新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

立山黒部富山の旅〜6

2017-11-10 20:50:03 | 旅行

室堂ターミナルに着いてコインロッカーに大きな荷物を預けて、さあ室堂散策…と思っていたら急に空腹感を覚えました。11時過ぎですが、早めにお昼ご飯を食べてしまうことにします。お昼はホテル立山のレストランで。出発前のリサーチで目をつけていた白えびのかき揚げ丼定食をいただくことにします。

レストランの窓から見る室堂の景色はすっかり雪景色。除雪された駐車場には立山高原バスが何台か停まっていました。

白えびかき揚げ丼は富山の名産白えびをかき揚げにしたものがのっかていました。その量たるや、かなりのボリュームで白えびがたっぷりと入っていました。美味しくいただきました。
お腹も満たしたところで、改めて室堂散策に出発です。ターミナルから外へ出ると、見事な青空に雪景色の立山が映えていました。

まずはタモリさんも立った、立山の表示と立山雄山の姿を。しかし中国人観光客が記念撮影をしていて、なかなか撮ることができません。退いた瞬間を狙ってなんとか撮りました。中国人観光客が多いらしく、「記念撮影いかがですか」というような中国語で写真屋さんに話しかけられました。日本語通じるのに…。

雪道を歩いて室堂平をぶらり。遊歩道が整備されていて歩きやすいはずですが、雪に覆われていて道がわかりません。除雪用の目標に立てられている棒が道の存在を示していますが、雪でよくわからないのをいいことに本来は立ち入り禁止の場所に入り込んでいる観光客も多いのには困ったものです。その雪の下には次の春に向けて高山植物たちが眠っているというのに。

青空に雪景色の立山の姿は神秘的な美しさを感じます。高地で見る青空は色も濃く、いつも見る青空とは違って見えます。

こちらはミクリガ池。かつての水蒸気爆発の火口の跡だそうです。風もあまりなく波も立たない水面は鏡のように周りの風景と青空を映し出していました。

お天気も非常に良いので、ぼんやりながらも富山平野が眼下に広がっていました。富山平野から見える立山連邦の姿が楽しみです。

ミクリガ池に映る逆さ富士ならぬ逆さ立山。風もなく波が立っていないので鏡のような水面に綺麗に立山の姿が映っています。見る場所によっては幸運のハートマークに見える場所があるようです。

立山で火山活動がある地獄谷。火山性ガスが発生しているので立ち入りが禁止されています。この地獄谷から湧き出す温泉を利用して日本一高所にあるみくりが池温泉もすぐそばです。


国指定天然記念物の立山の山崎カール。カールとは氷河が削ってできた地形でスイスアルプスなどに見られる地形で、北アルプスなどでも見られます。立山雄山に刻まれた山崎カールは天然記念物に指定されています。どこかというとちょうど石碑の真正面のくぼみの部分になります。
ぶらぶらと小一時間歩いていると、雪に反射する太陽光に目がおかしくなってきたようで、カメラの画面が見づらくなっていました。そして雪道を登ったりおりたりしているうちに足元がおぼつかなくなり、雪道に足を取られるようになってきました。一種の高山病でしょうか。滑って転んだりしては大変なので、帰りはゆっくりと歩いて室堂ターミナルへ戻ります。明るい外から建物の中に入ると非常に暗く感じます。あまりの明るさに瞳孔が縮んでしまったらしく、階段のベンチに座り、目をつぶってしばらく休憩をしました。あまり山道とは言えないですが、雪山を散策する際にはサングラスが必要だと実感しました。


立山黒部富山の旅〜5

2017-11-10 19:12:21 | 旅行


ロープウェイに乗って大観峰駅に1017に到着しました。早速展望デッキへ…と思っていたら、積雪のため屋上展望デッキは閉鎖しました。との表示。大観峰駅の展望デッキからの眺めを楽しみにしてきたのですが、閉鎖とあれば致し方ありません。幸い除雪されている展望スペースがあったので、そこから後立山連峰と黒部湖の景色を眺めておきます。黒部湖の緑色の姿がなんとも言えません。

とりあえずやることがなくなってしまったので、予定より30分早い1045発のトロリーバスに乗って室堂へ向かうことにします。トロリーの発車の時間まで売店をぶらぶら。珍しく自分用にお土産なんかを買ったりしました。ここで今まで感じなかった高所であることを知らせるものをみつけてしまいました。

パンパンに膨らんでいます。この大観峰駅は標高2316mの地点にあり、標高が高いと気圧が低くなるため、空気が充填されているお菓子の袋などは膨張してしまいます。そしてそれは、飲みかけのペットボトルも。松本駅で購入し飲みかけでペットボトルカバーの中に入れて持ち歩いていたお茶のペットボトルを、飲もうとキャップをひねると、お茶なのに「プシューッ」と空気が抜ける音がしました。中の空気が膨張していて気圧差で開けた時に一気に解放されたのですね。

1045発のトロリーバスは3台編成。後ろの方に並んだからでしょうか、こちらでも2号車にご案内されました。
立山トンネルトロリーバスは大観峰と室堂の間を結ぶ立山トンネル内を走るバスで、アルペンルート開業時は通常のバスが走っていました。しかし乗客の増加による運行回数の増大により排気ガス滞留が発生し、環境保護の観点から1996年にトロリーバスに置き換えられました。

立山トンネルは立山の直下を貫通しており、こちらにも破砕帯が存在していました。その破砕帯の区間は立山トンネルでも青色で彩られています。関電トンネルよりも破砕帯は短かったようですぐに通過してしまいます。立山雄山直下の交換所で大観峰行きとすれ違い、1055に室堂駅に到着しました。予定よりも早く着いたのでその余裕時間を室堂散策にあてることにします。室堂ターミナルのコインロッカーに大きな荷物を預けて室堂散策へと出かけます。