『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

『男気』

2013年03月07日 | Weblog

大震災から2年。
このところ、テレビをはじめとするマスコミが
震災直後に生き残る事に必死だった人たちと
その支援に走った男達の話のドキュメンタリーが
放送されていた。

道路が寸断され、陸の孤島となった牡鹿半島。
漁師仲間を数人失い、食料もギリギリの中で
数日間生き残るために動いた漁労長。

遠く静岡の焼津から、支援物資を満載して
海上からアプローチした漁業関係者。

この支援に乗り出した男は、かつて自分の祖父が
伊勢湾台風で壊滅的な被害を受けた時に、
九州の漁師たちから支援を受けて生き延びたことを、
孫の代まで伝えていたことから始まる。

その恩義を、忘れないで『今度は俺達の番』とばかりに
危険を顧みずに行動した焼津の漁師達。

牡鹿半島に到着した時に、瓦礫が行く手を塞ぐような
危険な状態になったにも関わらず、できる限りの場所に出向き
物資を配った労力と、勇気に感服した。

なおかつ、水産庁の船が瓦礫に行く手を阻まれると見るや
自らが持つ、特殊艇でピストン輸送して物資を届けたこと。

漁猟長が、水産庁の船の上で朝食を勧められても
『自分だけが食べる訳には行かない』と、やつれた身体で
とにかく支援物資を街の皆に届けることを優先したこと。

日本人は、こういった事を普通にやってしまうのだなぁ・・・
と、ちょっと感動した。
格好いいね。

焼津だけでなく、全国の漁師達が支援に馳せ参じた姿は
『男気』みたいな物を感じたのでした。
日本人は、やっぱり素晴らしい国民が沢山居るのだと
誇らしく思えたのでした。

コメント
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