぁ
お元気ですよね
口取りが出てきて ようやく落ち着いて飲めそうです
お品書きも プロレスにちなんだ料理名が多くありますね
アブドーラ・ザ・ブッタ串 (アブドーラ・ザ・ブッチャー)
阿修羅ハラミ串 (阿修羅原)
アッジーフレアー (リック・フレアー)
ドリーテリー焼き (ドリー&テリー ファンク)
よく考えたもんです
とりあえず 煮込みとお奨めの白おでんをオーダー
煮込み(どて)は ミソが独特で
愛知には無い 味付けでした
白おでん 美味しかったです
ゆず胡椒が良く合いました
食べやすいように はんぺんや大根にも切れ込みが入れてあるのが
お客様への気配り利いていますね
ひとり酒でしたが 東洋の神秘カブキさんを見ながらのお酒なので
全然気になりません
あと奥さんと隣の常連客とお話している情報がまた通(つう)情報で
「馬場さんの追悼20周年の両国興行も誘われたんだけど
本人『行かない』って 断っちゃったんですよぉ
両国だったらTシャツいっぱい売れたのにぃ」
とか
「今度、西口プロレスの名誉顧問を依頼されてるんですよぉ」
とか
プロレスファンにとっては たまらない裏情報ですね
そんな声が お酒の最高のツマミです
この日は、ワタシと先客2名と
あとから来る団体(と言っても5-6名だと思いますが)で満席
なので、
あとから入店しようとしたお客さんや
電話での空席確認のお客さんに
何件も 結構 お断りされていました
人気店なんですね
30分ほど お酒と料理で
この幸せな空間を満喫していたら
予約客が まず2名入ってこられました
お店全体の雰囲気を 撮ってみたときのこと
ん???
奥に見える 頭の薄いひと どっかで見たことあるぞ
よく見たら、全日本プロレスのレフェリーで有名な
和田京平さんだぁ
わ、わ、わ
意外なお客さんに ビックリ
得した気分です
そうかぁ
カブキさんだけでなく、和田京平さんも見ながらのお酒かぁ
こりゃ たまんねぇわ
カブキの奥さんと 和田京平さんとで
「この前の東スポ プロレス大賞 行かれました?」
「行ってないよ だって 呼ばれて無いもん」
「え~ 和田さんが呼ばれないことなんてあるんですかぁ」
そんな会話が聞こえながらの中で 飲むお酒
プロレスファンにとっては最高です
そんなこんなしてたら、連れの方がみえました
団体客は 時間差で来店されるようです
連れの方は ニット帽かぶってメガネを掛けてますね
業界の方なんでしょうか?
む? む? む?
ニット帽かぶってるヒト よ~く見たら
プロレスラー 越中詩郎 じゃんかよぉ
越中詩郎と言えば、キャッチフレーズが 「 ど演歌ファイター 」
演歌を歌うということではなく
戦いぶりが 演歌くさくて人間味あふれる という意味です
たぶん
得意技は ヒップアタック
「 やってやるって 」のフレーズは
ケンドーコバヤシのモノマネでも 有名ですね
頭の中には 越中の入場テーマ曲「SAMURAI」の
でー でー でー でー でーーーー でーーーーーー
が流れます
「こっしなか こっしなか こっしなか」
心の中で 越中コールのひとり大合唱
店内えらいことになってきました
ドキドキが止まりません
そうかぁ 団体の予約客は
和田京平さんや 越中詩郎だったんだぁ
とんでもない日に入店できたなぁ
超ラッキー と思いながら
ますます お酒が進みます
最後に遅れて入ってきたのは
あきらかに 体格が素人じゃないとわかる35前後の男の人と
奥さんとコドモらしきひとが入店
プロレスラーだろうけど ダレだろう? と思いながら
お店の奥さんに聞いたら 「潮崎さんです」って
どっひゃぁ~~
潮崎さんといえば、 現役バリバリの 潮崎豪 選手
てことは、10人に満たない店内には
「東洋の神秘」 ザ・グレート・カブキさん
「ど演歌ファイター」 越中詩郎さん
「豪腕」 潮崎豪 さん
「全日本プロレスの名レフェリー」 和田京平さん
4人のプロレス関係者がいます
ますます とんでもないことになりました
カブキさんを見ながらお酒が飲めればいいな 位の期待だったのに
ここまでは予想していませんでした
しかも 20時を過ぎたころから
店内のBGMがプロレスミュージックに変わりました
全日本プロレスのテーマ (ジャイアント馬場入場曲)
スカイハイ (ミル・マスカラス入場曲)
吹けよ風!呼べよ嵐 (アブドーラ・ザ・ブッチャー入場曲)
ライディーン (リッキー・スティムボード入場曲)
チャイニーズカンフー(ジャンボ鶴田入場曲)
スピニング・トーホールド(ザ・ファンクス入場曲)
カブキさんのお店で
偶然とはいえ 越中さん・潮崎さん・和田京平さんを見ながら
プロレスミュージックを聴きながら
お酒を嗜(たしな)む
これ以上の贅沢な時間があるでしょうか
東京見聞録の中でも
一、二を争う 至極の時間です
やっべぇ 帰りたくねぇよ~
アンチョビポテト
これ かなり美味しかった
納豆オムレツ
ボリューム満点です
毒霧ハイボールが 赤と緑があったので
一杯ずつ 飲みました
スゴイ色だね
でも 味は普通ですよ
漏れ聞こえてくる会話も
越中さんも お酒が進んできたからか
「〇〇だってぇ」 って言ってるような気がします
幸せな時間は長くは続かず
最終新幹線の時間もあり、
9時くらいにお店を出ようとしたら
奥さんとカブキさんが気を使ってくれて
「記念写真撮っていかれますか?」って聞いてくれました
ええ、ぜひ ってことで
カブキさんと記念写真撮って帰ろうとしたら
カブキさんと奥さんが
「一人ひとりと写真撮りますか? 全員で撮りますか?」って
えっ えっ えっ
全員で??
いいんですか?
カブキさんはともかく
越中さん・和田さん・潮崎さんはプライベートなので 申し訳ないなと思ってたら
「いいよ、撮ろうよ撮ろうよ」って みなさんこころよく応じてくれました
ってことで・・・
潮崎豪さん(後列左)、越中詩郎さん(後列中央)
和田京平さん(前列中央)、ザ・グレートカブキさん(前列右)
もういっちょ
プロレスファンにとって
この写真
ありえないって
絶対ありえないって
店を出るときに
越中さんが
お年を召したお連れの方(日本人)を 指差して
「このひと デストロイヤー 本当に デストロイヤー
覆面脱いでるから わかんないでしょ 」
って真顔で言うもんだから
スゴイもの見ちゃったと思ったけど
あとでググってみたら デストロイヤーさんは
正真正銘の外国人でした
最後は、真顔の越中ジョークで 見送られました
あ~ 幸せだったなぁ