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鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

最近、気になった虫   その2

2023年05月22日 10時37分37秒 | 






取皿代わりの小鉢にクモが入って出られなくなっていた。
少し上がってはずり落ちるのを繰り返して、疲れたら動かなくなって、また同じことを繰り返す。
足の太いハエトリグモの仲間だったら、ぴょんと跳び上がって脱出する場面だけれど、そういう脚力のないスマートな脚。
何か変だなという感じがあって、よく観ると脚が1本不足している。
生まれつきかどうかと別の角度から撮ってみると、右前脚の欠損箇所が分かる。
そうなると大事な前脚代わりに、次の脚が前脚のように発達するのか、遜色ない大きさになっている。
脚が1本足りないから脱出できないのか、この大きさの一般的なクモより緩慢な動き方のようだ。
一夜明けて今朝も同じ様子なので、小鉢を傾けて開放してやった。
一目散に逃げるかと思いきや、しばらく動いて立ち止まりじっとしていたのは、自由がまだ実感できていないからか。
スマホを構えたら歩きだしたが、1本脚が無いくらいでは不自然な動きにはなっていないようだ。
検索したけれど名前が分からない。
脚も入れて2センチくらいの普通すぎるスタイルで地味だからか、昆虫ではないからか、ネットで調べられる蜘蛛の図鑑は充実していない。
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最近、気になった虫

2023年05月21日 07時53分53秒 | 




フォローしている『こんちゅう探偵団』というブログで、カミキリムシ(髪切虫、天牛)の専門家なのか好きで堪らないのか、いっときカミキリムシばかりを載せていた方がいた。
どうしたら、そんなにもカミキリムシ命みたいになれるものだろうと不思議だったけれど、その中で見たカミキリムシを私も見つけた。
『八一』みたいな模様のカミキリは、シラケトラカミキリ(白毛虎天牛)とすぐに調べがついた。
なるほどと納得できる名ではないので推測すると、虎天牛が最初にいて、それに少し似ていて白い毛があるように見える模様だったからか?
命名にあたり、白けムードがあったのを反映させたのではないかと思ってしまう。

数日前に見たのは、山紫陽花のつぼみに止まっていた大きななゾウムシ(象虫)で2センチ以上3センチ近くあった気がする。
なんと言っても、鼻のように伸びた口吻の中ほどに付いている、ちょび髭のような触角が面白いのと、他の象虫と比べようがない大きさで目についた。
模様というほどの模様はないけれど、いぼいぼ感と大きさで分かった名前はシンプルにオオゾウムシ(大象虫)。
死んだ振りをする動きの鈍い虫なのに飛ぶことだって出来るそうで、次に見つけたら捕獲して色々と確認してみたい虫。
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初のカマキリ(蟷螂)など

2023年05月16日 06時51分51秒 | 






畑の雑草を引き抜いていたら、小さく動くものが居るな、と見たら初のカマキリ。
昨年産み付けられた卵嚢が、まだ詰まったままなのを1つ見つけていて、それが孵化するところに遭いたいと注目している。
私の注目しているのではない別の卵嚢からに違いなく、ちびカマキリは孵化したての一回も脱皮していないサイズ。
それでも、立ち止まっては周りを窺う様子は、全くの一丁前だが、どの種類のカマキリかは判別できない。

菜の花には何匹か私の飼う群からに違いないニホンミツバチが、昨日はせっせと吸蜜活動中だった。
先のカマキリが何回か脱皮したら、奴に捕まることだってあるかもしれないが、今のところはだいじょうぶ。

3週間ほど前に見たハエトリグモなら蜜蜂を捕まえることもあるだろうか。
検索してみたら、3枚目画像のこれはネコハエトリ(猫蝿捕蜘蛛)の雄で、春から夏にだけ見られる種類だとか。
虫がたびたび見られるようになり、何かと手が止まって仕方ないこの頃。
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シイタケ(椎茸)を蝕む虫はシイタケムシ

