つづいて、翌日行われた千人灯籠踊りのレポートです。
今回の駐車場は旅館細川さん。お祭りの期間中は一般駐車場として駐車場を開放されています。旅館細川さんは、僕らもとっても御世話になっている、UD、バリアフリーに積極的な旅館なんですよ。
ちなみにお祭り期間中は全ての駐車場が環境整備費として有料です。
取材とはいえ、暑いのなんの・・・・
みなさんはこんなに早く行かなくていいですからね(笑)
千人灯籠踊りは、山鹿小学校のグラウンドで行われます。今回の駐車場からはちょっと距離がありました。千人灯籠踊りを狙って見物を楽しむなら、すぐ近くの山鹿中学校グラウンドの駐車場がおススメ。昨日僕らが駐車した場所ですね。このように、町のあちこちに駐車場がありますから、何をメインに楽しむかに合わせて駐車場を選ぶのがコツのようです。
会場は準備も整い、静かにその時を待っています。お天気にも恵まれてお祭り日和。
会場は、大きな円形に作られています。有料の桟敷席と無料の一般スペースに分かれています。
有料の桟敷席にはスロープが作られていて、車いすのお客さんは最前列で見物できるようになっていますよ。
一般のスペースには椅子などはありません。地面に座って見物するか、外側の常設ベンチに座って見物するかになります。
一般のスペースでの見物はみなさん座りますから、車いすでも十分見える状態でしたので、時間に余裕があるのだったら、一般のスペースからの見物で十分です。
僕らは、写真の撮影がありますから、常設ベンチの一番上に回って場所取り。まだまだ早い時間なのに、場所取りの三脚がちらほら。まだまだ場所に余裕がありますが、時刻は午後2時すぎ。もし、いい写真が撮りたいのであれば、有料桟敷席の撮影スペースがベストポジションです。僕らも予算があれば、そちらが良かったのですが・・・・
さて、午後4時を過ぎると、一般スペースのベンチはほぼ満席。僕らのいる一番上は撮影に向いていることもあって、三脚が林立しています(笑)
みなさん好きですねえ・・・・
ベンチの一番上には、車いすのままでも回り込んで入れます。全体を眺めるにはいい場所ですよ。ただし、三脚に囲まれますが(笑)
そろそろ日が暮れてきて、イベントがスタートです。
午後6時30分。
ご覧の通り、ベンチは人で埋まりますが、椅子のない前方のスペースはまだまだ広く開いています。車いすで見物するにはこちらもいいですよ。ここなら前の方で見れますし、なにより場所取りが要りません。
太鼓の演奏や子どもたちの踊りの披露などのあと、いよいよ千人灯籠踊りが始まります。
和紙の細工で作られた金灯籠を頭に乗せた浴衣姿の女性が、優雅に舞う幻想的な踊りです。千人がそろうとさすがに圧倒されます。
提灯と灯籠の灯りがゆらゆらとゆらめき、よへほ節のゆったりとした流れに乗って、ゆっくりと円を描くように踊ります。
しばらくの間、息をひそめて見入ってしまいました。
九州でも有名なお祭りですが、是非全国のみなさんに見てもらいたいイベントです。このしっとりとした幻想的な雰囲気は、実際に見ないと伝わらないでしょう。
ライティングが変わるので、雰囲気もずいぶん変わります。
ブルーが強いライトのときは幻想的に。明るいライティングになると踊りの動きがはっきり分かって躍動感が出てきます。
中央の櫓で踊る事が出来るのは保存会の皆さんの中でも、選ばれた踊り手さんだけ。あこがれの舞台だそうです。
さすがに、踊りのキレが違います。
しばらくじっくり見ていると、「うまいなあ・・・」というのが、はっきりわかるようになりますね。
さて、うっとりするような時間もおしまい。
ですが、灯籠祭りはまだまだお楽しみが残っています。それが「上がり灯籠」です。
お祭り期間中に、街中のあちこちに飾ってある「飾り灯籠」を、地元の大宮神社に奉納する神事です。
街中の飾り灯籠が、午後十時に合わせて男衆に担がれ、「はーい灯籠!」の掛け声とともに、神社に集まってきます。
灯りが燈された灯籠の美しさは格別です。これが全部和紙で作られているんですから驚きですよね!
