月あかりの予感

藤子不二雄、ミュージカル、平原綾香・・・好きなこと、好きなものを気の向くままに綴ります

7191文字

2006年08月12日 18時09分52秒 | このブログのこと
今朝アップした記事・・・

ちょっと長くなったかなとは思ったんですが、文字数は意識してませんでした。
さっき編集画面で確認したら・・・なんと7191文字ですか(^^);

何を400字詰で18枚もの論文書いてるんだか(笑)
手塚先生とつげ先生、項目を分けるべきでしたね(^^);

ついつい調子に乗ると、暴走してしまう月でした。反省

私の好きな漫画 (2) ほぼ全作品を持っている漫画家さん

2006年08月12日 09時18分05秒 | 漫画(藤子以外)
☆「私の好きな漫画 (1) 新刊が出ると必ず買う漫画家さん」の続きです

前回、こういう区分けで予告しちゃったんですが、よく考えてみると・・・
「ほぼ全作品を持っている漫画家さん」というのは、藤子先生を除くと、
極端に少ないことに、今さら気が付きました(^^);

というよりも、作品数がそこまで多くなくて、ほぼ全作品を持っている
漫画家さんは、前回で紹介しちゃってるんです。となると「作品数が
多い」かつ「ほぼ全作品を持っている」漫画家さんになってしまうのです
が・・・これが考えてみたら2人しか当てはまる人がいませんでした。

(2) ほぼ全作品を持っている漫画家さん

手塚治虫先生 (公式サイト)

もう、言わずとしれた漫画界の神様、重鎮、帝王ですね(^^);
「手塚治虫漫画全集」全400巻+別巻を全て所有しています。
でも、実は「本」の形式のものではありません・・・
所有しているのは「手塚治虫漫画大全集DVD-ROM」なのでした。

いやぁ、これを買うと決めたときは大冒険でした(笑)
本を全巻買うよりは安いし、場所も取らないんですが・・・なにせ12万円。
しかも本の方の手塚全集も、50冊程度は既に所有していたんですよね。
全集と全集以外を含めるなら、都合150冊程度はあったと思います。
さんざん悩んだ挙げ句、受付終了間近に購入を決意したのでした(^^);

しかしこれ、当然PCの画面上で読むことになるわけですが、これが結構
大変でした。本と違って、目がものすごく疲れるんですよ(^^);

寝転がって読むにも、当時 iBookとかを使って試みましたが、どうしても
うまくいかず、ついには身体がだるくなって、やっぱり駄目でした。

プリントも可能なので400冊すべて印刷して読もうとか、あまりに本末転倒
なことまで考えましたが(笑)、80000枚以上も印刷する度胸もなく頓挫(^^);

結局のところ、中期~後期のめぼしい代表作は一通り読みましたが、初期
作品やあまり知られていない作品等は、未だに読まずに DVD-ROM内に
眠ったままになっています。「鉄腕アトム」すら、まだ全巻は読んでいません。
なんとも実にもったいない(^^);;

さて、ようやく手塚作品自体について触れますが、私の初めての手塚漫画
体験は、先生が亡くなった後のことでした。古本屋で買った「マンガ少年」
という雑誌に載っていた「火の鳥」乱世編だったと思います。

当時は中学生のクセに、コロコロの愛読者だったので(^^);
それはもちろん藤子ファンなんだから、致し方のないことですけどね。
手塚漫画がリアルタイムで掲載されている雑誌を読んだことがなかったため、
手塚治虫といえば「まんが道」に出てくる、藤子先生にとっての神様なんだ、
という程度の認識で、作品そのものは、アニメの「鉄腕アトム(リメイク版)」
を観ていた記憶がかすかにあるくらいで、漫画は全く読んでいませんでした。

もちろんこれは、連載途中のものをたまたま目にしただけなので、「ふーん、
これが手塚漫画か」くらいの感想しかなかったのですが、中2のとき「ブッダ」
を読み始めて、これに完全にハマりました。いやもう、当時は敬虔な仏教徒
を目指そうかと思ったほどに(笑)。

