昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

権兵衛峠

2008-08-09 | 国内旅行
日光からの帰り道、懸案の権兵衛峠トンネルを通る気になった。

 木曽谷と伊那谷と結ぶ峠で、信州でも1・2を争うほどの厳しい峠だったそうです。江戸時代より古くは歩く道はあったそうですが、元禄9年に権兵衛さんが馬でも通れる道に改修したので、以来、権兵衛峠と呼ばれるようになったと言う。


 地図で見てみると微かな峠道が曲がりくねって付いているのに、興味が湧きドライブをしたものです。
 それは2002年でした。その峠道の古さ、大きな谷を這い回る蛇行した道、これでも国道か!と思いながら走りました。
 以来、この山道を行くこと3回、1度などは峠の入口から出口まで、軽トラック1台しか出会わなかったときもあった。これでも国道?と思いながら楽しんでいました。
 そこに2年前にトンネルが出来たと聞きました。これからは峠道は益々荒れる事でしょう。


地図の下の左寄りにあるでしょう。国道361号線です。今では10分もあれば木曽谷から伊那谷へ抜けられます。





木曽十一宿の奈良井の宿から奈良井川を遡ります。奈良井ダムがあります。









 可愛いダムだけれど、休憩がてらに見物していると、ダムの管理人が出てきて、ノートに住所と名前が欲しいと言います。何でも、ダムを見学に来る人を記録してダムの評判の度合いのデータを集めていると言う。見ると結構人が訪ねてきている。









駐車場の花壇にはクルマユリが咲いていた。右は月見草の仲間らしい。









完成して2年経つトンネルはまだ汚れていません。車は2台/分くらい通る。








建設記念碑の横に、概要が掲示されていた。










 この峠の近くに水の配分所の跡が残っています。
 木曽谷は水が豊富ですが平地が少なくて米があまり取れません。一方伊那谷は平地が多いのですが、谷が浅くて水が不足していました。そこで、水を伊那谷に送るのと引き換えに、米を木曽谷に送っていたそうです。

さて、権兵衛峠を越えた時の写真があります。米俵を曳いている馬車が見えます。アルバムを探すとまだありそうですが、又の機会にします。






古畑権兵衛の名前が出てきます。古文書には「信州第一の難所」とあるそうです。

最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはよう(^o^)丿 (アガリ)
2008-08-09 05:29:16
昔の山道って細くて曲がりくねっていて
通るの大変でしたよね
私の母の実家は山の中にあるんですが
子供の頃は車がすれ違うのも大変な山道を
バスで通ったものでした
返信する
アガリさんへ (tetu)
2008-08-09 14:45:31
 このトンネルが計画にあったので、峠道は、改修されていなかったと思います。

 木曽山脈を越える道は南の飯田から馬籠の道しかありませんね。こちらも道がよくなりました。
返信する
権兵衛トンネル (kawa)
2008-08-11 11:54:43
木曽と伊那は別の国だったのに、このトンネルのおかげで、1泊2日で両方を観光できるんですから、これは便利ですね。
返信する
kawaさんへ (tetu)
2008-08-11 19:14:59
 道路族か何か知らないけれども、3-4年経つと道路がすっかり変わって便利になるようですね。

 時間を掛けて、味わいながらのドライブが一つずつ減ってきますね。時々は故意に旧道を走る事がありますよ。
返信する
Unknown (kawa)
2008-08-12 22:58:42
>時間を掛けて、味わいながらのドライブが一つずつ減ってきますね。時々は故意に旧道を走る事がありますよ。
この意見には、賛同できます。
私も、急がない時は、高速道路をひとつ手前で降り、下道を走ります。高速では味わえない風景が見られます。
返信する
kawaさんへ (tetu)
2008-08-13 00:30:55
狭い日本そんなに急いで何処に行く、とかが流行った事がありましたね。やっと最近その良さがわかってきました。
 今度は「エコ」の波に乗せられているのかも。
返信する

コメントを投稿