寒いわけだ

通りで寒いと思ってたらこんな気温
思わず服を一枚追加しちゃった
これから冬が来るんだねぇ　あまり寒くなきゃいいけど

海を眺める

ちょうど聞きたいラジオもあるんだ　こんな海を眺めながらさ
冷たい風と薄っぺらな雲の先に月が昇ってきたよ
だけど釣りに行ってたとか釣れなかったとか　そんなことは問題じゃない

ここはあの日のまま

あの日のままに酒を飲み　あの日のままにこの景色を眺める
変わらない仲間たちは　やっぱり変わっていなくて
雲が溶けて消えて行く　暑くて冷たい秋の光の下で

酒

懐かしい仲間 終わらない話
変わらない仲間 変わらない話
いつもの仲間 いつまでも変わらない仲間

氷の国

なぜだかこの冷凍庫は氷の結晶が育っていく
規則正しく　かと言って同じものはない
誰に言われたわけでもない　氷が選ぶ自らの形

いい夜だ

小さな小さな雨の降る夜
暗い暗い夜の中に　光る文明の明かり
人は明かりを手に入れて　夜の闇を忘れようとしているらしい
ただ本当の夜を見るのは　少し怖い

秋晴れ

秋晴れの空暑いくらいの日向
虫たちが蜜を求めて集まってくる
チャバネセセリは一休み　お腹いっぱいかな？

いつもの道

気がつけば夜になっていく
しとしとと降っていた雨は　いつの間にか止んでいた
濡れた地面と湿った空気　青になればまた走りだす日常

つるべ落とし

秋の日はつるべ落としとはよく言ったもので
明るかった空は　急に夜の色へと変わる
見上げた空には月がひとつ　雲に隠れながらぽっかりと浮かんでおりました

モノクロの風景

いつもの景色をモノクロで撮った今日の日
古ぼけた写真の束が　押入の奥から出てきた
過ぎ去った時間をそこに留める　生活と場所が人間と時間がそのままに残っていた
一枚一枚丁寧に撮っていた時代　モノクロの写真はそれはそれは鮮やかで
デジタルで撮るこんな写真が　なんだか恥ずかしく見えた