その後「ルードウィヒ・B」や「ネオ・ファウスト」などの絶筆作品を一通り読み、
これらの作品が未完となってしまったことを嘆きました。

そして「火の鳥」ですね・・・当時の私は、この作品で哲学していました(笑)。
この作品の壮大な世界観には、ものすごく感銘を受けたのを覚えています。
気の遠くなるような未来を描いた「未来編」って、中学の頃に読んでいて
なんだかものすごい畏怖を覚えた記憶があります。

ただ、手塚先生はものすごく膨大な作品を発表しておられますので、
「ブラック・ジャック」「どろろ」「きりひと讃歌」「陽だまりの樹」など、大変
好きな作品が多い一方で、「あれれ?」と言いたくなるような展開に終わって
しまう、ちょっとした「失敗作」に思えるものも結構あるんです(^^);

そうした作品について、全集のあとがき等で先生は、色々と言い訳されて
いるのですが、このあたりが人間くさくて、また結構好きだったりします(笑)

ずっと天才と呼ばれ、第一線で活躍されて来た手塚先生ならではの悩み、
新人に対してまで持つライバル心、強烈な嫉妬心、石ノ森先生の「ジュン」
に関しての確執などを知ると、神様とまで言われた手塚先生も、やっぱり
人間だったんだなぁと、なんだか妙な感心をしてしまいます。

全てが全て傑作揃いだった訳ではないところに、かえって魅力があります。
マスコミは神聖化しすぎてしまうきらいがありますけどね・・・

宮崎駿さんは痛烈に批判したことがあるそうですが、手塚先生の死生観と
いうか、死に行く者への視線というか、そういうものは、やはり身近で戦争を
体験したからこそなんだろうなと思います。確かに「そこで殺さなくても」と
言いたくなるような演出も多いことは否めませんが(笑)、それまで「死ぬ」
なんてことを考えもしなかった人間や動物が、無惨にも殺されていくという
のは、まさしく戦争の愚かさそのものへの痛烈な批判であり、手塚漫画の
独特な読後感に繋がるものなんだろうなと思います。
(ちなみに私は宮崎監督の作品にも好きなものが多いです)

※手塚治虫先生のご著作の一部です。ご興味をお持ち頂いた方はアマゾンでどうぞ(^^)

手塚治虫 著
Black Jack (1)
秋田書店
詳細

手塚治虫 著
火の鳥 (1)
角川書店
詳細

手塚治虫 著
きりひと讃歌 (1)
小学館
詳細

手塚治虫 著
ブッダ (1) (画像は5巻のもの)
潮出版社
詳細



つげ義春先生

ここでいきなり、つげ義春先生の登場です(笑)

ずっとこのブログで「藤子ファン」だと言い続けてきましたので、さぞかし
子どもの心を持った人間なんだろうなぁと思われた方が、いるかいないか
わかりませんが(笑)、まさしく「夢もチボーもない」世界が多数登場する
つげ義春先生の作品も好きだったりするのです。

といっても、基本的に好きな作品は「ガロ」の頃のものが多いんですけどね。

「古本と少女」「紅い花」「チーコ」「李さん一家」「ほんやら洞のべんさん」
「長八の宿」「海辺の叙景」「峠の犬」など、この時期、つまり昭和41~43年
頃の作品が特に好みです。青春のほろ苦さ、ユーモアとペーソスに溢れて
いて、私としては、つげ作品ではこの時期のものがベストだと思っています。

そして後期の「無能の人」「別離」など、どうしようもない作品群(笑)
この「どうしようもない」は、作品のレベルのことを言ってるのでは決してなく、
主人公やその境遇、舞台などの要素が「どうしようもない」んです(^^);
読むと間違いなく憂鬱になるんですが、その憂鬱さがたまらないんです。

「近所の景色」「散歩の日々」「ある無名作家」「池袋百点会」あたりの
作品も結構好きですね。

実は、シュールさやエロさが前面に出ている「ねじ式」「ゲンセンカン主人」や、
一連の夢シリーズ等、つげ作品が語られる上で代表作のように思われている
作品は、そこまで好きなわけではありません。といって、嫌いな訳でもありません
が、私が個人的に好きな作品は、上に挙げたようなものなんです。

つげ作品には、全編を通して「生きることの苦しさ、つらさ、やるせなさ」が
にじみ出ています。そして必ずと言って良いほど、救いはありません(^^);

