大晦日には除夜の鐘と共にカウントダウンが行われる事でも有名な芝「増上寺」
徳川家歴代の菩提寺でもあり今年はNHK大河ドラマ「江」のお墓があることでも注目をあびています。
最近は東京のパワースポットにもなっているとかですが
お寺の前身は空海の弟子である宗叡という方が建立したのが始まりだそうで
元々は現在の千代田区紀尾井町の辺りにあったようですが家康により芝に移されたそうです。
江戸を守る為、鬼門の位置に上野の寛永寺を配し裏鬼門の芝に増上寺を移転させたとも言われています。
地名にもなっている大門(写真左)は増上寺の総門で家康が江戸城の大手門を移築したそうですが
現在残っているのは原型のとおりに復元されたもの 戦火を逃れ当時のものが唯一残る三門(三解脱門)
建物の殆どを戦火などで消失し現在の本堂(大殿)や大門などは全て再建されたものですが
戦火を免れた三門と秀忠の霊廟にあった台徳院霊廟惣門(写真右)だけは残り国の重要文化財になっています。
かつては東京タワーの辺りまでを含む膨大な敷地だったようで
タワー建設の際も増上寺の墓地の一部を提供したそうです。
徳川将軍家墓所を守る鋳抜門、15代将軍のうち6人が葬られ秀忠と共にお江もここに眠っています。