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鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

ナガメ(菜亀)

2022年04月24日 02時09分02秒 | 




三月菜の薹を摘んでいたら、こいつがいた。
以前にも撮って記事にしたことがあるのに名を忘れていて、『背に模様のあるカメムシ』で検索した。
ナガメ、そんな名だったのか、タガメ(田亀)は水棲昆虫だけれど、畑にいたから、畑亀にして欲しかった。
なぜ菜亀なのかといえば、菜につく亀虫だから。
そうして菜は汁を吸われると、その部分が白くなってしまうそうだ。
ナガメの止まっている横と前に縮れたような部分が見られるけれど、これが食害痕となってしまうのだろう。
見た目がかわいらしいので、そのように分かっても、邪険に振り落として踏んづけるようなことはできない。
亀というより仮面を思わせるので、ひっくり返しトリミングしてみた。
兜の下の仮面とか、ある種族が踊りのときに着ける面とか、盾の模様とか、とにかく見ていて飽きない愛い奴よ。
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セアカゴケグモ(背赤後家蜘蛛)かも知れない

2022年04月09日 06時33分44秒 | 




特定外来生物の毒蜘蛛、セアカゴケグモかも知れないヤツをテニスコートで見つけた。
以前にも見たことがあって、当時は何度かマスコミで取り上げられていたこともあり、とりあえず運動公園の事務所に知らせた。
そうしたらすぐにスプレー殺虫剤を持ってきて、噴霧してくれたので一応駆除した格好になっていたはず。
その後は、排水溝にかぶっていた人工芝が取り除かれ、生息しそうな場所も少なくなっていた。
でも生き残っていたのか、新たに侵出してきたのか、卵胞を雌蜘蛛が守っていた。
以前に見たよりも背赤模様が薄くてはっきりしないので、クロゴケグモ(黒後家蜘蛛)かも知れない。
かわいそうだけれどナイロン袋に入れて密封して置いたのだが、帰りにはすっかり忘れてしまった。
ひなたに置いたのでおそらく蒸されて窒息してしまうだろう。
可哀想なことをしたような気もする。
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ツヤアオカメムシ(艶青亀虫)

2022年02月19日 09時16分16秒 | 




漢字ではどう書くのか、少し検索したくらいでは分からなかったが、たぶん艶青亀虫だろうと見当をつけて見たら当たりだった。
いろんな果実の汁を吸う害虫だそうで、蛹にならない不完全変態とある。
バッタ(飛蝗)なんかと同じく、脱皮をくり返して、画像のような完全形態の成虫に近づいていくということだろう。
ここでカメムシの脱皮は何回と検索したら、5回とあった。
蛹期間のあるものは、蛹から羽化したらいきなりの成虫で繁殖行動まっしぐらだけれど、不完全変態の成長はゆっくりでなかなかオトナになれない。
羽化という瞬間もなく大人になれずにいつまでもガキみたいな奴らを不完全変態と呼んでみたい気がするけれど、問題がありそうなのでやめておこう。
それはオマエだろうと返されそうな気もするし。
テニスコートの端っこで、この美しい緑に気づいたのだが、どこかで越冬していたはずなのに何かの間違いか。
死んでいるのかと指ではじいてひっくり返してみたら脚をわずかに動かした。
裏側まで緑色だということを初めて知り、屁を噴射する元気のないことも確認した。
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雨宿りのカマキリ

2021年11月26日 07時58分58秒 | 


みぞれになりそうな冷たい小雨が降るなか、広がった白菜の外葉に身を寄せ雨宿りするカマキリを見つけた。
スマホを接近させても、この期に及んでは威嚇のポーズもとらず、じっとしたまま触角を動かすだけ。
この尖った顔つきに似た叔父がいて、太ったことのないスマートな体つきをしてひょうひょうとしていた。
織田信長の肖像画を観るとカマキリのようだと思い、この叔父も想いだす。
ゆっくりと動き、いざというときの攻めは一発必中の素早さだっただろうか。
養子にいった人で呑助だったけれど。
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苔に空蝉

