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鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

セリに産み付けられた卵

2023年08月10日 08時25分00秒 | 






キアゲハ(黄揚羽)が、放置田のそこここに生えているセリ(芹)の花に止まったと思ったら、すぐにひらひらと葉っぱに移動して尻をくるりと曲げた。
直ぐに飛び去ったので、その辺りから目を離さずに近寄り、葉裏を確かめたら、思ったとおりに産卵していた。
キアゲハとなれば、ニンジンの葉に黄緑と黒の横縞鮮やかな芋虫が発生して葉を丸坊主にするのを、子どもの頃から観てきた。
セリも食草なのかと調べてみたら、セリ科のフェンネル、パセリ、コリアンダー、ニンジンとあるのだから、セリは大元だ。
慌ただしい飛び方なので撮れないでしまった、というより卵を産み付けたはずの葉から目が離せなかったので、それどころではなかった。
卵を撮って、さてもう一度キアゲハが来てくれないかと待ったけれど、来たのは真っ黒いクロマルハナバチ(黒丸花蜂)。
大きな図体で小さなセリの花から吸蜜しているのか、花粉団子も脚に着けている。
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スケバハゴロモ(透羽羽衣)の幼虫と成虫

2023年08月08日 09時57分57秒 | 




昨日の朝、スケバハゴロモの幼虫がキュウリに止まっているのを観た。
棘の多い種類のキュウリなのに、刺さったりしないのだろうか。
草取りをしていると、ぴょんと跳び上がることのある、尻に宝塚のフリフリを着けたような姿は、小粒昆虫界の妖精のようだ。
ところで、1m50ほどの高さに生っているキュウリに止まっていたということは、何度か跳んで高みを目指し、変態の準備だったのだろうか。
観た時には、そんなことも思わずに、ただ面白いと思って撮っただけ。
そうして午後に玄関引き戸の網戸に止まっていたのが、成虫のスケバハゴロモ。
まさか同一個体ではないだろうけれど、今の時期が変態時期なのだと認識した。
幼虫の薄緑色はアオバハゴロモ(青羽羽衣)に違いないと思ってしまいそうになるけれど、アオバの方の幼虫は真っ白。
同じカメムシ目ハゴロモ科でも幼虫のときから、しっかりと個別個性があって分かりやすいことを今回知った。
尚、網戸の目はほぼ1.4mmなので、成虫の体長6mm、翅の幅9〜10mm、広げると17〜19mmというのが、そのようであるなと分かる。
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脱皮途中で力尽きた蝉

2023年07月24日 08時51分51秒 | 






梅雨明けとともに、耳鳴りではなく、はっきりと蝉の鳴き声が聞こえるようになった。
ヒグラシの『かなかな』と鳴く声は耳鳴りとは全く違う音なので、よく分かる。
いきなり『かなかな』と聞こえると、いろんな切なさが思い起こされるようで、作業の手も止まりがち。
蝉の脱け殻も、そこここで見られるようになった中に、脱皮途中で力尽きた蝉を見つけた。
脱皮は夜中にやるものだから、昼の明るい中で見つけたのが脱いでいる途中であるはずはなかった。
もしかしたら息を吹き返し、脱皮を再開して成功するなどということもあるかもしれないし、ピンぼけでもあったので確認しに行ってきた。
姿が見えず跡形なく消えていた。
落ちているかもしれないと下を丹念に捜したけれど、昨日の姿の脱皮途中も脱け殻も何も見つからなかった。
脱皮が成功したならば、蛻(もぬけ)の殻は必ず残るはずなので、蟻に引かれていったか、何かに喰われたか持ち去られたに違いない。
なんだかもったいないことをしたようで残念。
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今年のカブトムシ(兜虫/甲虫)など

2023年07月13日 09時33分09秒 | 




3ヶ月間の帰省から戻って、すぐに玄関靴箱上のカブトムシ飼育箱を覗いた。
幼虫から蛹になっていた時点で6匹いたのが、1匹は羽化に失敗したようで5匹の成虫になっていた。
雄:雌=1:4は、おだやかに過ごすための理想的組み合わせかも知れない。
角突き合わせるケンカがなく静かで、狭い空間を飛び回るということもあまりなさそうだ。
右側の仲睦まじいのは雌同士で、左側の雌2匹の間に頭を突っ込んでいるのが雄で分かりやすい。

