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鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

傷ついたオオミズアオ(大水青)

2022年08月05日 06時31分08秒 | 


新潟県は日本列島を縮小したような形なので、上越と下越ではかなりの距離があって天気も違う。
新潟県に豪雨洪水警報となれば心配して連絡をくれる友人知人もいるけれど、今回の場合、上越に近い中越に影響はほとんどなかったと思われる。
この大雨が続いたらマズイという激しい降り方も一時はあって、世の中が白く見えたりした。
でも、天気予報で見る降水帯の赤いシミも中魚沼上空に停滞することはなく通り過ぎて、畑の作物には良い雨だったはず。
小雨になってからケアハウスに住む姉に届け物を持って行ったら、地べたにオオミズアオがいた。
森の妖精と言われることもあるのに、せっかくの翅が大粒の雨に当たって傷ついたのだろう。
死んでいる風ではないので撮ってから頭を指先で触ってみた(生きていたらどうするとは思わず、触るなら頭しかないなとだけ考えた)。
ぱたぱたと50センチほど飛んだけれど、静かに衰弱していくだけのように見えるのは、ケアハウスの住人達と同じであるか、とは書いている時点の後付け。
澄んだ水のようだから水青で、水青という小型のそのような蛾がいて、その大型だから大水青だろうか。
妖精にふさわしい響きだけれど、漢字表記を見ると何のことだろうと思ってしまう違和感しかない。
以前、山でオオミズアオの完璧な姿を見つけて撮ったことがあるので、この姿はまことにざんねん。
コロナ禍なので姉には会わず、物だけ職員に託し、オオミズアオを振り返って見ることもせず、そそくさと帰ってきた。
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目についた気になる昆虫 その4

2022年07月30日 07時00分33秒 | 


通りすがりに、何となく目についた蛾の模様が、零戦みたいに見えた。
もうちょっと主翼が長くて、尾翼がもっとくっきりしていたら、きっと誰でも飛行機にみなすはず。
丸くぼんやりした左右1対の模様は目のように見えて、身を守っているのかもしれない。
調べるのは模様を探したら簡単で、ユウマダラエダシャク(夕斑枝尺)に間違いないと確信できた。
夕方の薄ぼんやりした雰囲気の斑模様で、イモムシのときは枝に擬態する尺取虫ということか。
それとも広辞苑には載ってないけれど、『夕斑』という模様か色か雰囲気かを表す言葉があるのだろうか。
飛行機模様は命名時に無視されたようだ。
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目についた気になる昆虫 その3

2022年07月29日 06時56分56秒 | 


畑仕事や草取りをしていて、ときどき見るのが、このオオヒラタシデムシ(大扁死出虫)だ。
シデムシは埋葬虫とも書くそうで、見た目が良いから思わず手を出したくなるが無闇に触るわけにはいかない。
不吉な名が示している通り、生き物の死骸に集まる屍肉食性昆虫で死骸処理を担っている自然界の清掃係。

私は昨日、浅からぬ縁にあった近所のお婆さんの告別式に参列した。
一昨日は、ある俳優の死を伝えるネット・ニュースで、享年87歳のその人の死因を老衰と表現していた。
こちらのお婆さんは満99歳と6ヶ月だったが、心筋梗塞で1週間入院しての死は事故としか思えない不意打ち。
100歳を越えてどれほど長生きするだろうと、周りの皆が思っていたほどの人で、噂好きのとにかく歩き回る人だった。
満100歳を迎えると市長が直接お祝いに訪ねてくることになっていると聞いていたが、その市長も最近コロナに感染した。
冠婚葬祭はコロナでひたすら簡略省略化が図られているが、およそ1時間の告別式に参列させてもらい、花を棺に入れながら言葉を掛けることもできた。
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目についた気になる昆虫 その2

2022年07月28日 06時08分06秒 | 


家の裏手を何するともなく歩いていたら飛んできて数メートル先の杉に止まった虫を、捕まえてみればカミキリムシ(髪切虫)。
カミキリを捕まえると紙を千切らせて遊んだものだから、紙切かと思い込んでいたが、じつは髪切で天牛とも書くようだ。
頭部はちょっと牛に似ていなくもなくて、触角が水牛の角のようにも見えるからか。
馴染みのゴマダラカミキリとは違い、真っ黒で脚ももげていて、触角の片方は切れて短くなっている。
鳥か獣か、何かしらの捕食者から逃れたときに、こうなったはずの姿。
落ち着きがないからプラケースの中に入れた状態でしか撮れず、掴んでもキーキーとは鳴かないが、とにかく動きが激しい。
捕まえた瞬間は、タイミング良くコクワガタの雌か、と思ったが地味なカミキリで少しがっかり。
調べてみると地味な割に、それとも地味だからか、名が判らない。
こいつはいろんな木に穴を空ける害虫に違いないので、放す気にはなれず、飼う気にもなれない困ったやつ。
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目についた気になる昆虫 その1

