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金魚cafe

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GWに読んだ本(3)

2018-05-07 00:00:25 | 読んだ本
もうGW終わってしまうのですね~~。

私の地元ものんびりとしたところで何もないのですが、公園は雨の日もありましたがお天気の日は駐車場が満杯で皆広場で」バドミントンやキャッチボールして楽しまれてました。

どこへお出かけしても人が多いのでこういうときはインドア生活にかぎると読んだ本の3冊目が「上流階級 富久丸百貨店外商部Ⅱ」です。

高殿円著 光文社。

前に読んだ「上流階級 富久丸百貨店外商部」シリーズ2です。

今回は主人公の鮫島静緒の後輩の桝修平のお家事情がからんできます。

この2人は神戸の老舗富久丸百貨店の外商部に勤務しています。

外商部を利用できる顧客になろうとしたら年間1000万ぐらいは買わなければなりません。

外商部の静緒、桝たちの月の営業のノルマが1500万なので普通のお金持ちではないのです。

そんなセレブたちとお近づきになるためにはあの芦屋というところに住んでその雰囲気をつかむのも勉強ということなのですが、芦屋でお家を探すといっても手軽な値段のところがなくて先輩の外商葉鳥さんのお世話で後輩の桝とルームシェアとすることになりました。

一緒に住んでも静緒は桝に対して恋愛感情はないし、桝自身の事情、実家の事情があって支障はなく互いに干渉せずで上手くいっていたのですが、今回桝の実家のことでこのルームシェアの危機が訪れます。

私が前回のを読んだのが2年前だったでしょうか。

その間に百貨店を取り巻く事情が変わってきたようです。

今まで高額なものをお買い物をしてくださったお得意様は高齢化して資金は豊富なのだけどこれといって欲しいものがない。

そのお得意様の子供たちの代はといいますと、ネットでポチする世代なのでわざわざ外商を利用しない。


前回も書きましたが百貨店の大きな売り上げがこの外商なのです。

買っていただけなくなるとピンチです。

なんとか打開しなければと百貨店の外商部は戦略をたてますが、なかなかいいアイデアが浮かばない。

一番辛い立場なのがアルバイトからのたたき上げで外商部に配属された静緒。

上手くいかなければまたバイトに格下げになるかもというピンチ。

自分のお得意様の問題もクリアしながら外商の売り上げを回復できるのか。

ゆりかごから墓場までのなんでもありの外商部。

絶対お目にかかることはないと思うので私たちの知らないところで高級車一台買えるぐらいの高級時計や宝石をジュラルミンケースに詰め込んで回っているのだろうなあと。

百貨店で北海道フェアやってる九州物産展やってると聞けばスイーツや名物を楽しみに出かけようかなと思うのでやっぱり魅力はあると思うのです。







GWに読んだ本(2)

2018-05-05 00:45:00 | 読んだ本
全部一気に書けなくて一冊ずつですいません。

次に読んだのが「フォークロアの鍵」です。

川瀬七緒著 講談社。

川瀬センセーは本の題名のつけ方が独特のセンスだなあと。

背表紙の題名を見てつい手に取っちゃう、そして読みだしたらその世界にハマってしまう。

「フォークロア」というのはウィキで調べたら「民俗」という意味でした。

民俗学を専攻している大学院生羽野千夏、彼女の専門は「口頭伝承」これは言い伝え、民話、昔話などなどです。


彼女はこの「口頭伝承」を集めるためにはいろんな老人たちから聞きたい、そのため認知症の入居者ばかりのグループホームに協力を依頼します。

施設の経営者側も入居者たちが千夏と接して昔の話をすることで認知症に良い結果が出るのではないかと互いのメリットがあると許可してくれます。


前に読んだのが児童の教育で今回は認知症の老人問題と川瀬センセーも?と思いながら読んでいきますと。

一筋縄ではいかぬ入居者のみなさん、そして経営者側から千夏の研究に協力するよう言われて入居者のケアだけでも大変なのに余計なことをと思ってる現場の人たち。

なかなか上手くいかないけれども自ら彼らから話を聞きとるのだという千夏の辛抱強さとめげなさで入居者の皆様も心を開くようになります。

ただ要介護4のルリ子さんだけは上手くコミュニケーションが取れません。

自分の世界に閉じこもっているルリ子さんは脱走の常習犯で彼女がなぜ脱走しようとするのか理由がわかりません。

ルリ子さんが「おろくんち」という謎の言葉が脱走の原因なのだろうと。

そこに「おろくんち」の意味を知っているという登校拒否の高校生大地。

千夏と大地で謎の言葉の意味を捜していくのですが。

昔話にはなにがしかの意味がありそれは現代(いま)に受け継がれている。

良いことならばよいのですがもし、悪いことならば。

介護の問題と登校拒否の問題とかいろいろ川瀬センセーに思うことがあるのだなあと。


私は川瀬センセーの作品を全部は読んでおりません。

好きな昆虫法医学者シリーズでも感じだことなのですが。

自分たちよりも長く生きていろんな経験を摘んでいる人の話には気づかないけれど大事なことがあるのだと温かい目で見ているように思いました。


GWに読んだ本

2018-05-04 00:11:07 | 読んだ本
GWも後半に入ったそうですが、私はカレンダー通りなので地元をウロウロして過ごしております。

遠くまでお出かけしないので図書館に本を借りに行きましたら読みたかった本が3冊並んでました。^^

これはラッキーと読み始めるとちょっと寝不足に。(^▽^;)

