鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

ベリーベリーグッドなこの頃

2024年06月03日 06時29分29秒 | 養蜂




一昨日、ニホンミツバチの誘引待ち箱に入居した1群を友人に提供した。
ほぼ暗くなってから、巣門を塞いだ運搬用の土台箱に、入居した分の重箱式巣箱を乗せ、ブラックテープでずれないように固定してから乗用車で運ぶ。
後部座席を前に移動させ、板を置いて水平を出し、ゴムロープを使い運転席ヘッドレスト支柱を利用して固定する。
多少の段差があっても、他人を乗せている程度の注意を払えば何事もなく運べるやり方を確立しているのだ。
そうして15㎞ほど走って、友人の生家跡地に着き、出迎えてくれた彼と互いに頭にライトを点けて作業をする。
夜陰に乗じて二人の後期高齢者がヘッドライトをして、こそこそと物を運んで作業するのを他人に見られたら何と思われるだろうかと、気分は高揚する。
順調に事は捗り、帰りがけに友人が「ウチで作ったんだから甘く無いんだけど・・・」と言いつつ手渡してくれたのが苺パック。
帰ってから1番大きいのを食べてみたら、十分に甘くて、酸味も少しあり、非常に美味しい。
スムージーに入れるなどと、貰う時に言ったのに、全部そのまま食べてしまった。
苺を自分用に買うことなどあり得ないから極上苺の味を知らず、甘酸っぱさに飢えていたみたいだ。

このごろウチの周りで勝手に生えているクワの実が黒く熟し始めた。
いくつか摘んで食べてみると、昔ながらの味は小さくても苺にだって負けない美味しさ。
クワの実は桑苺ということもあると思い出し、英語ではどうかと調べたらmulberry。
マルベリーというのは聞いたことがあったけれど、なんとクワの実のことか。
strawberryを1パックも食べた次の日は、mulberryを木から直接摘んで食べる。
昨夜は、最後の1群を親戚宅に1週間預かってもらう一時疎開を決行した。
ベリーベリーグッドなこの頃。
蛇足ながら、桑で想い出すのは、黒澤作品『用心棒』で名を問われた浪人が応える台詞。
周りを見回してから、『桑畠三十郎・・・もうすぐ、四十郎だがな』。
そうして後に作られた作品が『椿三十郎』。
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2 コメント

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くわばらくわばら (sukebo)
2024-06-03 18:47:47
落雷には、「桑原」と叫びながら、桑畑で頭を低くして、落雷に対応ができると、誰かが言ったのでしょうね?

『桑畠三十郎・・・もうすぐ、四十郎だがな』
記憶にあります。
桑畑七十郎になりますね。
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sukeboさんへ (とんび)
2024-06-03 20:05:25
蛇足はやはり必要でしたね。

我らは三十郎の倍近くを生きてますね。
渋さも半端ない筈ですから、自信を持って決めまくりましょう。
返信する

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