久遠の絃

-くおんのいと-
since 2003/9/1
キレイな写真なんていらない。もっと本当の姿が見たい

ついった

いろいろ

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空には

2007年12月06日 23時24分26秒 | 久遠
空には無数の風の道が見える
通り抜けていった飛行機たちの道
目の前に道はなくとも 振り返れば確かな道が
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あまりにも

2007年12月05日 23時07分17秒 | 久遠
あまりにも空が高くて冷たくて
浮かぶ雲は軽やかに流れる
季節はぼくらの知らないところで変わっていくようで
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なんだか

2007年12月04日 23時07分10秒 | 久遠
いつもの昼下がりのはずなのに なんだか夕方のような
とてつもなく冷たい風が吹き抜けて 今にも暮れていきそうで
まだ高い日も すっと雲の中に隠れて
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あざみ

2007年12月03日 23時28分57秒 | 久遠
薄紫に咲くあざみ
雨上がり 光指す場所で
まわりの緑に それだけ光るように
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雪が降る

2007年12月02日 23時35分45秒 | ことばのうみ
 手の中からこぼれていく雪のかけらを集める。
 はらはらと落ちる雪は、なによりも白く息を吐くごとに白くけむる。
 街の色は冬のさむさに凛としずまり、重苦しい雲が街をながめている。みぞれまじりの雨はやがて雪へと変わり、まだ雨の色。
 何もすることがなくて、コタツに入りながらそんな空をながめている。ベランダの手すりに降ってはとける雪たちが少しだけ切ない。
 音もなく舞い落ちる白いものは、いつのまにかその量を増して、空の形を知ることもなく。
 窓から顔を出し、そっと降り始めた空をながめてみる。
 雪が降ってくるのか、私が空に吸い込まれていくのか。
 しだいにつもっていく白くてつめたいもの。見るほどに街の形を変えて音もなく。
 そんな空をコタツにしみるしもやけを感じながら見ていた。
 雪はまだ降り出したばかりで


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鈴生り

2007年12月02日 23時23分30秒 | 久遠
鈴生りに咲いた小さな花たち
不思議な香りに やっと花を見つけて
いつのまにかこんな季節に 今年もあと一ヶ月

撮影:ハマヒサカキ
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冬ごもり

2007年12月01日 23時39分24秒 | 久遠
また季節がめぐり こぶしの木がつぼみを付ける
いつものようにあたたかな毛に覆われて じっと春を待つ
あの大きな花は こんなにも小さなつぼみから生まれ

撮影:辛夷(こぶし)
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