ここから、神社の境内へ石段を登って奉納されます。神輿が倒れないよう、みんなで力を合わせて上ります。
神社で神事が執り行われ、奉納されます。
グッと場が引き締まって、おごそかな雰囲気に包まれる瞬間です。
男衆は、この神事がおわると、「なおらいの儀」という宴会です。これも地元の方々の楽しみのようですね。
灯籠祭りは夜明かし祭り、と言われていますが、深夜までにぎわいが続きます。
お祭り広場での夜店のにぎわいとは対照的に、伝統行事としてのおごそかな雰囲気も残されていて、2日間を通して楽しめるお祭りです。
千人灯籠踊りの会場には仮設トイレがあり、車いす対応の仮設トイレも設置されていますから、時間をゆっくり楽しめます。
全体の印象として、ベビーカーや車いすにも配慮があり、とても過ごしやすいお祭りだと感じました。
実際に、車いすユーザーもよく見かけましたし、お年寄りやベビーカーも多く、みんなお祭りを楽しんでいました。
トイレに困る事はまずないでしょう。
気をつけるのは、駐車場を目的に合わせて選ぶこと。街全体がお祭り会場のような状態ですので、それぞれの会場まで距離があることがありますから、しっかり吟味してください。
花火大会は、混雑を覚悟して、花火大会編でご紹介した見物ポイントを参考に、メインの会場を避けた方が安全だと思います。
千人灯籠踊りの会場は、一般無料スペースでも十分楽しめますし、午後6時45分からの第一部であれば、場所取りの必要もないので、おススメです。
浴衣を着ている人もたくさんいますので、浴衣で行くのもいいですね。
子どもから大人まで、年齢性別、障がいの有無にかかわらず、とっても楽しめるお祭りですよ!
来年の参考にして、是非でかけてくださいね。
おススメです!
8月15日(日)
奉納灯籠(午後/各町内の街かど)
奉納灯籠踊り(18:30~/大宮神社)
花火大会(20:00~21:30/菊池川河川敷 ※雨天の場合は17日(火)に順延)
8月16日(月)
景行天皇の奉迎儀式(20:20~20:55/菊池川河畔)
たいまつ行列(20:55~20:55/菊池川→市内→山鹿小学校グラウンド)
千人灯籠踊り(第1部 18:45~20:15 第2部 21:20~22:30/どちらも山鹿小学校グラウンド)
上がり灯籠(22:00~各町内→大宮神社)
山鹿市 観光課
〒861-0592 熊本県山鹿市山鹿978
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今回の駐車場は旅館細川さん。お祭りの期間中は一般駐車場として駐車場を開放されています。旅館細川さんは、僕らもとっても御世話になっている、UD、バリアフリーに積極的な旅館なんですよ。
ちなみにお祭り期間中は全ての駐車場が環境整備費として有料です。
取材とはいえ、暑いのなんの・・・・
みなさんはこんなに早く行かなくていいですからね(笑)
千人灯籠踊りは、山鹿小学校のグラウンドで行われます。今回の駐車場からはちょっと距離がありました。千人灯籠踊りを狙って見物を楽しむなら、すぐ近くの山鹿中学校グラウンドの駐車場がおススメ。昨日僕らが駐車した場所ですね。このように、町のあちこちに駐車場がありますから、何をメインに楽しむかに合わせて駐車場を選ぶのがコツのようです。
会場は準備も整い、静かにその時を待っています。お天気にも恵まれてお祭り日和。
会場は、大きな円形に作られています。有料の桟敷席と無料の一般スペースに分かれています。
有料の桟敷席にはスロープが作られていて、車いすのお客さんは最前列で見物できるようになっていますよ。
一般のスペースには椅子などはありません。地面に座って見物するか、外側の常設ベンチに座って見物するかになります。
一般のスペースでの見物はみなさん座りますから、車いすでも十分見える状態でしたので、時間に余裕があるのだったら、一般のスペースからの見物で十分です。
僕らは、写真の撮影がありますから、常設ベンチの一番上に回って場所取り。まだまだ早い時間なのに、場所取りの三脚がちらほら。まだまだ場所に余裕がありますが、時刻は午後2時すぎ。もし、いい写真が撮りたいのであれば、有料桟敷席の撮影スペースがベストポジションです。僕らも予算があれば、そちらが良かったのですが・・・・
さて、午後4時を過ぎると、一般スペースのベンチはほぼ満席。僕らのいる一番上は撮影に向いていることもあって、三脚が林立しています(笑)
みなさん好きですねえ・・・・
