肥薩おれんじ鉄道っていい感じ！

こんにちは
　
今回は、ちょっと目線を変えて列車の旅を楽しんでみて下さい。
鉄道の在来線、と聞くと「不便そう・・・」とか「車いすでは無理だろうな・・」というイメージかもしれません。
が、しかーし！肥薩おれんじ鉄道は違うんです！
　
おどろきの便利さをご紹介しますよ。　

今回は、あえて熊本駅から八代までもJRを利用してみました。
熊本、八代間はベンチ型のいすなので、車内は広々。乗り降りには簡易スロープを用意してもらわないといけませんが、乗ってしまえば、あとは安心して過ごせます。


さて、八代駅。
一度改札をでてから、肥薩おれんじ鉄道の八代駅に向かいました。すぐお隣に隣接しています。
スロープや手すり、点字ブロックとこまやかな配慮があり、むしろこちらの方が安心して乗れそうです。

　
今日は、特別に県の新幹線・並行在来線対策室の中山さんと肥薩おれんじ鉄道のアテンダント久保さん、赤星さん、上山さんにご一緒していただいて、ツアーを組んで案内していただきました。






肥薩おれんじ鉄道は土日祝日の午前中の「せんだい」から「やつしろ」までの往復１便に、アテンダントさんが乗って、沿線の名所などをガイドしてくれます。
今回は、デビューを控えた新人の赤星さん、上山さんと、先輩アテンダントの久保さんが案内をしてくださいました。

　
肥薩おれんじ鉄道は、車両がまだ６年目と新しく、車いすや高齢の方にもやさしい取り組みをされています。
ホームには手すりや点字ブロックが整備されていて、主要な駅には多目的トイレがありオストメイト対応便器も準備されています。


駅内はバリアフリーで、在来線ならではの、のんびりした雰囲気を残しながら、便利で安心な鉄道になっています。


　
なだらかなスロープを登って、ホームへ行くと、かわいい電車がお出迎え。
どの電車もかわいらしいです。

　

ホームから、電車への乗り込みはどの駅でもほとんど段差が無い状態になっています。ホームと電車のすきまも比較的せまいので、普段自走している車いすユーザーであれば、一人での乗り降りも十分可能です。







　
電車は後ろから乗って、前から降りる決まりになっています。
前にも、後ろにも車いすの専用スペースが設置されていて、手すりや緊急呼び出しボタンなど配慮のある設備が整えられています。
電車に乗った事のある方はわかると思いますが、車いすで電車やバスに乗ると、手すりがないと非常に不安定ですよね。
その点、この専用スペースは、窓も２方向にあるので景色も楽しいし、手すりにつかまっていれば車いすも安定して、安全な旅を楽しめます。


特に、前のスペースは、前方の窓と横の窓の両方の景色を楽しむ最高の場所。ここが一番の特等席ですよね。


　
一番みなさんに紹介したいのが、各車両に設備されているこの車いす対応トイレ！在来線のイメージとは程遠い、素晴らしい設備です。








余裕がある広さではありませんが、一般的な車いすであれば十分利用可能です。便器に正対して移乗出来る方なら安心して利用できますよ。


　
さて、設備の紹介はこれくらいにして、一番のお楽しみは、車窓からの景色。前方はどこまでも続くレール。レトロな雰囲気のトンネルなど、運転手さんと同じ風景を見ることが出来ます。「ひなぐおんせん」を過ぎると右手には美しい八代海の穏やかなブルーを存分に楽しめますよ。




注意するのは、ひとつ。

これは重要ですので、みなさん必ずお問い合わせください。
列車によっては２番ホームに停車することがあります。その場合電車から降りることは簡単にできますが、改札へ渡るには階段を登り降りする必要があります。
車いすユーザーが利用する場合、ご自身が降りる駅と電車の時刻を確認の上、改札があるホームへ停車するか確認しておいて下さい。時刻をずらせば利用可能になる場合がありますので、事前の準備が大切ですね。

実はこの日、ツアーということで、途中下車しながら様々な体験や観光を楽しみました。
もう少し追加の取材をしてから、みなさんに肥薩おれんじ鉄道で行く、水俣の旅をご紹介できますので、お楽しみに！
アテンダントさんたちのガイドが冴えわたる素敵なツアーでしたよ。
　
お出かけ日和の今の季節。いつもと違う、肥薩おれんじ鉄道の旅を楽しんでみませんか？
UDくまもとが自信を持っておススメする公共交通機関です。
　
　
　

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