創造性の開発 新規商品を企画しよう

新規商品企画の成功学
求むる所第一義
随時随所楽しまざるなし

随時随所ためになる運動会

2020-09-10 18:01:12 | Weblog

 こんばんは。

 開成中学の各学年の生徒数は300、6クラス。高校はおよそ400、8クラス。差の100名が高校入学。学内で新高と言われます。新高生は高校受験の勝者。高1の偏差値は進学組より高いのは今もかも。

 中学の進度は早くても生徒は油断。高1は進学生と新高は別クラス。進学者は新高の成績が良いのに刺激され、高2の夏から大学受験勉強を始め、学年順位が次第に上がるようです。

 開成の最大のイベントは年1回の運動会。高3クラスは8色で戦います。確か、高2から赤組、緑組、青組など。中学生と高1はクラス全体ではなく、8つの組に割り振られたと思います。推測ですので自信はありませんが。

 各組の組長や団長などの責任者を組の高3が互選で決めます。中1は入学早々に洗礼を受けます。高2、高3も中1時にやられたように、手ぐすねを引いて新入生を待ち構え、弄って楽しみます。

 騎馬戦や棒引きの戦法、応援方法、小道具、大道具の製作など、組の伝統に従い下級生を訓練。顔合わせの初日、初心な中1は上級生が怖く泣く人もいたそうです。

 息子が中1の時、真っ暗な教室に呼び出され、大声で怒鳴る先輩が説教。返事がないと切れる上級生。効果音はバケツのドンガラがっちゃんの大きな音。怖かったそうです。

 中1の時に同じ色の組の人は高校でも特別仲が良かったそう。高2でクラス替え。新高も混じり、色が決定。仕事を役割分担し、組に参加の下級生を指導。社会に出ても同じ組だった人と時々集まっています。

 仕事で言えば、新人を1年、担当者を3年、中間管理職を1年、事業責任者を1年担当するようなもの。各学年で競技は違い、トーナメント方式で順位が決定、点数を獲得。学年ごとの点数の色で合計し組の順位が決まります。優勝した組の高3の東大合格率は高いとクラス担任が言っていました。

 昔は激しいルールでした。事件が起こる度に実行委員会がルールを厳しくしました。私が見たのは息子の中1と高3の時だけ。息子出場の少し前から出番が終わるまで見ていました。

 中1は騎馬戦と高3は棒倒しだったと思います。私が経験した初等科から高校までは禁じ手はほとんどなく、開成は遥かに危険のないルール。でも戦法に伝統がありました。一方、成城学園は運動会も個性尊重、自由、ばらばらの面白さ。開成はシステム化された面白さがありました。

 競技出場チームは集団を作り役割分担。開成生は運動会で伝統、指導、戦術、役割分担などのチームワークを学習し経験していました。

 今は知りませんが、20年前は開成の部活は自主自律。部長は高校2年生。先代の部員が決定。部長が役割担当を決め、試合申込、練習計画、練習内容、予算管理など、高1と高2が担当。顧問の先生は合宿に付き合い、部活を見る程度。次第に顧問の先生の仕事が増えたようなのは時代かも。

 開成生も文武の何かで秀でていないと楽しくなく、成績も伸びないかも。私がお付き合いした開成生は皆さんバドバカ。バド命でも東大や有名大学の医学部にほとんど合格しました。

 成城学園の創設者、澤柳政太郎先生のモットーは随時随所楽しまざる無し。開成のバド部員に相応しいモットー。先生方の教育次第で偏差値50から80まで通じる素晴らしい理念と私は思っています。

 今日はここまでにします。

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