2021年11月25日 08時24分24秒 | 


しぐれがちで寒いこの頃は苔が生き生きしている。
庭石の窪みに生えた苔に蝉の抜け殻があった。
周りにあった枯れ草ごみは除いたけれど、抜け殻を置いたりの作為的なことはしていない。
普通なら、からからに乾いた蛻(もぬけ)の殻の様相なのだが、湿りの常態化した中にあるからか、薄衣風だ。
服飾評論家の市田ひろみ氏がいにしえの衣装を紹介する講演会を観たことがあって、十二単の実際の着付けをやっていた。
一枚着せては紐で結び、その上に被せると、下の紐は外して、結局十二単は最後を羽織った後の紐一本で留められているのだった。
そうして最後に紐をゆるめ、十二単からモデルがするりと抜けると、十二単だけが首の抜けたお雛様のように座っていた。
『これがほんとの蛻の殻』というのが締めだった。
田辺聖子の源氏物語を読んだときに、光源氏の掴んだはずの女がするりと着物を残して逃げてしまう空蝉の巻が印象的だった。
今回初めて空蝉を調べてみたら、この世に生きている人間と、まるで反対の意味もあった。
現(うつし)人(おみ)から「うつせみ」にその音に空蝉を当てた結果、できた言葉だとか。
いつだって何に対してか現を抜かして抜け殻腑抜けになるうつけ者がいるということだろう。
源氏の空蝉は文字通りの抜け殻で、読者にとっては『いい気味してやったり』だったり、『もう少しだったのになんでそうなる』という口惜しさだったりする蛻なのだろう。
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セスジツユムシ

2021年11月24日 08時23分33秒 | 


崩れた灯籠の台の上にこいつがいた。
子どもの頃の暑い夏の夜は戸を開け放っていたから、蚊帳に入って寝るのだが、その蚊帳に度々スイッチョンと鳴く虫が止まった。
スイッチョンという名で呼んでいたけれど、今頃になって調べてウマオイだったのかと思う。
キリギリスかウマオイのどちらか位には思っていたが、区別がなかなか覚えられない。
こいつはスマホを接近させても逃げる元気はなくて、遊び呆けた末のキリギリスかなどと想ったりする。
元気なくアリの巣に近づいたりしたら、いらっしゃいとばかりに、寄ってたかられて解体され餌として巣に運び込まれる。
現実的シリアス童話なんかも思い付こうというもの。
そこで検索してみると、背中という背中がなく、尖った稜線1本の背中が特徴的なのはセスジツユムシと判った。
キリギリス科だったりツユムシ科だったりするようだが、一見するとスイッチョンそっくりだ。
触角にスマホが当たっても少し身じろぐだけで、跳んだり飛んだりの気力はない。
まだモズの声は聞こえないし、近くに私がいる限りヒヨドリも来ないだろう。
画像を観て初めて気づいたけれど、目の縁取りが何かに似ている、何だっただろう。
アフリカとか東南アジアとか南太平洋とか、どこかの少数民族のお面の目か。
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クビボソゴミムシ

2021年11月18日 09時52分52秒 | 




これも家に入り込んで、居間のカーペットの上を歩いていたのだが、ひと目でゴミムシの仲間だと分かった。
他の虫を捕食するやつらしいので、手でつかめば噛みついてくるのではないかと思われるが、小さな牙では痒くもないだろう。
漢字で書くなら首細塵虫かと思うけれど、検索しても漢字表記を見つけられなかった。
芥虫と書いてゴミムシというのはあったが、それならアクタムシと読ませたら良いのに。
いろんなゴミをあさる小さな虫を狙って、いつもゴミの周辺にいるということになってゴミムシは残念な名だ。
こいつが見られる時は、いつだって早足でせかせかと、いかにも目的がはっきりしている様子で直線的に歩く。
飛べば良いものをと思うくらいだ。
蹴飛ばしてひっくりかえしたりすると、じたばたとしてから何とか起き上がるのだが、すぐには動き出さない。
『この身になにごとが起きたのだ?』という風情でしばし動きを止めるから撮るのも楽にできる。
ブレているけれど、かなり前に撮った緑鮮やかなゴミムシの仲間が2枚目。
検索しても名が判らなかった謎の真打ち。
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キアシナガバチ(黄脚長蜂)