元妻には「○ちゃん(あだ名)が、つげ作品を読み始めると、怖いからやめて」
とまで言われていました(笑)。自分が「苦しい、つらい、やるせない」思いに
なればなるほど、つげ作品を読みたくなるから不思議です。

つげ作品は「ほぼ全作品」を持っているというと語弊があるかもしれません。
何せ復刻不可能と思われる貸本時代の作品などが膨大にあるのです。私が
所有しているのは、筑摩書房から出ている「つげ義春全集」です。「全集」と
言いつつ、全作品が入ってないのは不思議ですが(笑)、まあ初期の貸本時代
の作品なども、ある程度は網羅していますし、小学館から出ている選集や、
新潮社から出ている文庫本などでフォローしておけば、まあ、貸本時代を
除けば、ある程度の作品はカバーできると思います。とりあえず、現時点で
入手可能なものを「ほぼ全作品」所有しているということです(^^);

もちろん手塚全集だって、その400巻で全てではありません。生涯描いた原稿は
15万枚とか言われていますが、そのうちの 約8万枚しか収録されていないのです。

全作品を収集するというのは、じつに奥の深い作業です・・・
だから「ほぼ全作品」って書いたんですけどね(^^);

※つげ義春先生のご著作の一部です。ご興味をお持ち頂いた方はアマゾンでどうぞ(^^)

つげ義春 著
つげ義春全集 (4)
李さん一家 海辺の叙景
筑摩書房
詳細

つげ義春 著
つげ義春全集 (5)
紅い花 やなぎ家主人
筑摩書房
詳細

つげ義春 著
無能の人・日の戯れ
新潮社
詳細


(おわり)

※続けるつもりだったんですが、こういう分類で「連載」の形で書くには、ちょっと
 無理が出てきたので、やめました(^^); 今後は、好きな漫画作品、漫画家などを、
 ざっくばらんに取り上げていきたいと思います。

 2006.08.18 人知れず追記(笑)

音楽座ファンには男性が多い・・・らしい

2006年08月12日 04時46分55秒 | ミュージカル/演劇
私はミュージカル大好き人間ですが、基本的にミュージカルファンには
やっぱり女性が多いですね。これは劇場に足を運べばわかります。
女性用トイレの混雑ぶりといったら、ただ事ではありません(笑)

対して男性用トイレは決まってガラガラで、少なくとも並ぶようなこと
は滅多にありません。もちろん男性の方が用を足すのが「早い」と
いう事情もありますが、客席を見ても相対的に男性は少ないのです。

男性用トイレにそこそこ人がいるのは、学生団体の観劇とぶつかった
ときくらいですね・・・

ところが音楽座は、公式ブログによりますと、男性ファンの比率が他より
高いのだそうです。それも、青年~中年以上が多いとか・・・

なんか、わかるような気がします。音楽座作品を観に行ったとき、年配の
ダンディな紳士をたくさんお見かけした記憶があります。

たぶん、こちらでご紹介した「アイ・ラブ・坊っちゃん」などもそうですが、
音楽座作品というのは、明日に向かって生きていくことに対して勇気を
与えてくれる作品が多い気がします。「とってもゴースト」とか、今観ても
「頑張って生きていこう」という気持ちにさせてくれます。

これは実際に結婚~離婚、そして会社を経営してみての実感なのですが、
日本の社会は、男女平等とは言いつつも、なんだかんだ言って、男性の
方が社会に出て重責を担うことが多いです。男だからといって、そんな
芯の強い人間ばかりな訳がありません。中にはへこたれそうな人だって
いるはずです。私だってそうです(笑)。家族を養い、社員を養い、責任と
いう目に見えない存在が重くのし掛かってきます。

そこで、へこたれそうになって悩みを吐露する。すると決まってこれです。
「男だろ!しっかりしろ!」
なんだかんだ言って日本社会というのは、男性には冷たいのです(笑)。

いくら男だって、やっぱり助けを求めたくなることはあるんです。
そんなときに音楽座ミュージカルは、一服の清涼剤となってくれます。
使い古された言葉でいうなら「癒し」でしょうか。

音楽座ミュージカルは、疲れた心に作用し、明日生きる希望や勇気を
与えてくれるお薬です。用法用量を守って正しく・・・なんちゃって

あーやは風邪引き中(T_T)

