峠おやじの「たわごと」

峠、自転車、キャンピングカー、野菜、園芸、時事ネタなどをぼやいてます。

母の転居記録1

2022年07月17日 | 

また1週間ブログに穴を空けてしまった。

というのもこの1週間、母の転居をやっていたからだ。

 

母は20年前に自立型老人施設を自分で見つけ、入居した。

隣にある大病院が経営しているのと館内の大浴場が温泉なので決めたと言っていた。

自立型施設なので生活支援を受けるようになったら退去という条件だった。

当時は70代だったので自分で車も運転するし、お風呂もひとりで入浴できた。

 

5~6年前、車の運転に周囲からクレームが付くようになり、

施設の指導で免許返納(更新せず)し、車も売却した。

代替手段で自転車を所望されたが、脚が弱っていてペダルを上げることすらできなくなっていた。

電動式のサポートカーも検討してみたが、本人が全く乗り気にならないのでボツになった。

 

結果、今まで自分で買い物や外出していたのが全く動けなくなった。

それからか急激にいろいろ衰えが目立つようになった。

若干の認知や、杖つき歩行から押し車歩行へと変わっていった。

 

脚が弱ってきたことから、楽しみだった温泉風呂にもひとりでは入浴禁止とされた。

部屋のお風呂はあっても入っていないようなので、デイサービス利用を推奨された。

はじめ隣の病院のデイサービスに行ったが、母があそこは嫌だと言うので、デイサービスの施設を変更した。

 

変更した施設もはじめのうちはなんとか行っていたが、そのうち頻繁にキャンセルするようになった。

本人任せだと無理なのでデイサービスへの送り出し(入居施設の玄関まで)を毎回するようになった。

だから週2回の行動制限を私たちもかけられることになってしまった。

 

デイサービスは12時50分に迎えに来るのだが、母は昼食が済んでも食堂から戻ってこない。

部屋は鍵付きなので私たちは勝手に入れないし、放かっておくと12時45分になっても出てこない。

それから部屋に戻って着替えを用意して玄関に行くとお迎えの車を待たせてしまうことになる。

 

そこで11時50分に電話して食事に行かせ、12時半に玄関に行って待ち構え、

5~10分経っても出てこなければ毎回のように職員さんに呼びに行ってもらうようになった。

そうして部屋に戻っても母はベッドに転がり込んで寝ころがってしまう。

 

「もうお迎えが来るよ」

「週2回お風呂に入らないと、ここから退去だよ」

などと、毎回なだめすかせて玄関まで連れて行くのだ。

 

しかし、2~3ヶ月前に施設から最後通牒が来た。

「ふだんから朝食は欠食されてますが、最近昼食や夕食もたまに欠食されることがあります。

このままでは健康状態が管理できませんので、面倒をみてもらえる施設に変わられることをお勧めします。」

 

母は昔から朝食は食べられないと自称していたが、1年前から急に痩せてきたのもあって、主治医からは補助飲料を処方されていた。

20年以上過ごした施設だからできるならずっと住まわせたいけれど、その施設から匙を投げられたら致し方ない。

転居する施設を探すことになった。


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2 コメント

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半年の入院生活後 (matsubara)
2022-07-19 09:57:28
母の最期を思い出します。
96歳まで普通に同居して暮らしていました。
ある日布団の上に肘から落ちて骨にヒビが入り
腫れてきたので夫が運転し、接骨医に通院していました。
車椅子での通院は施設に入所よりほかになくて
近くの施設に入り、そこから通院していました。
そしたら施設で脳梗塞を起こして
入院。半年後再び脳梗塞で亡くなり97歳でした。
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お元気だったのですね (峠おやじ)
2022-07-19 18:34:10
お母さま、96歳まで不通に同居とは、
ほんとにお元気だったのですね。
しかしご老人は慣れ親しんだ環境の変化があると、
ガクッと衰えが来たりします。
お母さまは不可抗力とはいえ残念でしたね。
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