久遠の絃

-くおんのいと-
since 2003/9/1
キレイな写真なんていらない。もっと本当の姿が見たい

そんなわけで2

2011年04月06日 23時41分57秒 | 雑記
と、そんなかんじで見様見真似でブースを作ってると開場の時間になる。
玄関からわらわらと人が入ってくる。
ドキドキしながら待ってみるも、特に足をとめる人もなく・・・ と思ってると二人のおねいさんが立ち止まりポストカードを眺めている。”これください!”ってな感じで本二冊とポストカードを買っていってくれた。
財布からお金が出てくるときは”まさか、こんな本でいいの?”って思っちゃったのは秘密です。
空の写真を気に入ってくれたみたいです。

スタートダッシュを決められていい気になってみたけれど、そっからが長かったような気がします。
流れが一段落したようなのでふらふらとブースを見てまわる。
そういえば写真本ってうちくらいなのかなぁとふと思う。電車本なんかは時々見たけど、写真詩とかその辺のジャンルは特に見かけなかった気がします。
カテゴリにも写真って言うのは特に無いし、”良かったんかな?”と思ったり思わなかったり。

で、そんな中タバコを吸いに喫煙所に行ったとき、ふとオオミズアオだとかアサギマダラだとかそんな話が聞こえてきました。
なんだか聞き覚えのある言葉。他に写真を出してるところなんて無かったなぁと思ってると、やっぱりうちの本のことでした。
何だる偶然。こっそり声でもかけようかと聞き耳を立ててると、”あのページなんであさぎまだらって書いてあったんだか、どう見てもスズメが系なのにねぇ”とか。
びっくりしてブースに戻り確認すると、2009年版に誤植発見…orz

まぁ、風の噂にきこえてくるんならそれだけ印象にも残ったんだろうし、誤植は別として読んでもらってたんだなぁと思いつつもやっぱり凹む。

ブースでじっと来る人に視線を送るのも億劫なのでふらふらと二階ヘ。
二階に行くとやたらと華やいでる。いや、そう見えただけかもしれない。基本的に絵描きさんカテゴリが集まってるようで、イラストや漫画関係が充実してました。
閉場までずっと物色して対気分になりましたが、何冊かの本を買ってブースに戻ります。

そんなときに後輩でもあり先輩でもあるシャァの人が現れたり、動物写真を買っていってくれた人とか、”図書館見て来ました!!”って言って買ってってくれたお兄さんがいたり、なんだか気になる、とっても気になる… よっしゃ買っちゃえ! っていうおねいさんがいたり。

なんだかんだでいろんな人に買ってもらいました。
皆様ありがとうございました。

実は前にも一回だけ京都の小さなイベントに出たことがあります。
その時は右も左もお金の重みも知らず”うん売れた”とかそんな感じにしかわからなかったんですが、仕事を始めて経営だとか清算なんかを横目で見ていると、お金をもらうということが大変なことなんだと痛感しました。
お金お金と言ってますが、人の財布から出てくるお金はその人が働いて作ったお金なわけですね、当たり前ですけど。それが僕の手元にあるなんてある意味信じられません。
売れるとか売れないとかじゃなくて、気に入って買ってもらってるといううれしさに思わず心のなかで小躍りしてた次第です。


買っていただいた皆様、ならびに足を止めてくださった皆様本当にありがとうございました。
また来年も出てみたくなりました。次は久遠の他に蛾の本とか空の本とかも出せればいいなぁと思います。
このブログは毎日更新されております。その日撮れた写真にその日の言葉。続けていくことを目標にしたぬるいブログではありますが、時々思い出したときにでも見てやってください。

うみのこきょう。

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