『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

♪ブラジリアンギターデュオ『FUGA』ライブ

2018年03月29日 | Weblog

東京は、3月だと言うのに初夏の陽気。
今日はサッカーに出かけようと思ったけれど、夕方からライブへ行く予定があって
車で出かける訳に行かないので、断念。

面倒くさいから仕事を休むっていう選択肢もあったのだけれど、
今は4月から試行する工数管理の帳票をエクセルで作って、
テストしているので、少しでも不具合を検証しておかないとならないから
いつも通り午後から仕事へ出かけてきた。

さて、今日のライブは僕のお気に入りブラジリアンギターデュオ『FUGA』。

去年の8月下旬以来のライブ。
小畑和彦師匠と竹中俊二巨匠のコンビは、とにかく凄い。

このお二人に出会ったのは、このコンビを組んだばかりの12年前。
劇団の音楽担当をされている大塚あやこ先生のバンド『プリズミクス』の
ギタリストで参加していた俊ちゃんが気になって、
俊ちゃんのライブに行くようになってから直ぐだったかなぁ?

その当時は、二人ともスチール弦のギターを弾いていて
それでスチール弦のギターの音に目覚めちゃった感じ。
それまでOvationのギターには、全く興味が無かったのだけれど、
小畑さんが弾くOvaitionの音を聞いて、こんな音が出るんだと、
その後に師匠とおなじ機種の

OvationのELITEスーパーシャロウボディ1868を購入。
俊ちゃんが弾いていたYAMAHA AEX-500も

大阪の楽器屋さんで見つけ購入したりで、とにかくこの二人の魅力に取りつかれた。

振り返ってみれば、この二人を見てから僕は先ほど出た2台の他にも
師匠と同じマルチネスのエレガットMSCC-14RS

を購入したり、俊ちゃんが使っていた

Fender Telecousticを手に入れたり。
でも、結局気が付いたことは、ギターが同じでも腕も音も違うと言う事。
それ以来、僕は『ギター弾き』を名乗るのを止めて『ギター聴き』と
自分の事を言うようになった。

で、今日のライブ。
今日は二人ともナイロン弦のギター。
師匠は僕と同じMSCC-14RS、俊ちゃんはオリジナルの竹中俊二モデル。

僕は『ギター聴き』を名乗る立場から、過去にも演奏したことがある曲や、
初めての楽曲をスチール弦の時と、ナイロン弦の時の弾き方や
フレーズ、音の違いに気をつけて聞いていた。

結論は『どっちも良い』と言うより『全然違う』。
その違いは、まず弦の違いからくる『サスティーン』の違い。
『サスティーン』って一言で言うと『余韻』みたいなもの。
これは弦を弾く時のアタックや、弦そのものの持つ減衰振動、
ギターのボディー形状による反響、奏者の指の使い方などで
変わるんだけれど、単体では殆ど音が出ないエレキギターに比べると
アコースティックギターは、そう言った特徴が解りやすい。

使う楽器によってサスティーンの感じが違うから、同じ曲でも
お二人のフレーズが、いつもと少しずつ違って居る。
CDだと同じものしか聞けないけれど、ライブでは逆に同じものは2度と聴けない。
これが、いわゆるライブの醍醐味ですね。

今日のライブは、いつも通り満足して帰ってきました。
一緒に行った友人は、目の前で弾く生演奏を聴くのが初めてで、
目を瞑って聞いていると、
『自分のためだけに弾いてくれているようだ』と、何とも幸せな時間だったようです。

こういった上質の演奏も10~20人程度のお客さんで、店は一杯だし、
しかもライブチャージが一人3000円程度だと言うから驚きです。
武道館や体育館のフロアーで高い金を払って、音楽を聴く金が有っても
こういったライブを聴くお金も時間も無いのでしょうかねぇ?
日本には、本当の音楽文化なんて育たないなぁってつくづく思う。

コメント
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