京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 




島原へ行って来ました。先日、テレビで「輪違屋」さんを舞台にしたドラマが放映されていましたが
この地域にあるのがその『輪違屋』さんです。

京都でも独特の雰囲気がある場所です。

場所は京都駅からもさほど遠くなく(丹波口)
歩くと少々かかりますが車で5、6分位です。

島原は日本で最初の花町で、元々は二条馬場の辺りにあり
その後、六条三筋町(現在の東本願寺の北側)に移転し
更に現在の地に移されたそうです。

急な移転騒動が”島原の乱”と似ていた事から
”島原”と呼ばれるようになったようです。

さて、一番上の写真にもあるこちらは『角屋』(すみや)さん
芸妓さんや太夫さんを呼んで宴会を催す場所でした(揚屋)

江戸時代(1642年)に建てられたもので揚屋建築唯一の遺構として
国の重文にも指定されています。

期間は決まっていますが現在、中を見学することができます。
(今年は12月15日まで可)10時~16時開館(月曜日は休館)

館内の所蔵美術品である蕪村筆の「紅梅梅図屏風」も
重文となっています。


そしてこちらは『島原大門』と呼ばれるもので
当初、島原は塀と塀で囲まれていて
東北角にこの大門が一つだけあったそうです。

大火等で何度か造り変えられているようですが
現在の門は慶応三年(1867年)に作られたもの

西にある住吉神社の辺りには西門もあったようです。

そして、最後になりましたが、こちらが最古の置屋『輪違屋』(わちがい)さんです。

太夫さんや芸妓さんをかかえていた由緒ある置屋さんで、元禄年間(1688年~1704年)の創業だといわれています。
現在の建物は安政4年(1857年)に再建されその後増改築がなされ、明治4年頃に現在の形となったそうです。

現在もお茶屋さんとして営業を続けていて一般は非公開となっています。

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