ベンチの一番上には、車いすのままでも回り込んで入れます。全体を眺めるにはいい場所ですよ。ただし、三脚に囲まれますが(笑)
そろそろ日が暮れてきて、イベントがスタートです。
午後6時30分。
ご覧の通り、ベンチは人で埋まりますが、椅子のない前方のスペースはまだまだ広く開いています。車いすで見物するにはこちらもいいですよ。ここなら前の方で見れますし、なにより場所取りが要りません。
太鼓の演奏や子どもたちの踊りの披露などのあと、いよいよ千人灯籠踊りが始まります。
和紙の細工で作られた金灯籠を頭に乗せた浴衣姿の女性が、優雅に舞う幻想的な踊りです。千人がそろうとさすがに圧倒されます。
提灯と灯籠の灯りがゆらゆらとゆらめき、よへほ節のゆったりとした流れに乗って、ゆっくりと円を描くように踊ります。
しばらくの間、息をひそめて見入ってしまいました。
九州でも有名なお祭りですが、是非全国のみなさんに見てもらいたいイベントです。このしっとりとした幻想的な雰囲気は、実際に見ないと伝わらないでしょう。
ライティングが変わるので、雰囲気もずいぶん変わります。
ブルーが強いライトのときは幻想的に。明るいライティングになると踊りの動きがはっきり分かって躍動感が出てきます。
中央の櫓で踊る事が出来るのは保存会の皆さんの中でも、選ばれた踊り手さんだけ。あこがれの舞台だそうです。
さすがに、踊りのキレが違います。
しばらくじっくり見ていると、「うまいなあ・・・」というのが、はっきりわかるようになりますね。
さて、うっとりするような時間もおしまい。
ですが、灯籠祭りはまだまだお楽しみが残っています。それが「上がり灯籠」です。
お祭り期間中に、街中のあちこちに飾ってある「飾り灯籠」を、地元の大宮神社に奉納する神事です。
街中の飾り灯籠が、午後十時に合わせて男衆に担がれ、「はーい灯籠!」の掛け声とともに、神社に集まってきます。
灯りが燈された灯籠の美しさは格別です。これが全部和紙で作られているんですから驚きですよね!
ここから、神社の境内へ石段を登って奉納されます。神輿が倒れないよう、みんなで力を合わせて上ります。
神社で神事が執り行われ、奉納されます。
グッと場が引き締まって、おごそかな雰囲気に包まれる瞬間です。
男衆は、この神事がおわると、「なおらいの儀」という宴会です。これも地元の方々の楽しみのようですね。
灯籠祭りは夜明かし祭り、と言われていますが、深夜までにぎわいが続きます。
お祭り広場での夜店のにぎわいとは対照的に、伝統行事としてのおごそかな雰囲気も残されていて、2日間を通して楽しめるお祭りです。
千人灯籠踊りの会場には仮設トイレがあり、車いす対応の仮設トイレも設置されていますから、時間をゆっくり楽しめます。
全体の印象として、ベビーカーや車いすにも配慮があり、とても過ごしやすいお祭りだと感じました。
実際に、車いすユーザーもよく見かけましたし、お年寄りやベビーカーも多く、みんなお祭りを楽しんでいました。
トイレに困る事はまずないでしょう。
気をつけるのは、駐車場を目的に合わせて選ぶこと。街全体がお祭り会場のような状態ですので、それぞれの会場まで距離があることがありますから、しっかり吟味してください。
花火大会は、混雑を覚悟して、花火大会編でご紹介した見物ポイントを参考に、メインの会場を避けた方が安全だと思います。
千人灯籠踊りの会場は、一般無料スペースでも十分楽しめますし、午後6時45分からの第一部であれば、場所取りの必要もないので、おススメです。
浴衣を着ている人もたくさんいますので、浴衣で行くのもいいですね。
子どもから大人まで、年齢性別、障がいの有無にかかわらず、とっても楽しめるお祭りですよ!
来年の参考にして、是非でかけてくださいね。
おススメです!
8月15日(日)
奉納灯籠(午後/各町内の街かど)
奉納灯籠踊り(18:30~/大宮神社)
花火大会(20:00~21:30/菊池川河川敷 ※雨天の場合は17日(火)に順延)
8月16日(月)
景行天皇の奉迎儀式(20:20~20:55/菊池川河畔)
たいまつ行列(20:55~20:55/菊池川→市内→山鹿小学校グラウンド)
千人灯籠踊り(第1部 18:45~20:15 第2部 21:20~22:30/どちらも山鹿小学校グラウンド)
上がり灯籠(22:00~各町内→大宮神社)
山鹿市 観光課
〒861-0592 熊本県山鹿市山鹿978
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