GWの最終日、書店をチェックしていると
放送技術の2010年5月号が出ていました。
今号の特集はデータ放送担当者座談会ということで
データ放送の運用についてでした。
私が気になった記事は
「長距離光ファイバー伝送を用いた地デジ中継局整備」
というもの。
ざっと記事を紹介します。
この技術が使われているのは宮城県の鳴子鬼首局。
この中継局は地理的に周りを1000メートルの
山に囲まれている。アナログ放送の中継では
NHKでは親局がVHFのため回折波の放送中継、
民放では近くの山に固定局を置いてそこから
マイクロ波で伝送している。
この固定局は冬場に出向条件が悪くなり問題になっていた。
地デジの放送中継については、
VHFと違いUHFでは回折波での受信は回折損が大きい。
固定局中継では山頂で同一chによる混信の存在、
そして出向条件が改善できない 等の理由で断念。
そこで浮上したのが光ファイバーケーブルによる
長距離送受分離方式。
鳴子中継局の受信できる北限で受信(荒雄受信所)し
そこから11.4km鳴子鬼首局まで光ファイバーで伝送するのだ。
国道に共架できる電柱が存在することが決め手らしい。
電柱共架のため、東北電力・NTTなどに出向き、
共架申請を行ったとある。このような苦労があって
地デジがみられる所もあるということですね。
放送技術の2010年5月号が出ていました。
今号の特集はデータ放送担当者座談会ということで
データ放送の運用についてでした。
私が気になった記事は
「長距離光ファイバー伝送を用いた地デジ中継局整備」
というもの。
ざっと記事を紹介します。
この技術が使われているのは宮城県の鳴子鬼首局。
この中継局は地理的に周りを1000メートルの
山に囲まれている。アナログ放送の中継では
NHKでは親局がVHFのため回折波の放送中継、
民放では近くの山に固定局を置いてそこから
マイクロ波で伝送している。
この固定局は冬場に出向条件が悪くなり問題になっていた。
地デジの放送中継については、
VHFと違いUHFでは回折波での受信は回折損が大きい。
固定局中継では山頂で同一chによる混信の存在、
そして出向条件が改善できない 等の理由で断念。
そこで浮上したのが光ファイバーケーブルによる
長距離送受分離方式。
鳴子中継局の受信できる北限で受信(荒雄受信所)し
そこから11.4km鳴子鬼首局まで光ファイバーで伝送するのだ。
国道に共架できる電柱が存在することが決め手らしい。
電柱共架のため、東北電力・NTTなどに出向き、
共架申請を行ったとある。このような苦労があって
地デジがみられる所もあるということですね。