2021年11月17日 07時46分46秒 | 


小さな生き物はたいてい何でも好きだが、蜂は怖い存在だから尚のこと惹かれる。
この脚長蜂の中で最大種であるキアシナガバチは、おそらく私が初めて刺された蜂なので印象深い。
今いる生家の裏に流れている小川の縁にあったグミの木に営巣していたものを、木の棒で落とそうとしていて攻撃された。
こいつの毒はスズメバチ級らしいけれど、半世紀以上前なので額を刺されても医者に掛かることもせず、ただ痛みをこらえていただけ。
アナフィラキシー・ショックがよく言われるけれど、その後の私は数年前にオオスズメバチに1回と、ニホンミツバチにはほぼ毎年刺され続けている。
ニホンミツバチに関しては、だんだん毒に慣れてきたのか、初めは1週間近く痛んだのに最近は1日で治る。
このキアシナガバチは、居間に入り込んでいたもので、おそらく来春1匹で巣を造り子育てもしていく新女王の越冬蜂。
越冬場所と決め込んで、この時期カメムシなんかと同じく家に入ってくることが多い。
巣の近くにいるわけではないので、つかんだりしない限り刺されることはないと承知してるから気軽に接写した。
ちょうどバックに青緑の座布団があり、良い具合に撮れたと自画自賛の1枚になった。
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名残のちょうちょ(蝶蝶)

2021年11月06日 07時43分43秒 | 






病院の血液検査結果はまずまずということで、とって返す帰省の前に、スタッドレスを積んで自動車屋に行った。
雪国仕様にタイヤ交換してもらっている間、近くのホームセンターで時間をつぶす。
野外にある園芸コーナーは蜂や蝶が飛んでいて、なんとか撮れそうなのが青いサルビアの蜜を吸っていたセセリチョウ。
こいつは以前にも取り上げた筈と、見てみると昨年の11/7に『セセリチョウ』として載せていた。
今回の方がピントも合ってブレがなく撮れているけれどポーズがイマイチ、もっとしつこく迫るべきだった。
画像を観て『よくもまぁここまで毛深い』と感心したり、真っ黒い目に『何が哀しくてそんなにも暗い目を』などと想ったり。
妙に暖かい11月の小春日にアゲハはもう見当たらず、タテハチョウの仲間は飛んでいた。
キチョウもモンシロチョウも隣接した野菜畑に飛んでいて、園芸コーナーのキャベツ苗の葉っぱにはモンシロチョウの青虫もいた。
従業員が常に目を凝らしているだろうに運良く見逃されるヤツがいるようで、蛹になる手前の大きさに育ったのを見つけたから、条件反射的に自分のものでもないのに排除する。
『おっと撮ったら良かったな』と、また捜したら小さいのがいたので撮って、やっぱりこの世から排除。
『下向きにじっとして擬態するのだな』という発見はあった。

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宇治にて昆虫を観察と撮影

2021年11月04日 06時34分56秒 | 




もったいぶったタイトルにしたけれど、わが狭い庭の花にも何かが来ているようなので、そっと近づいて撮ってみた。
1枚目は大型のアシナガバチかと思ったけれど、腰がくびれていないし毛がぽわぽわと見えたから違うと確信しつつ近づいた。
アブのようでもありジガバチの仲間でもありそうで、調べてみたらオオムカシハナバチらしい。
大層な名前で、漢字で書けば大昔花蜂になるのだろうけれど、大昔の花蜂ではなくて、大きい昔花蜂なのだろう。
地中に巣を作るそうだから翅が体に沿って畳まれる体型で、飛ぶ姿もジガバチの仲間に似ているように思った。
偶然うまく撮れたので思うことだけれど、初めて見る変ったヤツだし、次はどこで観られるかわからない希少種だ、たぶん。
2枚目の上の方は、ハナアブの仲間に違いないので、そのように検索して、候補はナミルリイロハラナガハナアブ。
漢字で書けば並瑠璃色腹長花虻のはずで、これでも腹長とあるから、虻はずんぐりが基本体型ということか。
手前には小さい、やはりハナアブの仲間と思われるヤツが居るけれど、こういうのは捕まえてじっくり虫眼鏡や顕微鏡で調べるしか手はなさそうでお手上げだ。
夜に散歩したら、まだエンマコオロギと思われる鳴き声がひと声だけ聞こえた。
宇治にも虫は健在のようでほっとする。
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昆虫がじっと落ち着いている時  その③

