桜餅の発祥は京都か江戸かという色々な説があるようですが・・・
関西の道明寺、関東の長命寺ともいわれるそうです。
桜餅発祥の地として有名な向島の「長命寺さくら餅」山本やさん。
道明寺粉で作られる上方風とは違い、小麦粉生地を薄く焼いたクレープ状の皮に餡を包んだ形を
関東周辺では一般的に”桜餅”とよび関西では”長命寺餅”ともよばれます。
お店の発祥は享保二年(1717年)徳川八代将軍吉宗の時代
長命寺の門番をされていた初代山本新六さんが
境内の桜葉を塩漬けにしたもので餅をくるんで売ったのが始りとされ
280年余、創製品さくら餅だけを販売してきた専門店。
場所は前頁「東京スカイツリー」が建つ業平橋(なりひらばし)から徒歩で15分程
浅草から行くと隅田川沿いを歩き桜橋を渡った少し先に長命寺というお寺がありその直ぐ側です(土手沿い)
通常は店内でも煎茶付きで頂くことができますが
桜の時期はとても混雑する為お持ち帰りの販売だけになっています。
6個入り、12個入り・・・と各箱入りのものもありますが竹籠入りの物や木箱入りのもあり
バラでも販売してくれます(1個180円)
このさくら餅の特徴は1つの餅に対して桜の葉が3枚も使われています。
中の餅の皮は1枚ずつ丁寧に焼かれ
一般的に売られているものよりも皮に厚みがあり
しっとりモチモチした歯ごたえのある食感がとても美味しいです。
関西の桜餅の原型は椿餅であったとされていますが
どちらも最初は餅に着色はされていなかったようですね。
因みに桜葉は食べても食べなくてもいいそうです(好みということで)
個人的には京都では桜餅の道明寺粉と相性が良いので葉を食べ
東京では桜葉の香りが移っている皮の食感を楽しみつつ食べない派です。