久遠の絃

-くおんのいと-
since 2003/9/1
キレイな写真なんていらない。もっと本当の姿が見たい

ついった

いろいろ

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今は遠き

2008年10月21日 23時03分13秒 | 久遠
今では遠い記憶の中に ここで動いていた重機を思う
いつの間にか動かなくなり いつの間にか無くなってしまった
削られた山がそのままに 時の流れに草を生やして
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また空だ

2008年10月20日 23時34分36秒 | 久遠
また同じタイトルで 同じ言葉をつむごうとしている
そんな気がする月曜の空
風に吹かれた雲が ゆっくりとその形を変えて
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秋晴れ

2008年10月19日 22時29分43秒 | 久遠
ピンと張った空気の中を 生の日差しが差し込む
だんだんと澄んでいく風に まだ名残を惜しむ夏の気配
ただ日陰の冷たさと 手のひらを返して夜に向かう日々の始まり
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ボイラ

2008年10月18日 22時49分29秒 | 久遠
見慣れた景色も切り取ると少し不思議
火が入っていくボイラーに うなる機械の音
始まりを告げる音が 低く流れ始めて
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おかあさん

2008年10月17日 23時43分03秒 | 久遠
大きなおなかを抱えながら西へ東へ
お母さんは大変です
でも見あたらないお父さんは どこへ・・・・・・
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そんなわけで

2008年10月17日 00時35分25秒 | 雑記
某熊野古道センターに三重県立美術館が移動展示をしていたので見に行ってきました。

まぁ、あんなところに来てしまったと言うことで期待はしていなかったんですが、期待を裏切らない寂しさがありました。
まず時間帯が悪く隣から熊野古道などのビデオが大音量で流れてきます。
静かに見るもなにもあったもんじゃない。
美術館はあのピンと張りつめたような軟らかな空気じゃないといけないんです。そこだけ空間が違うくらいでちょうどいいんです。
んでついでにおばちゃん達が話しながら入ってくるのです。
あーだこーだ言いながら見てるんですが、声がでかいです。子供でも静かに見てるんだから、もう少し小声でしゃべってみてほしいものです。
なんかもういっしょくたになって第一展示室を後にします。(このあたりでかなりのがっかり感です)
”つまらん展示だなぁ”
とか想いながら第二展示室へ向かう途中、件の池?に出会います。これ自体がなにを意味するのかはわかりませんが、真四角に縁取られまるで額縁のような形で中には水がたまり、ドロだかコケだかわからないものが沈んでそこを子供が歩いたようで足跡まで付いている丁寧さ(笑
”あぁ、なんかこっちの方が絵画っぽいや”
と思ったのは気のせいではないかも知れません。

んで、第二展示室へ。
静かだ。やっぱり美術館はこうでないと。入り口正面に大きなふすま絵があったんですが、あえて目線を反らし端から見ていくことにする。
ふうん。と言う形で見てたんですが、ぱっと向き直った瞬間、鳥獣戯画のウサギのようなものが見えました。それは力強く思わず足が止まってしまうほど。
これはとんでもないものを見てしまった。そう思わずにはいられないほどの衝撃です。
なんというか絵のパワーというのでしょうか、あふれ出さんばかりにぼくの足を止めてしまいどうやっても動くことが出来ません。
まぁ、途中またおばちゃん達が入ってきてわさわさしゃべって知り合いなのか学芸員のおばちゃんとしばらくしゃべって出て行きました。それにしてもタイミングの悪いことですね。
その後しばらく鑑賞。でも少し寂しいことに見る角度を変えるとガラスに出入り口の明かりが映り込み四角く反射して見えずらいんです。いろんな角度から見たいのに、これはとてつもなく寂しいです。
ちなみに先に見た掛け軸はライトが上から照らしていたのですが、ちかづいて見ようとすると頭の影が掛け軸に映り込んでしまう情けなさ。
がっかりばっかりです。

さて先の鳥獣戯画のウサギですがよくみるとウサギでないような気がします。ちなみにふすま絵となっており4枚で1セットの大作です。
題を見てみると「松に孔雀図」とのこと。どうやら松をウサギと間違ってたようです。しかしながらその松の重さ、エネルギー。どこをとってもすばらしい。
http://www.city.owase.lg.jp/contents_detail.php?frmId=1953
写真からでも十分伝わってくるものがあるかと思いますが、さすがに本物は度肝を抜かれます。

しかし、日本人には空間を楽しむ余裕があるんですね。
左上がまるまる空いた構図になっていますが、それがまた気持ちいい。
日本人的とでも言うんでしょうか。無いものを表現するというんでしょうか。松の力強さをやんわりと包み込む空間がすばらしいです。


というわけで終わりよければすべてよしとでも言うんでしょうか。曾我蕭白の「松に孔雀図」がみれたことでこの展示会の評価が上がりました。
これがなければがっかりしながら帰っていったところです。ちなみに本当にがっかりした場合、肩が落ちて少し前のめりに歩いています(笑
いやぁ、本当によかったです。幸せになるほどいい絵を見させていただきました。
今月の19日までなのがすこし残念です。(9月くらいからやってたんだけどねぇ)
まぁ、三重県立美術館が耐震工事から復旧すればまた見られるような気がしないでもないですが、ものすこくよかったのでここにこうやって報告です。

いやぁ、たまには絵を見に行くのもいいですね
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絵画

2008年10月16日 23時56分33秒 | 久遠
下手に絵画を見せられるより ひょっこりと現れたこんな絵の方が楽しい
いつもは見られぬものを見るも 少し場が悪い
ただ故意も想いもなく 思わず自然だけが作る芸術にみとれ

撮影:熊野古道センター
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あきほたる

2008年10月15日 22時38分47秒 | 久遠
秋を飛ぶ蛍の名前を持つ蛾
赤い頭と ぱたぱたと飛ぶ姿が実に面白い
季節を越えて また今年も飛び始め

撮影:ホタルガ
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雨だれ

2008年10月14日 23時40分36秒 | 久遠
いつからかここに雨だれが出来ている
そんな漏れ出すところなんて知らないのに
補修と整備 知らぬところで知らぬことが起きる日常
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降り立つ

2008年10月13日 23時59分59秒 | 久遠
空から舞い降りてくる火の女神
やさしい音楽と 軟らかな踊りの中で
すうっと降り立つ 静かな龍のごとく
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