2023年05月12日 07時05分07秒 | 






自家用に栽培しているシイタケの石突をハサミで切ると、たまに茶色の穴が空いている。
取り除くためにヒダ近くまで切ると真っ黒い4mmほどの甲虫(こうちゅう)がでてくる。
ミニてんとう虫といった形なので、すぐに調べられるだろうと思ったが、なかなかたどり着けない。
ある蝿の幼虫(蛆)とか色々とシイタケを食害する虫はいるらしいのだが、なぜか黒胡麻そっくりなコイツが検索に引っかからない。
ChatGPTに聞いても、シイタケを喰う虫全般の名としてシイタケムシとしかでてこなくて、正式名が分からない。
ダンゴムシの仲間などという、あきらかに間違った答えもだしてくる。
つい先日に気づき、今の時期の出来損ないのシイタケの石突にはほぼ確実に居る甲虫なのに、一般的な認識がされてないのだろうか。
傘裏のひだがきれいな整ったシイタケが蝕まれていることはない。
いじけた出来損ないにこいつはたかるみたいなので、それらは石突を根元までほじくるように切り取って干しシイタケにする。
私の周りに居る、消毒をしないのだから自家製野菜には虫がいて当たり前でだから安心、という人になら差し上げても良いだろうか。
虫を見て『きゃー』などと叫ぶシティボーイズ&ガールズは、しっかりと管理された見た目キレイな野菜しか受け付けないのだろう。
虫喰い穴があり虫そのものさえ居る野菜こそ安全なのに。
結局、いじけシイタケの自家製干し椎茸は、私が自分ですべて消費するしかなさそうだ。
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クロマルハナバチ(黒丸花蜂)

2023年04月19日 10時08分20秒 | 


玄関の内障子をちゃんと閉めないでいたら、こいつが入ってきて出られなくなっていた。
スリガラスを通した外の光に惑わされて、入ってきたはずの隙間からどうしてもでられない。
引き分け戸の右障子のガラスでもがき、数センチの隙間を飛び越えてしまっては左障子のガラスでもがく。
動かなくなったら撮ろうと構えるが、一瞬の静止はあっても疲れ知らずのもがきを続ける。
片方の後ろ脚には花粉を着けているようで、複眼には遮光土偶のようなスリット。
検索してみて、コマルハナバチかも知れないと思ったが、黒っぽさと尻が長いのとで、クロマルハナバチとする。
刺すことほぼ無いだろうと思うものの、蜜蜂に続いて刺されてもナンだな、と、払ったり掴んだりはせずに戸を開け放す。
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蝿取蜘蛛のことなど

2023年03月27日 09時51分09秒 | 








最近のウチのコタツの上には蝿取蜘蛛が居て、ぴょんと跳んだり前脚2本を挙げて交信のようなことをしたりしている。
1センチにも満たなくて、真っ黒で尻に白い三日月模様があり、短い触角のような部分も白い。
アダンソンハエトリの雄と判明した。
こんな小ささで蝿を捕ってくれるものかどうか、そんなシーンは期待できないけれど、こちらに害はなく一応の益虫。
じっとしてることも多くて、どこにいるか分からないので、天板の上に手をついたりノートパソコンを動かす時には注意を要す。
あぶないときには人差し指を前にかざすと登ってくるので移動させられる。
毎年、家の中のどこかしらで見るので、細々と世代交代しているものと思われる。
うっかり潰したりしたくないので、ウチでは平面部分に対して、注意が必要だ。
外の散歩でも地面が気になるようになって、昨日は雨がそぼ降るなかジンチョウゲ(沈丁花)とソメイヨシノ(染井吉野)の花びらに目を止めた。
ジンチョウゲと言えば、松任谷由実が『春よ、来い』の中で『チンチョウゲ』と歌っていて、いつも違和感を感じていたのも想い出す。
きのうの『ラクチン』もそうだけれど、チンの音が嬉しいのか?
山口百恵は『曼珠沙華』を『マンジュシャカ』なんて歌わされていたな、などと連想が続く。
憤怒(ふんぬ)をわざわざ、『フンド』などと読ませる映画のタイトルもあったな。
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ウンナンオウバイにツマグロオオヨコバイ

2023年03月22日 07時33分55秒 | 


よく見るような気がするけれど、もしかしたら一回も調べたことのない花だったかもしれない。
春は黄色い花が多いので、それらに紛れてしまい、そうこうしているうちに染井吉野が妖しげに狂ったように咲き始めるので目を止めることがなかったのか。
昨日の散歩でも通り過ぎそうになったのだが、ツマグロオオヨコバイ(褄黒大横這)に気づいて撮った。
花の名を調べるのに、一番利用させてもらう『季節の花 300』を見て、ほかにも当たってウンナンオウバイ(雲南黄梅)と結論づけた。
花より今年初めて出会ったツマグロオオヨコバイの方に興味があり、こちらもあらためて検索してみた。
越冬態は成虫なので、こちら宇治で彼岸の中日に初めて見たツマグロオオヨコバイは冬を越して活動を始めた個体。
成虫が見られるのは、3月~5月、9月~12月とあり、蛹時期のない不完全変態で寿命は9ヶ月とある。
6,7,8月は卵時期と幼虫時期ということか。
1年毎なのだから寿命は1年なのではないかと思ってしまうけれど、早生まれ遅生まれに3ヶ月の差があって寿命は9ヶ月ということか。