2022年07月27日 06時22分22秒 | 


コクワガタ(小鍬形)の雄をコンビニの入り口で見つけた。
拾わないという選択肢はなく、条件反射的に拾い上げた。
私がつかんでいる右親指と人差し指から逃れようと脚関節を指に突き立てるのを堪えつつ、左手だけでATM入金操作をした。
コクワガタの雌は家に入り込んでくる事が多くてよく見るけれど、雄は子どものころでさえ捕まえたことがあったかどうか位に珍しい。
車のなかに発泡スチロール保冷箱を入れているので、入れて持ち帰った。
そのうち雌を見つけたら、番にして飼ってみようなどと思いつつ見ていると、ひっくり返ったので起こしてやろうと不用意に手をだして指を挟まれた。
『あ、痛っ』と瞬間的に手を振り回したから、離れたのは良いけれど、そいつはどこに跳んでいってしまったのか。
傷にはならなかったけれど、小さな鋏の雌だったら、そうはいかなくて血が出ただろう。
居間か縁側廊下のどこかに入り込んでしまっただけで外に逃げることはない筈なのに、姿を見せないで三日経った。
諦めるのは残念で、ごちゃごちゃ雑然とした部屋を、ようやく片付ける機会がやってきた。

追記;8/18、今更ながら調べてみると、コクワガタではなく、小型のノコギリクワガタ(鋸鍬形)であろうという結論に達しました。
まだ行方不明で、もったいないことをしたという想いと、自然に帰ったのだからそれでいいかという諦めの半々です。


追記訂正;1年前の記事に対して、いまさらなのですが、これはコクワガタのオスではありません。
     ノコギリクワガタのオスです。
     今年になってから、そのことを知り、記事にもしあしたが、昨年にこのような間違い記事を書いてしまっているのを全く忘れていました。
     もうしわけありません。
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ハゴロモの幼虫

2022年07月18日 07時57分07秒 | 




草取り(草引きとか草抜きの方が具体的で的確だけれど我が地方はこれ)中にときどき見る変な虫。
ハゴロモの幼虫なのだが、儚げなのにぴょんと跳んだりして意外に跳躍力がある。
普通の雪虫は自前の翅を持っていてふわふわと飛ぶけれど、これは成虫にならないと翅は生えない。
見た目は雪虫かも知れないけれど、跳ぶだけで飛ばないこれは仲間に入れにくい。
スマホを向けたら、止まっている茎の後ろに回って、こちらを避ける。
止まっている植物は、おはじきみたいな種を蒔いたら発芽して育ち始めた藤の幼木。
かくれんぼみたいに追い回して、アップ画像の焦点が合ったのは、2枚目の1枚だけ。
宝塚のフィナーレ、あるいはリオのカーニバルの女達を想ってしまうのは飛躍が過ぎるか。
成虫を撮ったこともあるのだけれど、過去の画像をさがすより、この先の出会いを待ちたい。
似ても似つかないといった姿になるけれど、つぶらな目と赤ん坊のような脚が面影を残すはず。
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左官仕事中にヤマトシジミ(大和蜆)

2022年07月12日 07時33分00秒 | 




中越地震によってひび割れたままになっている犬走りが、ずっと気になっていたのだけれど、土木工事業だった友人に補修を頼んだ。
えぐれた部分にコンクリートやモルタルを詰めるだけなのだけれど、セメントと砂を混ぜるのでさえ水加減が微妙に難しい。
土木知識はあっても元監督は実践経験に乏しく、詰め方やコテ押さえさえも、2人で試行錯誤となる。
一発でやろうとしたら必ずろくなことにならないのがこういう工事なので、面倒をいとわず、工夫も必要で、どんどん小道具の持ち出しが増えていく。
そうこうしている時にヤマトシジミが飛んできて、私の左手こぶしに止まり、何かを吸いはじめた。
セメント混じりの水に触れても、手荒れを起こさない私は、こういう仕事も素手で平気なのだ。
ヤマトシジミは単なる水を吸い上げているのではなくて、セメントの溶けた水が好みのようだ。
右手は自由なのでスマホを取りだし、片手で撮るのは苦手なのだけれど、なんとかやってみた。
ゼンマイ式のストローを伸ばしてチューチュー吸っているのが画像でも分かる。
吸口の感触がかすかに感じられて、くすぐったくもあり、もしかして汗腺から直接に塩分を摂っているのかもと想像した。
撮るために動いてしまい、飛んだから、逃げるのかと思えば、今度はズボンに止まったりして、しばらく私に執着していたのは、セメントか汗の匂いかに惹かれていたものと思われる。
雇われ仕事でも急ぎ仕事でもないので、しばらく蝶を観て遊ぶ。
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アブラゼミ(油蝉)の眼

