京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 




”顔見世や當ル寅歳吉例の、変わらぬ櫓は南座の誇り”
ということで京都の師走の風物詩「南座」吉例顔見世興行が行われています(26日まで)
正面には勘亭流のまねきが上がり年末の華やかな雰囲気です。
『顔見世興行』は江戸時代に始まったもので
当時は歌舞伎役者さん達の契約は年俸制で旧暦11月~翌年10月までの為
旧暦11月初めの興行でその年の新しい顔ぶれが発表され
舞台で口上を述べたことから『顔見世』と呼ぶようになったそうです。
この興行は戦中も一度も途切れることなく現在まで続いています。
口上の内容は挨拶と演目の紹介

今年は夜の部に「土蜘」なども入っております。
”東西名優花形揃い、繰り出し魅了す當り芸、これぞ歌舞伎の絢爛舞台”
豪華な東西合同大歌舞伎です。

まねき看板の配置は西側には上方の役者さん東側は江戸方で
二枚目に上げられるのが主役ともいえる役者さん次が三枚目ということから
現在も使われている”二枚目”三枚目”という言葉が生まれたそうです。
因みに文字が書かれた檜の板は削り直して使われるそうですが、それでも5年が限度だとか・・・
下に描かれている鮮やかな絵看板も見事で歌舞伎の演目順に昼の部~夜の部へ右から左へと並べられています。



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