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数日前の朝、畑のサトイモの根元にいたのを見つけて持ち帰った。
コクワガタの雄だとしても、かなり小さい個体で、セミと合体したような姿だから、いったいどうしたのだろう。
7/27に取り上げたコクワガタの雄と比べたら貧弱そのもので、しかも前翅(鞘羽)が無いので、観ていると恥ずかしくも哀れを感じる下半身。
ちなみに、先のコクワガタは一回部屋の中を飛んで、また廊下の隅に落ちていったのだが、たまたま忙しくしていたので捜すことをせず行方不明のままだ。
今更ながら、調べてみると、コクワガタとしていたけれど、小型のノコギリクワガタ(鋸鍬形)だったようなので、追記の但し書きを入れておこう。
さて、これを奇形としたけれど、見つけた時に、こういう種類の昆虫がいるのか・・と首を傾げた。
畳の上に置いてスマホを構えると、カマキリなんかよりもっと強気で威嚇のポーズをしばらくくずさない。
剥きだしの後翅があるのだから、素早く飛び上がっても良さそうなのに、それをしない。
硬い前翅に護られていない尻を見せないよう、精一杯の背伸びをしているようにも見える。
敵に後ろは見せないとして強がり、最初に討ち死にするタイプか。
西瓜を切ったので、芯の甘い部分を入れてやったら、威嚇のポーズをしていたが、しばらくしたら鋏を閉じてかぶりついている。
静かに上から覗くと、下半身を伸縮させているのが透けた翅越しに見えた。
ポンプ式に西瓜の汁を吸い込んでいるにちがいない。
周りには薄茶色の液体が飛び散り、プラケースの蓋にもしずくとなって付着していたのは西瓜を食べたことによる排泄物か。
臭いはしないが、カビが生えるかもしれないので拭き取った。
バナナも買ってきたので、熟させてから与えるつもり。
で、こいつはいったいどうなるのだろう。
硬い前翅が生えてきたりする奇跡は起きようはずがないし、雌を世話してやりたいと思ったりするけれど、どうなるかは成り行き任せだ。
可哀そうに、自分は一生懸命、観察して、彼らが自由に(?)生きられるようにと、餌と糞の処理を日常にして、観察していました。
蚊やハエやゴーヤーやヘチマの葉っぱをすり鉢で、作って与えて、糞の色で、彼らの体調を観察して、魚の天ぷらを与えて、夜中に蚊帳をかけ忘れて、足を天井に向けて死んでいるのを、何度も観ました。
私は宇治でカブトムシを飼っていますが、1年しか生きないカブトムシですが、もう何年も代を繋いでいます。
田舎にきているあいだは家人に託していますが、今年の親は昨日で全て死に、もう次の代の幼虫がクヌギマットの中をうごめいているとのことです。
クワガタの飼育ももうマニュアルができているので、飼おうと思えば、さほど難しくないようです。
こちらのメダカは昨年のが雪の降る外でも冬越して、今年持ってきた分もいて、元気に増えています。
大人になっての飼育は、インターネットのある今だから簡単になってきたように思われます。