峠おやじの「たわごと」

峠、自転車、キャンピングカー、野菜、園芸、時事ネタなどをぼやいてます。

レッツゴー(劣後)ローン

2020年08月11日 | 時事ネタ
昨日NHKニュースで、元勤務先の名前が出ました。

「地銀 コロナ禍の中小企業支援で新たな融資枠組みも」
新型コロナウイルスの影響で売り上げが落ち込み、財務基盤が悪化する懸念のある中小企業が増えています。地方銀行の間では、こうした企業に対しても新たな融資の枠組みを通じて、資金繰りを支えようという動きが広がっています。

このうち、横浜銀行が用意したのは、「劣後ローン」と呼ばれる融資です。金利は年1%程度と、通常よりも高く設定されていますが、最長15年にわたって元本を返済する必要がなく、企業にとっては財務基盤の改善にもつながるのが特徴です。「元本の返済までは金利だけ払えばよいので負担は小さい。財務基盤も安定する」と借り入れをした会社の
社長の談話もあります。

このほか、
岐阜県の十六銀行や山口県の山口銀行なども同様の取り組みを進めていて、地方銀行の間で、実質無利子・無担保融資に加え、新たな融資の枠組みも整えることで、資金繰りを支えようという動きが広がっています。


思わぬところで元勤務先が出てきたので驚きました。
私ゃ、働いていた後半を本部の広報支援事務センターにいましたので、融資は正直詳しくないです。
そこで、劣後ローンについて調べてみると、次のサイト「新型コロナウイルスの影響から企業を守る劣後ローンとは?」がわかりやすいと思います。そのメリット、デメリットを要約すると、

メリット
1.元金の返済は数年後でその間は金利支払いのみ。
2.かりに倒産しても給与・税金など優先される債務支払いが終わった後、最後に回収されるため資本金と同等の評価になり、財務基盤が高まる。
デメリット
1.回収しづらいローンであるため高金利になる。


長期融資にも関わらず金利支払いだけで良いなかなか嬉しい融資です。いつ収束するか終わりの見えないコロナ過経済のもとで安定した資金を確保するには良い制度だと思います。そして環境が好転したら、高い借入金ですからさっさと全額返済してしまえば良いのです。

さらに調べてみると、今回NHKが取り上げてくれたのでわかりましたが、元勤務先は5月にすでに劣後ローン第1号を実施してました(中部経済誌)、専門誌の日本経済新聞はその1ヶ月後の6月。地元紙の中日新聞は「十六ともに未来ファンド」なんて毒にも薬にもならないような見出しで5月に紹介してました。

しかし岐阜新聞では記事になった覚えがありません。「十六ともに未来ファンド」という名称で記事で私が見落としたのかもしれませんが・・・岐阜新聞の記者が経済音痴なのか、それとも銀行が情報を流さなかったのか・・・元行員の私が3ヶ月経ってしか気が付かないのでは、情けないとしか言いようがありません。自他ともに・・・
「Go To」やなくて「Let's Go」なのに


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