2022年07月10日 07時16分07秒 | 




クモの巣に絡まってぶら下がってもがいているアブラゼミに、大きなオニグモ(鬼蜘蛛)が近づいている場面にでくわした。
今までに実際のシーンを観察したことがあるので、クモが尻から帯状に出す糸を前脚でぐるぐる巻きにするのは想像できた。
今年初めて見たアブラゼミが危機一髪状態だったから、どうしようかと考えるまでもなく、とっさに手がでた。
私が巣の前に立ったから、獲物に近づこうか退却しようかと寸前で静止したオニグモの背を、指先でとんと突いた。
そこでようやく撤退を始めたオニグモの大きさたるや、私の人差し指の先と同じくらいで、なかなかに迫力があり、退き方もしぶしぶといったためらいがち。
早朝だったから、小さなアブラゼミは羽化仕立ての初飛行ですぐにクモの網に掛かってしまったに違いない様子。
そうでなければ、もっと力強く羽ばたいているはずで、雄なのに私がクモの巣から助け出したときに短くジーと鳴いただけだった。
とりあえずプラケースに入れて、次の日まで忘れていたけれど元気のないまま生きていたので、撮影をしてから逃した。
左右の複眼の間、額にある3個の小さなものは単眼だが、アブラゼミのものは赤ではなかったかと思うのだが、こいつのは紫水晶(アメジスト)のようで魅力的だ。
今年初めてのセミは一週間ほど前に飛んできて目の前の木に止まったニイニイゼミ(にいにい蝉)だが、撮ることはできなかった。
脱け殻もニイニイゼミのものと思われる小さくて泥っぽい色のもの1個だけで、自然に鳴いている声は未だ聴いていない。
今年はセミと見れば単眼に注目する年になりそうだ。
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サカハチチョウ(逆八蝶)の一瞬

2022年07月08日 08時17分00秒 | 




ドクダミに止まってじっとしていたサカハチチョウを斜め前と真横から撮ることができた。
斜め前画像では触角が1本しか無くて、どうしたのだろうと思ったが、横向き画像にはちゃんと2本写っている。
もしかして高速回転なんぞさせていて写らなかったのかと思ったりするが、今となっては真相は謎。
そのように思ったけれど、画像をよくよく観ると、右の触角の生えている辺りにオレンジ色のボンヤリした円が見える。
こちらのカメラ・レンズに向かって真っ直ぐに触角が立ってしまった一瞬なのだと判った。
電柱をドローンで真っ直ぐ上から撮ったなら、小さな団子に串が刺さっているように見えるはず・・というような一瞬。
だからそれがどうした・・という事でしかないのだけれど、どうでもいい奇跡的偶然の一瞬を切り撮ったな、という小さな満足。
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シオヤアブ(塩屋虻)という必殺仕事師

2022年07月07日 11時13分11秒 | 


私の行動範囲内でこの頃突然目立つようになったのがシオヤアブで、威嚇音なのかプォーンといった音をたてて飛び立つことが多い。
それも双方の尻をくっつけて反対向け交尾をしたまま飛び回ったりする。
どちらかが主導している様子はなく、軍事用の2ローターヘリコプターの感じ。
音を立てるのは羽音に違いないので、交尾した2匹はことさら大きい音を立てることになり、ちょっと何事かと驚く。
このての虻には刺されたことがないので、警戒することもせず、むしろ面白がって撮ろうと迫るが、すぐに逃げられてしまう。
白いポンポンを付けているのは雄だけなのだそうで、コイツが地面に下りたところをそっと迫り、ようやく撮れた。
調べてみると、オニヤンマ、オオスズメバチ、カマキリの三強と言われる肉食昆虫さえも、背後からすばやく抱きかかえ、必殺の太い針を急所に刺し、肉を溶かす液を注入し、溶かした肉を吸うという。
人間を刺すこともないではないそうだけれど、私のミツバチを追いかけて捕まえたシーンを昨日、目撃した。
すると私の敵ではあるけれど、今までに気づかなかったということは、それほど敵視しなくて良いのかもしれない。
それより、本日はついに私のミツバチを襲っては喰うオニヤンマが、今年初めて飛んでいるのを見た。
ミツバチなんかの小物を狙わずに、シオヤアブにはスズメバチやオニヤンマをぜひとも襲って欲しいものだ。
逆に捕まることもあるのだそうで、そうやって強敵同士でせめぎ合うこともあってのミツバチ存続か。
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地味派手なサカハチチョウ(逆八蝶)