読んだ本は「戦う君の唄を」、「フォークロアの鍵」、「上流階級富久丸百貨店外商部Ⅱ」の3冊。

まずは「戦う君の唄を」から。

中山七里著 朝日新聞出版。

最後まで気の抜けないどんでん返しの名手(私が自分でそう思ってるわけです。)中山センセー。

読み始めは本当にのどかなかんじで埼玉県秩父郡神室町にある私立幼稚園に新任として来た喜多嶋凛。

明るく、曲がったことは大嫌い、たとえそれが上司であろうと先輩であろうとおかしいことはおかしいと気持ちいいほどはっきりと言います。

子供たちが好き、先生という仕事にやりがいを持ち前向きな彼女。

やんちゃな園児、なんでもクレームを入れたがる父兄、運動会は全員手をつないでゴールしようとか学芸会で全員主役にしろとか今いろいろ言われてますね。

凛先生は子供にとって何が必要かということを考え、父兄、同僚、上司とぶつかり合いながらも解決していきます。

あれ中山センセーどんでん返しやめて教育問題について書くのかなと。

やっぱり中山センセーは中山センセーなのでした。

なぜ父兄がそこまで言いたい放題なのかは15年前に園児の殺人事件があり加害者がこの園の送迎バスの運転手だったためでした。

15年たつとその事件も風化され忘れられつつになりそうだったのが園内の小さな事件でまた表に出てくることに。

ここで登場するのが中山七里といえば検挙率100%の渡瀬警部。

彼が登場するということはまだ何か起こるのか。

罪を犯した人は一生許されないのか?永遠の問題ですね。

もう一人の中山七里のダーティヒーローを思いだしました。

題名の「戦う君の唄を」というのは中島みゆきさんの歌からつけたそうです。

2冊目の感想はまた次回に。







スーパー歌舞伎Ⅱワンピース(おまけ)

2018-04-26 16:54:39 | 芝居




写真が投稿できなかったので写真を。

今回舞台の前に近いところが取れて嬉しかったです。



ファーファータイムの時に使うタンバリン、ブルーにしました。(^^)

うちの子が「この金色のテープはなんですか?」とぐるぐる巻きになって聞くので「これは舞台の演出でゴージャスさを出すためにいろんな効果を使っててこのテープもそうだったのですよ。」と。



足元の紙吹雪もそうなのです。



公演時間が休憩をはさんで約4時間、夢のような時間でした。

名古屋もきっと大盛況ですね。(^^)

スーパー歌舞伎Ⅱワンピース(3)

2018-04-26 00:17:36 | 芝居
今日というか昨日になってしまいましたが千秋楽でした。

まだ名古屋がありますのでまだまだ続きますが大阪が昨日で終わりということでもう一度観たかったなあと。

三幕目はクライマックスというか大詰めになっていくところですね~~。

兄エースを奪還するため海軍本部マリンフォードに駆け付けるルフィ。

エースを助けるためにルフィの他に白鬚海賊団も駆けつけてきます。

右團次さんの白鬚、圧倒されます。

そして平さんのエース、前回よりマッチョになったような。

鍛えてらっしゃるのかなあ~~。

右近さんのルフィと並ぶとやんちゃな弟が可愛くて仕方がないって感じが出ていて猿之助さんルフィとはまた違った感じになってるなあ~~と。

三幕目は歌舞伎ならではの殺陣とケレンがたっぷりと楽しめます。

海軍の大勝、クザン(青キジ)とサカズキ(赤犬)との殺陣のシーンがスゴイです。

ワイヤーアクションあり、ケレンで出演者の皆様の身体能力の高さに圧倒されます。

今更なのですが、ワンピースというのは「悪魔の実」というそれを食べるとその実の能力が得られるという人たちがバトルをするのですが、これは実写化では無理~~と思っていました。

その原作のイメージを壊すことなく歌舞伎で表現するすばらしさ、サカズキを演じる嘉島さん殺陣がすごいなあと思っていたのですが、平さんが2年前よりパワーアップしてる~~。

そしてこの海軍と海賊の戦いにちょっと待った~~と登場するシャンクス。(ワンピースで私が一番好きなキャラクターです。)

猿之助さ~~ん観れて良かったです。

皆猿之助さんを観たかったんだと思います。

登場したときの劇場の空気が熱気と猿之助さんの元気なお姿を観れたうれしさで湧き上がってきたよう感じました。


今回は出演者がダブルキャストだったのでまたキャストが変わると違うのだろうなあと思います。

同じことをしているのではなくてワンピースはずっと進化し続けているんだ~~と思いました。

アクションが素晴らしいだけでなく、兄弟の愛、親子の愛、仲間との絆の強さに泣かされます。

白鬚ことエドワード・ニューゲートの言葉「なんでつまらなくなったかというと皆冒険に出なくなったからだ。宝探しをしなくなったからだ。」宝というのは人それぞれ大事なもので必ずしも金銀財宝のことではないと思うのです。

冒険は辛いこともあるけどまず外に出てみよう、いろんなものを見てみよう、仲間を見つけよう、その先には何かがある。

また公演があるのかわかりませんが、今度松竹座に来られるときはパワーアップした新しいものが観れることを楽しみに待つことにいたします。