さて、池井戸潤さんの今回の作品は
じゃ~ん!
「空飛ぶタイヤ」です
うひょ~
これ読みたかったんだよねぇ
図書館でいつも貸し出しばっかだったのが
今回運良く借りれました
つい先月、長瀬智也主役で映画化されましたよね
まだ見てないけど・・・
2009年9月の作品ですが
現在累計180万部を超えています
背表紙コメント
走行中のトレーラーのタイヤが外れて
歩行者の母子を直撃した。
ホープ自動車が出した
「運送会社の整備不良」の結論に
納得できない運送会社社長の赤松徳郎。
真相を追求する赤松の前を塞ぐ大企業の論理。
家族も周囲から孤立し、会社の経営も危機的状況下、
絶望しかけた赤松に記者・榎本が驚愕の事実をもたらす。
さて、作品のなかでのリコール隠しのモデルとなったホープ自動車は、
2000年、2004年と二度にわたって
悪質なリコール隠しをした
三菱自動車のハナシそのものです
池井戸さんの作品を
全て読んだわけではないので
何とも言えませんが
かなりの秀逸な作品です
とことん「悪」に染まった体質のホープ自動車
事故の加害者でありながら、ある意味被害者である赤松運送
半沢直樹もそうだけど
「悪」が悪であればあるほど
最後の大逆転の爽快さが際立って
作品が引き立つんだよね
ホープ自動車の狩野、三浦
サブストーリーで、PTA副会長の片山(女性)
めちゃめちゃ居丈高で
どうしようもないくらい考え方がダメなキャラに
とことん追い込まれた主人公赤松が
最後の最後に大逆転する
気持ちいいくらいスカッとする結末です
序盤からググッと引き込まれて
あっという間に読み終えました
いや~、スッキリした