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ガ(蛾)とトンボ(蜻蛉)

2022年11月26日 02時29分29秒 | 






昨日、撮った昆虫は2種類。
長距離運転時に噛む、BLACK★BLACKガムの縁に止まった細いガ。
このガは、ゆっくり飛んでいたところを、ぱちんと仕留めようと思ったのだが、ふとした気の迷いでやめたら、恩返しのようにポーズをしてくれた。
芥川龍之介の『蜘蛛の糸』を想ったわけではなくて、ただ何となく、飛び方に狩猟本能を失せさせるようなユルさがあったから。
よく観ると珍妙で、小さい体を起こして演説しているような格好。
葉巻蛾というのではなかったかと調べてみると、ホソガ科というグループがあり、クヌギハマキホソガか、ウスズミホソガか、それとも別のやつかよく分からない。
どの草木を頼りに生きる蛾なのか、姿かたちをどう表現するかに腐心して名付けられるみたいだけれど、私なら演説蛾としたいところだ。

朝、赤とんぼが落ち葉の上で羽を小刻みに震わせていて、瀕死なのかと思った。
1枚撮ったところで震わせるのを止めたが、2枚目を撮ったらすぐに飛び立った。
赤とんぼは体を温めるために日の当たる石の上とか尖った先に止まるということなので、飛べる元気がでるようにと羽を震わせて体温を上げていたものと思われる。
赤とんぼはナツアカネ、アキアカネ、〇〇アカネと色んなのがいて素人には区別が難しいけれど、これは一番普通のアキアカネではないかと思われる。

名残の何々とは、生き物には使わないのだろうか。
名残蛾とか名残蜻蛉などと使いたくなる現われ方だった。
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オオハナアブ(大花虻)など

2022年11月15日 07時54分54秒 | 




今まで見たことのない、花蜂か花虻のどちらか判断しかねるヤツが菊にやってきていた。
腰に目立つ太い帯があるので、見たことのないのが不思議なくらいだ。
10kmほど離れた知人の玄関先に飾ってある菊にも同じヤツがいた。
両方の菊は、共通の友人の夫君が育てたのをプレゼントされた同じもの。
ということは、この時季のこの菊だけを頼りに生きる種類なのかも知れない、などと早とちりしそうだ。
検索してみると、オオハナアブという普通の名前で、日本全国どこにでもいるらしいし、出現期は4月~12月とある。
虫好きのような振りをしてきたけれど、自然に目を向けるようになったのは、ここ数年でしかなかったのかと思い知らされた気分だ。

白いカントウヨメナ(関東嫁菜)の花に芋虫が丸くなっていたので、目にしたと同時に指でつまもうとした。
そうしたら、触れると同時にすっくと立ち上がったので、思わず手を引っ込めた。
擬態の術と思われるので、シャクガ(尺蛾)の仲間かも知れない。
調べても、たどりつけない気がして、まだ検索をしていない。
何枚も撮っておけば良かったのに、目的のある通りすがりだったので、この1枚しか撮らないでしまった。
竹でできた蛇のおもちゃのようにも見える、この芋虫には、また是非とも会ってみたい。

これら二つはブログにあげる機会がこの先見つけられないかも知れないので、田舎を離れたのにあえて取り上げた。
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蜘蛛の巣の変化

2022年11月12日 07時53分53秒 | 






一昨日の朝は、ここしばらくのいつもの朝と同じく霧がでていて、製作途中の目の荒い蜘蛛の巣に水滴が着いていた。
天気予報は濃霧注意報がでていたので、霧だけで水滴がここまで着いたようだ。
意想外の場所に生えた朝顔のために竹竿とアルミ棒を立てていたのだが、蔓の先に巣を編んでいた。
気づいたのは花を咲かせなくなった朝顔を竿と棒ごと撤去しようとした瞬間だった。
少しくらい見苦しくても放置するのはかまわないので、蜘蛛の巣がどのようになるのか、主が居なくなるまで毎朝見守ってみることにした。
昨日の朝は、夜中に降った雨による雨滴が付着していた。
霧の微粒水滴とは違い、いくら小雨でも雨滴の付き方は綺麗とは言い難い状態。
糸はかなり張れているから完成なのかもしれない。
蜘蛛のせいで片付けられなくても良いけれど、いつ初雪があっても不自然ではなくて、雪に巣は耐えられるはずもない。
その前に居なくなるのか、卵の袋を残して死ぬのか、小さな蜘蛛だから変化に気づけないかもしれない。
画像は、一昨日、昨日、今日なのだが、今朝も少し霧がでていて、網がかなり破れているのは何があったのだろう。
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紅葉を観に行って美しいヤスデに遭遇