2021年10月26日 01時14分44秒 | 






根菜類の収穫をしている時や草抜きをしているときに、しょっちゅう目にするのが、こういう甲虫(こうちゅう)の白い幼虫。
根も葉も食うやつらなので害虫なのだけれど、成虫になったやつらは見た目が麗しくて敵視したくない存在だ。
それでも集団でいろんなものを食い荒らすマメコガネはさすがに退治するが、一匹二匹でいるこのヒメコガネなんかは見逃すばかり。
1枚目の黄金虫小型サイズは今朝方、白菜に付いていたのだけれど、寒いからか食う元気もないようで食害の跡はない。
①の黄金虫も名が判らなかったが、こいつも黒い水玉模様がお洒落なのに、やはり名が判らない。
2枚めの赤とんぼは、朝早く前日の雨宿りマルハナバチを確認しに行ったときに見つけたもの。
霧の朝だったから、全身に細かい水滴をまとった姿になっていた。
大きい目にだけ付いていないのは、前脚でつるりと撫でるからだろう。
たしか、テレビでそんなシーンを放映していたのを観たことがある。
大きい複眼はハンティングと敵発見防衛の為に一番大切な部位に違いない。
3枚目のマルハナバチは、前日止まっていたコスモスの裏に居なくて、地面も探したが死骸の痕跡もなかった。
夕方に見つけたのがコスモスとは10mほど離れた玄関前の階段上で、同一個体ではないかもしれないけれど再会を感じて撮った。
途中で後ろ脚をひょいと上げるので何事かと目を凝らせば、アリが一匹いて、ちょっかいをだしていた。
瀕死のにおいをかぎつけているのかも知れない。
画像を観て、尻が虎柄だなと思いながら検索してみたら、模様そのままのトラマルハナバチ(虎丸花蜂)のようだ。
夜になって雨が振り始めたから、どこかに移動していたら良いけれど。
 
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昆虫がじっと落ち着いている時  その②

2021年10月25日 00時54分54秒 | 






本日よもぎの葉っぱの上に止まっていたのが、秘め事をするヒメコガネ(姫黄金)と思われる小さくてメタリックな二匹。
観てみるとオスの方が小さくて、あわわと後ろにひっくり返りそうだけれど、しっかり鉤爪はメスの腹に掛けて首尾よくいってるのだろう。
赤とんぼが休憩場所に選ぶのは、細いところや尖ったところが多いけれど、時には平らな石の上に止まることもある。
この石のどこに惹きつけられるのか、いつも何匹か止まっている。
三枚目は、前日に死んだような格好でコスモスの花に鼻面を押し付けていたマルハナバチが、朝に観たら花びらの裏に移動していた。
夜中に雨が降ったから、雨を避けてのことだったのだろう。
続報を出せるとは意外だったけれど、また朝になって今度はどういう状態になっているか、今から気になる。
飛べないのに生きている状態が、花に居たら、長く続くのか。
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昆虫がじっと落ち着いている時

2021年10月24日 01時30分00秒 | 






昆虫の中にはいつも落ち着かないやつや、警戒心の強いやつがいて、なかなか撮ろうとしても果たせないことがある。
1枚目の黄金虫(こがねむし)の類は、動きを止めていることが多く、動いていても一時停止のように動かないことが多くて撮りやすい。
小さいけれど、この光り方と渋い柄には目をみはった。
こんなに綺麗なのだから、すぐに調べられるだろうと思ったのに、検索しても分からない。
何の葉っぱにいたのだったか、今にも離れ落ちそうな枯れ葉だから、食おうとしているのではないはずで、止まっている意図がつかめない。
2枚めのトンボの、こんな色でも赤とんぼと言えるだろうかという地味さはおそらくメスだろう。
こいつらは普通なら近づけばすぐに飛び立つ警戒心の強さで、なかなか撮らせてくれないのだけれど、なぜかじっとしていた。
画像を観ると、なにやら大物を捕まえたようで、噛み砕いているところだったようだ。
とんぼも何かに集中すると、周りが見えなくなると分かった。
頭の後ろに反射板のようなものが付いているのは、何かから捕まりにくくなる効果があるに違いない。
コスモスにいたマルハナバチは、通常なら花から花へと飛び回っていて、落ち着きのない代表格だが、花にへばりついて動かなかった。
働き蜂が吸蜜態勢で命尽きたかと哀れを感じたけれど、撮ってからちょんと突いたら、なんだよーという感じで身じろぎした。
雨が降ったり止んだりの不順で冷たかったから、動けなくなっていたのかも知れない。
私のミツバチは雨が止んだり寒さが急に和らいで日が差したりすると、巣門の周りで大挙して飛び回る。
その後どうなったか確認しないでしまったのが、こうやって書いていると、心残りだ。
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エビガラスズメの蛹

