久遠の絃

-くおんのいと-
since 2003/9/1
キレイな写真なんていらない。もっと本当の姿が見たい

アメリ

2005年02月04日 22時42分13秒 | 雑記
BSで放送されてたのでなんと無しに見てたわけですが・・・・・・ 良いですね。
わりと好き嫌いがありそうな絵ではあるんですが楽しい映画でした。

出てくる人間はみんな妙な人たちばかりなんですが、その人物達の撮り方というか場面であり画面の切り取り方が心地良いですね。あとアメリのいたずらにことごとく華麗に(笑)引っかかるおじさまが良い味出してますな。

あとは小細工というか「作戦」ですね。
一番好きなシーンとしてはアルバムを返すシーンでしょうか。矢印をたどって坂というか丘?を上がっていくシーン。銅像の指さすところで完璧なタイミングで出てくる子供。
間の取り方、言い換えればタイミングではあるんですが随所に「良い間」が入ってましたね。

他といえば映像の暖かみも捨てられませんね。少し赤みがかってほんわかした色になってるわけですが、その色が映えるのも役者陣の個性があってのものなのかもしれません。
街並みや証明写真機なんかもあるべき場所に収まってるというか、シーンと場所の撮り分けが出来てるというか、とにかく良い映画なんですね(謎


どちらかと言えばスパイシーな味付けになってますね。小技が効いてたり小細工(笑)の間がよかったり、なにより人を幸せにするいたずらなんてものもあるんで安心してほっと出来ますね。

とはいえスパイシーなストーリーの上に濃い役者陣が乗ってるわけですが、映像の綺麗さや動きの華麗さ、役者の切り取り方や人物の見せ方なんかがうまく折り合わさって良い味を出してますね。


久しぶりにいい映画に出会いました。


追記。
途中、人形が旅をしているシーンがありましたが、あれはアメリカで実際にあったお話です。
老夫婦が庭に飾っていたカエルの置物があったんですが、それが突然姿を消しました。老夫婦にとってそれは大切なもので、しょんぼりと生活をすること一ヶ月くらいでしょうか? 突然老夫婦にカエルの置物から写真が届けられたというお話。その後カエルは世界中を飛び回りいろんな場所から写真を送り続け、ある日何事もなかったかのように帰ってきたそうです。
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