2022年10月30日 07時55分33秒 | 




紅葉を観に行こうと、いつもの4人で魚沼スカイラインをドライブをした。
若い頃にこの時季、その当時の友人4人で登った安達太良山の紅葉が素晴らしくて、少々の紅葉には大きな感動を覚えない私なのだ。
それでも、魚沼丘陵の紅葉黄葉はなかなかにすばらしく、谷筋を見下ろす絶景地点で車を停め、送電線鉄塔のない綺麗な稜線と見事な彩りを楽しんだ。
とは言うものの、むしろ足元目先の小さなことを発見して喜ぶことの多いのはいつものことで、今回は大きなヤスデに目を奪われた。
掴むとゼンマイのようになってしまう小さな黒いヤスデとは違い、5センチ位もあって、オレンジ色がすばらしい。
捕まえて掌に載せ観察する私に女二人は、『気持ち悪い、よくそんな事をするねぇ』と嫌がり『車には持って来ないで』と非難する。
仕方ないので地面に戻して2枚しか撮らなかった画像から調べると、汽車を走行不能にしてしまうこともあるという有名なキシャヤスデ(汽車馬陸)。
何年かに一度大量発生して線路を覆うと、油で車輪が空回りして進めなくなるという珍事が発生する。
ゆっくり蒸気機関車が登っていく急勾配の線路のあった時代の話なのだが、汽車が走る頃になってようやく名が付いたということか。
そんな時のため、汽車には線路上に撒く滑り止め用の砂が積まれているということだった。
この話は知っていたけれど、現物を初めて見たので持ち帰りたかったけれど、仕方ない。
もし大量発生とまではいかなくても、いくらでもいるところに遭遇したら、何匹か持ち帰って飼ってみたいものだ。
1年に一回しか脱皮しなくて7年目に交尾のために同時期大量発生するとかいう話だから、長生きで綺麗で観賞用に相応しい気がする。

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ニセマルガタゴミムシ(偽丸形芥虫)

2022年10月25日 01時55分33秒 | 


里芋を掘っているときに土の中からでてきた光沢のある虫に惹かれた。
こういうメタリックな緑や青を見たら、どんなに小さい虫でも部分的な模様でも追いかけずにはいられない。
こいつは落ち着きがなくて、ついに鮮明な画像は撮れなかった。
ゴミムシの仲間だろうということは予想できたが似て非なるものが多い。
ツヤアオゴモクムシとかコマルガタゴミムシに似ていたけれど、メタリックからマルガタゴミムシに行き着き、ちょっとした特徴からニセマルガタゴミムシと判断した。
オサムシ科なのだが、オサムシは歩行虫とか筬虫という漢字があてられていて、飛べずに歩き回る虫であり、機織りの織り目を整えるのに使う道具の『筬』のような虫ということのようだ。
辞書には『くじらひげの別称』ともあったから、翅に刻まれた縦縞がオサムシ科の特徴と思ったらよさそうだ。
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カマキリ(蟷螂)の卵嚢