2006年08月12日 02時58分16秒 | 平原綾香
あーやこと平原綾香さんは、いま風邪を召されているようです
公式サイト「DIARY」参照)

7/19に新曲(Voyagers/心)を発売し、7/22は宮崎シーガイアでのイベント
が雨天中止・・・8/6は長崎でさだまさしさんのコンサート・・・その他にも
うたばん、笑っていいとも、音楽戦士、ポッドキャスト・・・etc、
このところ、かなりお忙しかったようです。

どうかゆっくりとお休み頂いて、また美しい歌声をお聴かせください

ということで皆様、あーやの新曲「Voyagers/心」、本当に良い曲です(^^)
ぜひ聴いてくださいね♪
平原綾香
Voyagers/心
ドリーミュージック
詳細

私とミュージカル (3) ジーザスとの出逢い

2006年08月12日 02時28分29秒 | ミュージカル/演劇
☆「私とミュージカル (2) 音楽座「アイ・ラブ・坊っちゃん」」の続きです

その前年末、たまたまテレビのCMで、ちょうど大阪で「夢から醒めた夢」
をやっていることを知った私は、当時つきあい始めていた彼女を誘って、
この作品を観に行くことにしました。

今でこそ四季のチケット予約は慣れっこですが、当時は初めてでしたから、
テレビCMに表示された番号に電話して、チケットを取ることを試みました。
確か、現金書留か何かで、チケット代を送金したような記憶があります。
チケットぴあにでも行けば楽だったのに(笑)

その後、その彼女とは別れてしまったこともあり、今となっては、はっきり
したことを覚えてはいないのですが、たしかお正月三が日のうちの1日で、
そんなに良い席は空いていなかったんですよ。結構後ろの席だった記憶が
おぼろげに残っています。

実に6年ぶりの、「夢から醒めた夢」との再会でした。
この作品は、その後も10回くらいは観ていますから、この時の気持ちを、
そのまま思い返すのは非常に難しいのですが、懐かしい歌も多く、あの頃と
同じ光枝さんが演じるデビルをまた観ることが出来たこと、またテレビで
音楽座作品を何本も観ていて、ある程度は「ミュージカル慣れ」していた
こともあって、小学校のときより楽しめたような気がします。

少なくとも、そのとき四季に興味をもち「四季の会」に入って、その前後
に保坂知寿さん版のCDを買ったことだけは確かです。今も持っている
「四季の会」会員証には、はっきりと入会年月が刻印されていて、それが
ちょうど高校卒業年の2月ですから、そのことには間違いありません。

で、その彼女は・・・残念ながらあまりピンとは来ていなかったようです(^^);
今から考えれば、ミュージカルというのは、観る人によって好みの分かれる
ジャンルですから、肌に合わない人がいるのも無理もない話だと思うんです
が、彼女とは、その点の他にも、性格や好みなどの不一致が非常に多くて、
私も色々苦労しましたが、彼女の方も大変だったろうなと思います。青春の
ほろ苦い想い出ですね(^^);

彼女とはその後1年近く交際して、何度か観劇も一緒に行ってもらいました
が、少なくとも当時の彼女にはミュージカルは合わなかったんだと思います。
そうなると、どうしても私一人での観劇ということも増えることになります。

さて、私が次に劇場に足を運んだのは、大学1年になった初夏の頃だったと
思いますが・・・近鉄劇場「ジーザス・クライスト=スーパースター」でした。
このときは一人でしたから、彼女に気を遣うこともなく存分に楽しめました。

この「ジーザス」が、私のミュージカル好きを決定づけることになります。
今でも、四季ミュージカルでは間違いなく「1番」好きな作品です。

その当時のキャストは、山口祐一郎さん、沢木順さん、野村玲子さんという、
今では二度と観られない、まさにゴールデンメンバーでした。

そのときの私は、この作品に関しての何の予備知識もなく、キリスト教の
知識もなく、ユダって誰?という状態だったことを告白しておきます(^^);

