鹿児島三日目は、施設で暮らしているお義母さんを連れてお寺に行った。
姉の義父の四十九日と、亡き前夫の十三回忌の法要をする為。
お義母さんは記憶があやふやになってるのに、何度かしか会ったことのない私を覚えていた。
お年寄りが昔のことはよく覚えているのに、さっきのことを忘れちゃうってそういうことなんだな。
「キョウコちゃんとケイコちゃん」って言ってくれた時の目は覚えている目だった。
そんな義母と長距離ドライブをし、お寺で法要とお墓参りを済ませた。
他にも色々用事を済ませ、送り届け、別れるのが切なかった。
義父が亡くなったことも忘れているようで「お父さんに会いたかぁ」って何度も言った。
恭姉ちゃんは、しなくてはいけない用事をたくさん抱えて鹿児島に行った。
一つ一つこなし、とうとう全ての用事を終わらせた。
私はそばに居ることと時々運転を交代することぐらいしかできなかった。
最終日は霧島温泉のステキなホテルに招待してくれた。
頑張った自分へと、ついてった私へのご褒美だという。
( ^∀^)さすが九州、ウエルカムドリンクに焼酎!!
残念ながら飲めない私は写真を撮って焼酎好きのコワモテさんに送った。
ひな祭当日だったので甘酒とお菓子の用意もあった。
( ^∀^)人( ^∀^)
これは喜んでいただいた。
私達の部屋は「ニャンニャンコ」のお部屋
前半二泊はダブルベッドだったのに、今度はトリプルのお部屋だ!!
広いヽ(*´∀`*)ノ 急にベッドが三つだ!(二つでいいんだけど)
テラスに露天風呂もある♪
プールの向こうに温泉の水蒸気があがっている♪
温泉に行くバスケットも置いてある。
お洒落でステキ、わくわくする
たくさんの用事を済ませてホッと一息。ディナーへ♪♪♪
きれいで美味しいイタリアンのディナーをゆっくり楽しんだ
鹿児島に来てから「あれをして、何時までにこうして、どこそこに行って・・・」ってずっと考えていた。
もう考えなくていい、最終日は観光をして夜の飛行機で帰るだけ。
温泉に浸かって広々したベッドでぐっすり眠った、そう別々のベッドでね。
朝、テラスに付いているお風呂の蛇口を開いた。
湯気と共に硫黄のような温泉の匂いが広がる。
部屋風呂も温泉だ
楽しい美味しい朝ごはんをのんびり食べた。
時間に追われなくていいって嬉しい
ホテルを楽しみゆっくりチェックアウト
(∩.∩)今回のレンタカー鹿児島ナンバー
気になる建物があったのでなんだろか?と寄ってみた。
焼酎の蒸留所だった。
どうぞどうぞ見学してください!と言われ見学させていただいた。
このタンクで毎日一升飲んだとして40年分あるらしい。
(◎_◎;)(◎_◎;)
お土産に焼酎を買い送ってもらった(なんか作戦にはまってしまった感があるけどとても楽しかった)
次は行きたかった坂元の黒酢の壺畑
田舎の村に急におしゃれなレストランとショップが現れてびっくり
入口にあった珍しいロドレイア
花言葉は「幸福の再来」「無事を祈ります」
黒酢の壺畑が並んで壮観。
海の向こうに桜島。
そんな景色を眺めながらランチをいただいた。
黒酢を使った酢豚
黒酢のソフトクリーム
甘いのにお酢の香りが不思議に美味しかった。
最後のお楽しみに焼き物を見に行った。
龍門司焼の窯元
登り窯も見せてもらった。
飾るためではなく、実際に使うものとして焼き物が好き。
無造作に置かれている壺もいい。
工房に有ったストーブがとてもおしゃれ!!!
どうぞ自由に見て回ってくださいなんて言われてのんびり見せてもらった。
私も姉もお気に入りを見つけて購入。
大事にリュックに入れた。
私達の鹿児島の旅はこれでおしまい。
登山、遺品整理と引っ越し作業、お義母さんと法要
銀行と市役所の用事、マラソンの応援、温泉三昧、ステキなホテルで優雅なひと時
焼酎蒸留所、黒酢の壺畑、焼き物の窯元、あちこちドライブ。
濃いわぁ!濃い旅だった。
大変な旅だったけど、行ってよかった。
恭姉ちゃんとなかなかできない旅ができた。
濃いわぁ~
さぁ!生きるよ!