2022年10月14日 10時54分10秒 | 




生家は古い造りなので、玄関から勝手口まで家の内部に三和土(たたき)の廊下がある。
新潟地震も伊勢湾台風も中越地震も中越沖地震も経て、おんぼろの隙間だらけの廃墟寸前のたたずまい。
三和土に置いてある陶器の傘立てに、竹箒を逆さまに挿しているのだが、その箒にカマキリの卵嚢が産み付けられてあった。
少し割れているようにも見えるので、去年のものが孵化した後の空っぽかも知れないと考えた。
それでも硬くて、素手で潰せるとか、爪で割れるような代物ではない。
子どもの頃、手に負えないものに対する破壊衝動のままに、石で叩き潰したことがある。
黄色い汁がでて、悪いことをしたな、という気分になったような、とにかく汁を記憶している。
20年以上前に一度だけ、卵嚢から多くの糸が垂れ下がっていて、孵化したての小さいカマキリがたくさんぶら下がっているのを観た。
卵嚢の上にも茶色い小さなヤツらがいて、それを何倍も大きくした茶色のカマキリが、出てきたばかりのチビをむしゃむしゃと喰っていた。
雌は自分の背中に乗っている交尾中の雄でさえ喰ってしまうほどだから、喰っていたカマキリは、成長した秋の姿の3分の1もあるかないかなので、チビカマキリは格好の餌だったに違いない。
竹箒の卵嚢をどうしても調べてみたくて、子どもの頃と違い道具も揃っているから、カッターナイフで切ってみた。
最近産み付けられた卵嚢と分かり、悪いことをした気分。
カマキリの卵嚢が産み付けられている高さで、冬の積雪の多寡を予想出来るとか何とか言うけれど、信用できない。
まして隙間だらけの家だけれど、忍び込んで産み付けた卵嚢は雪に埋もれる心配がないわけで、その辺りを計算してのことかどうか。
産み付けられた高さは1.5mほど。
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この頃 気になった虫

2022年10月07日 01時21分00秒 | 




うちの玄関サッシの欄間ガラスに止まっているカマキリ。
調べてみると、小ぶりで褐色で腹が細くて尻の先のヒゲ状突起1対の間にも小さな突起が3個見えるので、コカマキリ(小蟷螂)の雄と思われる。
こいつは私が玄関引戸を開けっ放しにしたりすることもあるので、たまたま入り込んでしまったのか、私の身体にくっついて入ってしまったのかは分からない。
外に出ようとはしているようだが、玄関内にいたら、ガとかドロバチとかアブなんかが出られなくなってガラスに止まってる事が多いので採餌には困らない筈。
ほとんど拭いたこともない汚いガラスなので、滑らずに止まっていられるようだ。
何日か玄関内にいたが昨日は見なかったので、本分を全うするために脱出したようだ。

ほとんど落ち尽くしたようだがたまに見つかる栗の実を拾い毬を片付けていたら、クマバチ(熊蜂)より小さめの蜂が雑草をかき分け昇り降りして移動していた。
マルハナバチ(丸花蜂)の仲間だろうと、ふだんなら気にも止めないところだけれど、あざやかな金色に見惚れた。
うっかり、携帯不携帯だったので急いで家に取りに行き、戻ったら1m弱くらいしか移動できていない。
翅をときどき震わせながら歩き回るので、なかなかうまく撮れなかった。
それにしても意味のわからない行動と思いながら、よく観れば右の下翅がとびだしている。
ニホンミツバチなら、アカリンダニにやられると、同じような状態のKウィングという症状になるのだが、この種類ではどうなのか。
頭と背の金色、それに尻の金茶色が鮮やかなので、それを示す名付けであって欲しかったけれど、首と腰の黒帯もはっきりしているのでクロマルハナバチ(黒丸花蜂)のようだ。
こいつは雄か雌か、役目はどうなったのか、どういう繁殖形態なのか、飛べない状態ならいくら急いでいてもカマキリに捕まったりするのだろうと思われる。
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オンブバッタ(負飛蝗)など

2022年09月28日 01時18分55秒 | 






小さな庭でショウリョウバッタ(精霊飛蝗)の雄か、それともオンブバッタの雌かと思われるサイズのやつを見つけた。
これも褐色系なので、もしかしたら今年の昆虫は猛暑の影響で土色が多いのかも知れないと思ったりする。
ちっとも静止しないので捕まえて、普通のバッタとは違う面長下膨れの顔を撮ってみた。
これではっきり見分けられるだろうと検索してみたが、画像はどれもこれも上か横からで、顔のアップはなかった。
それでも、オンブバッタの顔にはイボがあるという記述を見つけたので、撮った画像をよく見れば、確かにどこかの少数民族が顔に施すようなお洒落なイボがあるので、オンブバッタの雌に決定。
『ゲゲゲの鬼太郎』のねずみ男に少し似ているような、まじまじと観れば観るほどに漫画的なひょうきん顔。

3枚目の画像は公園で見つけた普通のヤブラン(藪蘭)。
藪の中で見つかるのか、藪が似合うのか、藪だけに自生する花なのか。
でも、拡大で撮って良く見ると小花がばらばらに咲いたり落ちたりの気ままな集まりがなかなかの彩り。
黄緑の玉は受精成っての結実だろうか。
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