2022年06月25日 05時59分09秒 | 




子どもの頃、さんざっぱら蝶や蜻蛉(とんぼ)を追い回していたのに、まだ生家の周りで捕ったことも観たこともない蝶に逢った。
種蒔きポットの土に降りて、ミネラル分を吸引している様子を間近で観察できた。
たまに翅を開く事があることからも、大きさからも、パタパタとした後ス〜っという飛び方からもタテハチョウ(立羽蝶)の仲間と分かる。
かなり接近しても、仕事に夢中で逃げないから、パシャパシャと何カットも撮れた。
地味でありながら、翅裏の模様はサイケデリックというのか、目を引く面白さ。
表も何しろ初めて観る柄なので、田舎っぽい地味目のようでいて、なかなかの色使いと付け根の細かい線に感心したりして堪能した。
調べると名も初めての蝶で、八を逆さまにした模様だからサカハチチョウとは、もっとかわいらしい名前であって欲しかった。
昨日の蛾は八の字模様だから八文字何何蛾という名だろうか、それはともかく末広がりではなく、逆八ならジリ貧だ。
地味派手で、逆らいがちジリ貧なのは、誰かのようだ、私ではない。
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光るやつら

2022年06月22日 08時20分00秒 | 








マメコガネ(豆黄金)は、マメ科の植物を食草にするということで、この名前が付けられたそうだが、マメ科どころか手当り次第食っているように見える。
うちで一番喰われているのを観るのは、フキとイタドリの葉っぱだが、八重のドクダミに留まっていたところも撮れた。
マメは小さいということと何でもマメに喰うということも含んでのマメコガネという命名か。
ドクダミの葉は好みではないが花ならまぁまぁということらしく、花はかじられてあるのを、たまに見かける。
欧米ではジャパニーズビートルと言われて迷惑がられる日本産害虫なんだとか。
ペットボトルで作るトラップで簡単に捕まえることができるようだが、綺麗だから殺処分をするのはためらってしまいそうだ。
脚をぴんと上げていることがあるのは、威嚇のようでいて、じつは危険を察知したら即ぽろりと落ちるための、逃げ腰虚勢に見える。
何しろスマホを構えて近づくだけでぽろぽろ落ちるのだから、飛び立つまでの予備動作はかなりスローモーのはずで、飛んで逃げるのは観たことがない。

2,3枚目は、アシナガグモ科のシロカネグモ(白金蜘蛛)の仲間とまでは分かったけれど、オオシロカネグモ、チュウガタシロカネグモ、コシロカネグモのどれかが分からない。
6月6日に取り上げたギンメッキグモ(銀鍍金蜘蛛)と、ぎらぎら具合は似ているけれど、足の長さに決定的な違いがあり、腹の形も違う。
背はこれこそ銀鍍金という光沢をしているけれど、腹部は緑のメタリックカラーの模様がお洒落。
竹藪の明るい所で目立っていたから、鳥に狩られなければ良いが、などと綺麗で変わっていればこそひいき(贔屓)にする。
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気になる虫

2022年06月11日 08時00分00秒 | 






サキマダラヒメバチのその後の様子が1枚目画像。
ときどき元気なく立ち止まっていることもあったので、そこを見計らい蓋をずらして、割り箸に付けた蜂蜜を底になすりつけた。
そうしたら、すぐに近づき即かぶりつき状態になり、蓋を開けても動こうさえしないところを撮った。
高濃度の蜂蜜にありつけることなど自然のままではありえないはずで、その後全部吸い終わって元気はつらつ状態だ。
交尾相手を見つけられたらよいけれど、それが奇跡的に成しえてもその後どうなる、卵を産み付けるのはスズメガの幼虫か蛹か蛾になってからか、まさか卵に卵ではないだろう。
そんなところまで世話をしようと思ったら、小学生の夏休み研究レベルでは、まずもって不可能なのがまことに残念だ。