鹿児島二日目、恭姉ちゃんの前夫の両親の家の明け渡しの日。
鹿児島市内のホテルで朝ごはんを食べていたら外をランナーが歩いていく。
鹿児島マラソンのスタート地点が近い。
緊張しているだろうか、充分にトレーニングを積み楽しみにしているのだろうか。
ランナーを眺めて、自分の時のことを思い出す。
羨ましくランナーを眺めながら朝ごはんを食べた。
ランナーをぎっちり乗せた路面電車やバスが走っていく。
引っ越し屋さんが来るのはお昼頃だったので時間があった。
お昼ごはんのパンを買いがてら外に出た。
すでに始まっているマラソンを応援をしながら歩いた。
通行止めのテープ、鹿児島マラソンのロゴがかわいい。
桜島がシューズになっている。
この日は22℃位あったから5キロ地点でもバテている人がたくさんいた。
これは過酷な大会になるな
4時間のペースランナーの周りのランナーには
「いいぞぉ!!ナイスランナイスラン!ペースランナーに食いついていけぇ!!」
5時間のペースランナーの周りのランナーには
「マイペースマイペース!そのままそのままマイペースで!」
「暑い?気のせい気のせい!!」
6時間を超すバテバテランナーには
「行けるとこまで行け~!!脚が痛いのは気のせいやぁ!」
お昼ごはん用のパンを買ってホテルに戻ったらこんなんが置いてあった。
朝、ランナーが出発する時にもらっていったのが残っていた。
( ^∀^)これ、私達も一ついただいていいですか?
ホテルマン「もちろんです、どうぞ」
ヽ(*´∀`*)ノヽ(*´∀`*)ノ
さて引っ越し作業をバババと済ませ、掃除して家を後にした。
空っぽになった家の中を見て、もう一度お義父さんお義母さんの暮らしを想像した。
さよなら・・・。
寂しい気持ちになったとき恭姉ちゃんが「ちょっとドライブしよう!」
磯庭園の方まで海沿いを走ることにした。
「両棒餅(じゃんぼもち)を買ってきてあげるから、けいちゃんは浜に下りてあそんどき」って姉が言った。
黒い小さく写っているのは私。
晴れたり曇ったり、波の引いたときに空が映って美しかった。
海に下りて眺める桜島はドドーンと迫力があった。
こんな場所で桜島を見上げてる自分が不思議だった。
「はい、これジャンボ餅って読むねんよ」姉が焼きたてを買ってきてくれた。
柔らかくて美味しかった。
桜島を見ながらジャンボ餅を二人で一箱ぺろりと食べた。
雨が降ってきたから磯庭園に行くのはやめて、海辺のスタバへ。
ここもマラソンのコース、こんな応援のプレートが置いてあった。
参加ランナーの出身地が書かれている桜島のデザイン。
島津の家紋の入った洋館にスタバが入っている。
ヘトヘト双子は熱いコーヒーで休憩
窓の外、マラソンの通行規制が解かれたばかり。
ボランティアさんが円になっている。
お疲れ様(∩.∩)
ホテルに戻る道すごい雨。
車の中からランナーの背中に掛けられたフィニッシャータオルを見た。
西郷どんの顔と、なにか文字が書いてある。
何て書いてあるんだろう(∩.∩)
ホテルにタオルを掛けたランナーが居たので頼んで撮らせてもらった。
( ^∀^)
ヨーキバッタ!ミンナノオウエンガアッセェ
アンキョリヲハシリキッタド
キョウハオンセンニハイッテェ
ショッデダレヤメスッ(ド?)
アイガトサゲモシタ
鹿児島弁、よくわからないけど、まぁなんとなくわかった気がする。
この日は双子疲れすぎて低血糖みたいなのを起こして不調になった
朝はしっかりモーニングを食べたけどお昼は菓子パンだけ。
こりゃあかん、街に出てフラフラ~っと高級焼き肉店
に入った。
焼いて一口食べるごとにニヤ~っと見つめあう双子 サイコォ!
柔らかい!お肉の香りがいい!上等のお肉を堪能しお店を出る頃にはすっかり元気になった双子だった。
やっぱり食べることは大事だ。
さぁ翌日は施設に居るお義母さんを連れてお寺に四十九日と十三回忌の法要。
銀行と市役所の用事。
温泉に浸かって眠った、
( ̄∀ ̄)またダブルベッドでね。