京都の出町柳を出て八瀬を通り大原まで北上し花折、朽木村などを抜けて日本海、小浜までのルートは若狭街道と言われ
かつて鯖や物資が運ばれていたことから通称『鯖街道』とも呼ばれています。
(カーブの多い山道ですが峠を越えて車で1時間半程で小浜まで行けます)
中世の頃には京に最も近い日本海の湊町として繁栄したそうです。
町人地として栄えた町は商家町と茶屋町で構成され、現在も茶屋町を中心として古い町並が残されています。
特に三丁町(さんちょうまち)と呼ばれる辺りは細い道を挟んだ両側に茶屋建築が続き風情があります。
古い町並みは重要伝統的建造物群保存地区にも指定
釘を1本も使わず建てられたという町屋、資料館で中を見ることができます。
家の玄関に貼られている井戸の井の文字、真ん中の数字は井戸の数を表す。
若狭塗でも有名な所
NHK連続ドラマ「ちりとてちん」の舞台にもなっています。
豪商と言われる商家も多く、かつての繁栄を思わせる昔のお宝が沢山残されいます。
与謝蕪村が描いたという見事な屏風
町屋ギャラリー「栖水舘」さんで拝見できます。
更に日本海の宮津まで続く丹後街道、道標は大正3年に建てられたもの。
丹後街道沿いには登録文化財に指定されている明治から昭和初期の西洋建築も残されています。
今も現役で使われている大正14年に建てられた歯科医院と
昭和元年に建てられた西洋風木造建築の洋菓子店
明治22年に建てられた元薬店蔵造