嵐山は渡月橋の北側を保津川沿いに上流へ向かい一番奥まで歩いて行くと
やがて裏山へ上る細い道に小さな看板が・・・こんな奥にお店があるのかと思う様な所ですが
山道を上った先に建っているのが湯豆腐創作料理「松籟庵」さん
以前は故近衛文麿首相の別荘として使われていた建物だそうです。
豆腐の創作料理が楽しめるということで、お昼を中心に湯豆腐などが味わえます。
昆布だしの湯豆腐は嵯峨野の有名な豆腐屋「森嘉」さんに特別注文したものだそうで
大きなお豆腐を一口大にすくいながら自家製の出し汁に付けて頂きます。
季節のテーマが決められた八寸盛りは若鮎やソラマメなど初夏らしい食材に
生麩などの京都らしい食も取り入れられ彩の美しいお料理が籠に盛り付けられています。
お店の名前「松籟庵」(しょうらいあん)は文麿公の別邸の時に付けられたようで
広間には直筆の書も
沖縄で採れた雪塩が添えられた豆腐、塩に付けて食べることで風味が一層増すとか
揚げ出し豆腐はあんかけ風になってました。
個室もあるようですが川が眺められる大広間もゆとりのある座卓の配置で
ゆったりと食事ができるようになっていてスタッフさん達も丁寧な対応
ちりめん山椒が添えられたご飯。デザートは豆腐アイスに黒蜜、生八ッ橋添
デザートを食べる時にたまたま空いていた外の席へ(トップ写真)
良かったらどうぞ~と案内して頂くことができました。
真下には保津川が流れ、時々舟が本近くを通り川床の様な雰囲気
新緑の季節ならではの清々しい食事が楽しめました。
お店のオーナーさんは書道家をされているそうで書籍なども拝見
京都の隠れ家的な感じで嵐山の良さも味わえます。
※お店まで少し山道の階段を歩くのでお年寄りには多少きついかもしれません
席は早めの予約がベスト!(完全予約制)