
崩れた灯籠の台の上にこいつがいた。
子どもの頃の暑い夏の夜は戸を開け放っていたから、蚊帳に入って寝るのだが、その蚊帳に度々スイッチョンと鳴く虫が止まった。
スイッチョンという名で呼んでいたけれど、今頃になって調べてウマオイだったのかと思う。
キリギリスかウマオイのどちらか位には思っていたが、区別がなかなか覚えられない。
こいつはスマホを接近させても逃げる元気はなくて、遊び呆けた末のキリギリスかなどと想ったりする。
元気なくアリの巣に近づいたりしたら、いらっしゃいとばかりに、寄ってたかられて解体され餌として巣に運び込まれる。
現実的シリアス童話なんかも思い付こうというもの。
そこで検索してみると、背中という背中がなく、尖った稜線1本の背中が特徴的なのはセスジツユムシと判った。
キリギリス科だったりツユムシ科だったりするようだが、一見するとスイッチョンそっくりだ。
触角にスマホが当たっても少し身じろぐだけで、跳んだり飛んだりの気力はない。
まだモズの声は聞こえないし、近くに私がいる限りヒヨドリも来ないだろう。
画像を観て初めて気づいたけれど、目の縁取りが何かに似ている、何だっただろう。
アフリカとか東南アジアとか南太平洋とか、どこかの少数民族のお面の目か。










最近は亜熱帯も少し冷えてきて、そのせいか?
ガジャン・蚊もすくないような・・・?
しかし、夜中に耳元で、ドップラー効果を聞くと、素手で耳や頬を叩いています。
蚊の飛ぶ音にドップラー効果を感じ取りますか?
やってくるときと、逃げていくときの音の違いを、そのうち聞いてみたいです。
>彼らは恋人を
って、あなた、虫ですから。
虫の人間ですと言う人に対抗する言葉を知りません。