2、3枚目は、そよ風が吹くなか、立て樋に止まって長い触角をなびかせていた蛾。
自身の3倍ほどもある白い触角なので、そよぐのを何とかこらえて樋にしがみついている様子。
交尾相手を見つけるのに役立つのか、身を守るためにトカゲの尻尾のような仕掛けか、なぜそこまで長い必要があるのだろう。
金色系の上等な帯地のような色合いと模様でも、1センチほどの大きさでしかないから地味目。
検索してみると、ホソオビヒゲナガ(細帯髭長)の雄がほぼ一致しそうだけれど、15〜17mmとあるのに、これは8〜9mmしかない。
それなら、ヒメホソオビヒゲナガというものではないかと調べたが、それはいないようだ。
すると、小型化したホソオビヒゲナガということになるが、これほど長い髭のヤツは検索画像にもなさそうなので、亜種なのかもしれない。
これも、蜂蜜を底に付けたが、こちらは気に入らないのか吸った様子はなく、3日経つがプラケースの中で普通に生き続けている。
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蛹(さなぎ)から出てきたのは寄生蜂のサキマダラヒメバチか?

2022年06月08日 07時10分44秒 | 






畑をやっているときに見つけた何かしらの雀蛾と思われる蛹を蓋付きのプラ・ケースに入れて靴箱の上に置いていた。
当然ながら蛾が羽化してくるか、土の中ではないから死なせてしまうことになるか、どちらかである筈だった。
ところが、目の端で何かうごいているなと気づいて見てみれば、明らかに蜂の仲間と思われるこいつが動き回っていた。
もずくのケースはぴったりとしているので、昆虫が外部から侵入するのは不可能だ。
それなら、蛹自体がこいつだったのかと一瞬思ったが、いい加減な虫好きでしかなくても、それはないと、すぐに却下。
寄生蜂に違いないと検索してみたら、サキマダラヒメバチ(先斑姫蜂?)のようだ。
ただ、ネットに載っているそいつは、脚が白黒斑模様で触角は真っ黒なのだが、うちのは脚が真っ黒で触角が斑。
全体の形と翅の付け根の白点から、ほぼサキマダラヒメバチに違いないと思われるが、斑違いが気になる。
ほぼ密閉状態でも窒息しないのかと、底でおとなしくしている時に蓋を開けたら、猛烈に臭い。
さて、こいつをどうするか、放してやるという選択肢は、いまのところ考えられない。
蜂蜜を垂らしておいたら長生きするのかどうかなどとも思ったり、死んだらナフタリンを入れて保存すべし、かと思ったり。
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ウスバシロチョウ(薄羽白蝶)とギンメッキグモ(銀鍍金蜘蛛)

2022年06月06日 10時04分44秒 | 




10日ほど留守にしただけですっかり無人風になってしまった家周りの、気になる草だけを取り除き芝刈り機も走らせた。
期待していたニホンミツバチの分蜂はなかったようで、入居はなく探索蜂は相変わら少数がキンリョウヘンに留まっていたり、たまに箱に出入りしたりだ。
いろんな箇所を点検したり、あるき回って、だんだんと人が住んでいる風にしていく。
一人の力でも、ちょっと見場を良くする動き方を心がけたり、周りに褒められるべく作業をしたら、それらしく変化して認められもするから面白い。
そうこうしながら、ふと気づいたのがウスバシロチョウで、なぜか元気なく草に止まって、近づいても逃げなかった。
名は知っていたのに思い出せず、調べるのは『透けた翅の蝶』で一発検索できるから簡単。
早春に現れるギフチョウの仲間だそうで、雄は交尾した後で雌の交尾器にスフラギス(交尾嚢)というものを付けて他の雄との交尾ができないようにするそうだ。

次に見つけたのが、おそらくギンメッキグモだと思われるのだが、もしかしたら違うかも知れない。
脚立に乗っているとき目の前に居たのだが、何しろ小さいのと不安定な姿勢とで2枚撮るのがやっとだったからピンぼけになり自信が持てない。
空中に網を張る蜘蛛はたいてい見たことがあるのに、これは初めて見た蜘蛛だった。
こいつの雄は雌と交尾した後に雌の交尾器を破壊して、これもまた他の雄との交尾を阻むのだそうだ。

そのような知識を知らぬままに、たまたま気になった蝶と蜘蛛を撮ったら、両者とも姑息と言ったらまずいか、セコイと言うのか、狭量な奴らであった。
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