ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

阪神競馬場

2010-11-18 05:00:00 | 大阪にて
不肖私ぼんくらは名前の通り博打の才がありません。従って競馬なるもの生涯一度も経験したことがありません。

半世紀近く前、岸和田の春木という所に住んでいたことがあり、当時は未だ春木競馬場が近くにあって、馬がポコポコと歩いていたことはいいのですが、開催日に電車に乗ると臭いオッサンらが沢山乗っていて、あまり好ましいものではありませんでした。そういうトラウマも私から競馬を遠ざけている要因なのだろうと思っています。

そういえば岸和田競輪場も春木にあったので、そちらの方も敬遠したまま今日に至っています。

写真は入口玄関、当日は閉まっていました。

             

昨日の熊野神社を見学して後、この阪神競馬場へ行ってみようと思ったのですが、道や位置が分らなくて鹿塩という街並を北へと歩いていました。この鹿塩という街、電柱の表示には『KASIO』となっていました。西宮には名塩というところがあって「ナジオ」と読むので、「カジオ」かなと思っていました。「カシオ」などと読むと計算機やデジカメを思ってしまいますが、あちらの「カシオ」は樫尾だったなどとつまらぬ事を思いながら、彷徨っていました。

出てきたところが競馬場の最北に当るところ、競馬場の入口付近から振り返って撮っていますが、かなりの距離がありました。

             

入口からは入場できないので、兎に角ドームのある方へ曲がって歩いていくと、見えてきました。紅葉もきれいです。

             

立派な建物且つ広大な土地が閑散としていて、利用されてない時間が大変無駄使いをしている印象を受けるのは私だけでしょうか?

ギャンブルに狂って人生を棒に振った人もこの国には沢山居るのだろうと思うのですが、こうやって国や地方自治体が金を得るために、貧乏人から金を毟り取るようなことがあっていいものなのか。

             

中には入れそうもないので周りをとぼとぼ歩き続けましたが、北への曲がり角まで歩いた後帰りました。

春木競馬は1974年に黒字経営のまま廃止になりました。競馬場はギャンブルというような恐ろしくて気味の悪いものとは無縁の公園になったと聞いています。

             

ここは阪急電車の仁川駅から近い交差点、こちらから行けば、つまり鹿塩町を通らずに行けば、すぐに競馬場へ着けたのです。

馬が走るのが美しいなどと言って、人を困窮の極みに陥れるかも知れないギャンブルを、公共の電波に乗せて宣伝するようなことが許される今の世はやはり何処か狂っています。

             

阪急電車の仁川駅、改札口は1/4程度しか使われていません。競馬開催の日は全部の改札口を使用するのでしょうが、競馬のためにそうも沢山の人が集まるものなのかと疑問を抱いてしまいます。

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