ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

朱雀門

2010-11-26 05:00:00 | 
大極殿のはるか南、この辺りに住む人々にはもってこいの散歩道と言えるようなのどかな道の彼方に朱雀門が見えます。

朱雀は赤いスズメと書きますが、読んでその字の如くではありません。中国の伝説上の鳳凰に似た神鳥、方角は南を示します。お寺で言うと南大門ですね。

             

時間は8時半ごろ、何処の施設も入場できる時間ではありません。

             

近づくに従って判ったことは、この広場を近鉄電車が横断していること、近鉄側がこの平城京跡を横断していることを知った上での建設だったのか、知らなかったのか、どちらにしても邪魔としか言いようがありません。

             

8時半を超えて朱雀門の門が順次開いていきました。このシーンに出会ったのは偶然ですが、何処の施設にも入れない代わり、とっておきの瞬間に出会えました。

             

どうやら、こちら朱雀門の方から入場するのが正規のルートらしい。観光バスなどもこちらに集まってきます。遷都祭は終わっていても、観光ルートからは外れないのでしょう。

             

大極殿にしても、この朱雀門にしても、このように額を掲げていますが、最初から分っているものにわざわざ額を掲げて名前を書き示すものなのか、平城京建設当時はこのような額など無かったのではないかとさえ思ってしまいます。

             

開いた扉の中に大極殿が姿を見せています。

             

こちらは遣唐使船、中国(当時の唐)へ行くには、小さいような気がしました。一度にたくさんの人を運べないでしょうし、嵐が来たら水の上に漂う葉っぱです。

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