鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

ようおまいり

2024年07月06日 06時53分06秒 | 言葉の世界






三室戸寺参道の緩い坂道を上がり、さて、この石段を頑張れば本堂へ、となる登り口に石碑があった。
読みにくくなっていたけれど、すぐに判ったのは、関西に住んで半世紀経っているからか。
『おこしやす』は京都の店でよく言われるけれど、『ようおこし』のこともある。
『ようおまいり』は、『ようこそお参り下さいました』ということなのに、『良くよくお参りしなさいね』という押し付けかと思ったりする。
対面でのことなら言い方や仕草や表情で、たぶんニュアンスは微妙に違うのだろう。
この石碑はいつ造られたものか、『ようおまいり』と彫らせる意図や状況を想像しようにも、どうもよく分からない。
寺に参るのは徳を積むことだという。
『ようおまいり』に対して、『はて?』などと首を傾げる時点で、もう徳を積むことはできないと思わないではない。
コメント (2)
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