2021年10月16日 13時33分33秒 | 








サツマイモを作っていた畝の横を草刈りしていたら、こいつが出てきた。
草刈りも場所や生え方により、草刈り鎌、半円刃鍬もどき、エンジン草刈り機、乗用芝刈り機の中から道具を選ぶ。
この時は半円刃鍬もどきを使い、土ごと削りながらの作業したのだが、刃に当たらない運の良さで蛹が現れた。
防草シート代わりに敷いてある廃材タイルカーペットの通路に、この蛹はとりあえず置いて作業を続けた。
この蛹は持つと尻をピクンと振ったりして生きていることをアピールするが逃げも隠れもできない。
仕事をやり終えた時には、すっかりこいつの存在を忘れていて、その日の夜中に思い出した。
懐中電灯を下げて、道を隔てた前の畑に行こうかとも考えたが、家の周りの敷地内ならともかくと思い、やめた。
夕方にカラスにでも見つかったら食われてしまっているはずで、どこで飼われているのか分からない猫もいる。
夜中には雨も降ったから次の朝、ごみ収集の集積所に行ったついでに回って見たら、置いたそのままに居た。
冷たい雨になっているこの時期の一晩濡れっぱなしだったのに、持ってみたら尻も振る強運で生命力のある奴。
雀蛾の蛹であることは予想できたので、検索したら候補が絞りにくかったけれど、サツマイモの葉を食害するということで、エビガラスズメであると決定。
エビガラは海老柄だろうか、まだ掘りあげていない裏の畑のサツマイモの葉を撮った。
サツマイモの葉っぱの調理実験はこの畝から、食われていない葉を選んで採ったもの。
エビガラスズメの蛹は、来春に羽化しても良いよう、みその空きケースに入れ、私の生きた収集品とする。
最後のアマガエル2匹は柿の葉っぱにいたものだが、どういう認識のもとに並んでいるのだろう。
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モンシロチョウ(紋白蝶)のアオムシ(青虫)

2021年10月13日 00時16分16秒 | 








アオムシと聞けば、菜の周りを飛び回るモンシロチョウの幼虫のことと思い込んでいたけれど、毛虫ではない青い芋虫の総称のようだ。
青蛙がアマガエルだけのことではなく、青い色全般の蛙であるのと同様だ。
アオムシに一番狙われるのはキャベツなので、苗を植えた時点で防虫ネットのトンネルを作って備えた。
次が白菜で、こちらは多少食われても、スズメやハチが食うだろうと放っておいたのだが、ポツンポツンと丸裸にされる苗がでる。
よく観ると、モンシロチョウのアオムシは葉っぱの筋に沿って擬態していて発見しにくい。
昼間は擬態のフリーズをして、夜中にもりもり食うようだが、濃緑の糞をぽろぽろと残しているから、目を凝らせば分かる。
ぶよぶよを掴むのは苦手でも、自分の作物を食われたとなれば別、即刻掴んで潰す。
モンシロチョウが止まった白菜の葉の裏には、0.5mmくらいだろうか、卵が必ず産み付けられている。
ちゃんと安全な菜っ葉を選んでいるのか、農薬を使わない、うちの菜っ葉だけが穴だらけになっている気がする。
丸坊主にされたのでも、芯が残っていれば復活するから、とにかくアオムシ探し、と言うよりは、アオムシの糞がないか毎日点検する。
少し食われた跡があるのに、いくら探してもいないこともあるので、やはり天敵にさらわれていくのだろうと思われる。
ところが、天敵のスズメが2ヶ月前にはたくさんいたのに、近頃見かけない。
スズメは害鳥になることもあるが、いなければいないでとても困ったことになるのではないかと思われる。
農事の師に聞くと、この頃カラスも数羽しかこの辺りにいないと言う。
農事の師と私だけが決して除草剤を使わない。
私は、ある時から各種殺虫剤も使わないことにしている。
ナスの生り始めに何かがつついたような傷跡を残して被害があるのを確かめたくて、ネズミ捕獲用粘着シートを仕掛けた。
数羽のスズメが掛かって、気の毒なことをしたと後味が悪かったので、それ以来仕掛けていない。
その後のスズメは、蒔いた蕎麦の種を数十羽で食い荒らしていたものだが、それは放置しておいたのに最近姿を見せなくなった。
何か不吉なことの予兆か、とにかく最近の私の心配事はスズメがいなくなったことだ。
丸裸にされた白菜が、雪の降る前にモノになるかどうか分からないけれど復活してきた。
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