とにかく、何もかもに度肝を抜かれました。

劇場に入ると、そこには当然あるはずの「幕」がなく、ゴツゴツした岩肌が
むき出しになって、舞台は急な傾斜で、客席に向かってせり出しています。

座席は上手の方で、前から2列目というベストポジションでした。
「なんだかわからないけどスゲェ」と(笑)、席に着き、開演を待ちました。

間もなく開演し、静かだけどどこか不穏な音楽が流れ始めます。
ドキドキしながら待っていると、突然舞台に岩がたくさん現れ、照明が
それを静かに照らし始めました。

場所はエルサレムの荒野。風が吹きすさび、砂粒が飛んできそうな迫力です。
次の瞬間、岩だと思っていたものが立ち上がります。それは群衆たちでした。

ハッと思う間もなく、ロックのリズムが劇場空間に炸裂!
ジーザスが舞台上方から現れます。群がる群衆。そんな中、一人が舞台の
中央に進み、そのリズムに合わせて身体を揺さぶります。これから起きる
恐ろしい出来事を予感するように身もだえしながら・・・彼がユダでした。

この「ジーザス」は、本当に何度も何度も観ているのに、この冒頭部分を
思い返しながら文章を書くだけで、手に汗握るような気持ちになります(笑)。

それから後はもう・・・ジーザスとユダの葛藤、苦悩、激しいシャウト、
そんな中、荒んだ心を癒すようなマリアの詠唱・・・もう、ガッチリと
私の心をつかんで放しませんでした。私が今に至るまで四季ミュージカル
を好む原点となったのは、「ジーザス」であることに間違いはありません。

ラスト近くで、ユダが「スーパースター」を歌ったとき・・・私の席は
上手前から2列目。目の前でユダが歌う位置です。完全に作品の魅力に
とりつかれていた私は、沢木さんが歌うスーパースターを、手を伸ばせば
届きそうな位置で聴きながら・・・「なにコレ・・・カッコいい」と完全に
ホの字になっておりました(笑)。

実は、その頃までの私は、昭和50年代の生まれのクセして、演歌を好んで
聴くという、少し変わった青年でした(笑)。いや、別に演歌は悪くないと今でも
思いますが、ロック等に抵抗がありました。たいして知りもせずに(笑)。

今はわりといろんなジャンルの曲を抵抗なく聴くことが出来ますが、ロック
に対する無理解を改めさせてくれるキッカケは「ジーザス」だったのです。

アンドリュー・ロイド=ウェバーという人は、ミュージカルの傑作を数多く
作っている人です。いま東京で上演中の「キャッツ」「オペラ座の怪人」、
「エビータ」という3つの傑作は、全て彼が作曲を手がけています。

その彼が、弱冠23歳!という若さで、作詞を手がけたティム・ライスと
組んで書き上げたのが「ジーザス・クライスト=スーパースター」です。
上で書いた「スーパースター」という曲は、その曲自体がヒットチャート
に載っていたりしますし、テレビなどでもよく耳にしますから、作品を
ご存じでなくても、聴いたことのある方は多いと思います。

さてその後1998年からは、ジーザス役を柳瀬大輔さん、ユダ役を芝清道さん
が演じるようになりましたが、やはり素晴らしい出来で、今でも再演される
たびに足を運ぶ大好きな作品です。

特に芝さんのユダは本当に素晴らしいです。芝さんは「エビータ」のチェ役
で大ファンになり、今では四季の男性俳優で一番好きな方です。一度、
元妻と一緒に、ちょっとしたプレゼントを差し上げたら、今でも年賀状を
頂いておりまして・・・とても律儀な方でたいへん恐縮です(^^);

ところで・・・この記事を書く際に、少しでも舞台の記憶を蘇らせたいと
思って、この作品の東京キャスト版CDを久々に聴いたのですが・・・四季は、
どうして最近のキャストによるCDを発売してくれないのでしょうか(^^);

今まで発売された日本語版CDは、1976年の東京公演キャスト版のみです。
しかし・・・このCDの頃の「ジーザス」って、今とは全くの別物です(^^);

別に、当時のジーザス役・鹿賀丈史さんが悪いとか、そういう訳ではないん
ですよ・・・でも、1976年当時のロックに対する認識というか、アレンジの
センスというかが、2006年の今とは完全に違ってますから・・・

特に・・・・・・ユダ役の寺田稔さん・・・笑えっていうんですか(^^);;;

こちら等で買えるみたいですが、お勧めはしません(^^);
寺田さんが気になる方、笑いたい方だけ、聴いてみてください(笑)

つづく

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