朝顔やキュウリを絡まらせるべきネットに、山芋=自然薯が勝手に這い上がっていて、何匹か保護色の芋虫がいた。
たぶん、雀蛾の仲間だと思われるが、擬態の見事さに見惚れた。
気づいたのだって、蔓にしては変だなと感じて葉が丸まっているのかと手で触ろうとした寸前だったのだから。
尻にある尾角というアンテナみたいなものを触っても反応しない個体もいれば、ぴくんぴくんと前後に動かすのもいる。
食草が山芋ということで、検索したら案の定、雀蛾でキイロスズメ(黄色雀(蛾))で薄青葉色が魅力的。
1週間の滞在中には、ただ太るだけかも知れないけれど、毎日無事かどうかを確かめたい。
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イタドリハムシ(虎杖葉虫)など

2023年07月10日 08時05分08秒 | 




草むしりを始めようとしていて見つけたのが、ちょっと変わった模様の天道虫(?)。
仕事にかかっていたら捕まえようとも思わなかっただろうが、まだ作業手袋も汚れていなかったので連れ帰った。
先日蛾の蛹を見つけて入れておいたケースに同居させる。
名を調べようと画像を撮っているときに蛹がぴこぴこと首を振る。
※追記;何となく首と書いてしまったけれど、動かしていたのは尖った尻尾の方です。
振るだけで動き回ることはできないが、羽化が近いので準備運動というようなことなのだろうと思われる。
※追追記;蛾と書いたけれど、少し検索してみてヨトウガ(夜盗蛾)の蛹であると確信した。
それはさておき、天道虫に違いないだろうと調べてみると模様はヒメカメノコテントウ(姫亀子瓢虫)そっくりでも触角だけが違う。
天道虫に似ていて触角の長いのにはハムシ科というのがあるそうで、見てみるとイタドリハムシに画像がぴったりはまる。
テントウムシダマシ科というほとんど天道虫に近い種もいるけれど、ハムシ科もほぼ天道虫だ。
天道虫はアブラムシを喰ってくれる益虫だが、ダマシもハムシも葉を食う害虫ということになる。
なかなかに綺麗なイタドリハムシは同居の蛾の羽化を見守ることになる。

2枚目画像;昨日は友人に託した今年捕獲の分蜂群を観にいってきた。
過剰と思われるほどに気を使っているので、嫁にやった親としては申し分ない。
蒸し暑い日だったので、1匹が巣門から重箱式飼育箱の中に風を送っていた。
3匹並んでいたところを撮ろうとしたら、気づかれて中に入られてしまった。
その後1匹だけでてきて送風を再開したところを撮った。
内部に風を送っているので、まちがいなくニホンミツバチということが確認できた(セイヨウミツバチは外向けに翅を震わせる)。
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セマダラコガネ(背斑金亀子)

2023年06月27日 08時26分26秒 | 


きのう見たコガネムシは、調べたら漢字表記が金亀子とあった。
亀ときたらカメムシを想像するが、金亀虫(キンカメムシ)というカメムシはいて、それとは全く別物の金亀子はコガネムシ。
そういうややこしいことは置いといて、このセマダラコガネは、全く名前の通りの様子で、斑模様がなかなかにシブい。
こんな柄の綿入れを着た子供を昔、見た気がする。
触角が、ブラシ状というのだろうか、波平さん風ちょび髭にも見えてかわいい。
なんだかノスタルジーに浸って見とれてしまうけれど、こいつは幼虫も成虫も植食性農業害虫。
何の葉っぱにいたのだったか、穴も空いていないし群れているわけでもないから、害虫と感じながら撮るにとどめた。
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ケブカヒメヘリカメムシ(毛深姫縁亀虫)

2023年06月26日 08時31分31秒 | 


何という名付けられようか。
毛深くて小さめの、腹部の胸部との接合部分が尖っているという縁に特徴のある、亀の甲羅に似た形の虫という意味になる。
分類:節足動物門>昆虫綱>有翅昆虫亜綱>半翅目>異翅亜目>ヒメヘリカメムシ科 >ケブカヒメヘリカメムシ、となるそうだ。
ヘリ(縁)が屁臭虫だけに放(ひ)ると連想してしまうし、姫はどうかなと思ってしまう。
まして毛深までついてるから、『どんな姫じゃ』という感じ。
ヒマワリかヒャクニチソウの葉っぱに止まっていたのを、昨日のウリハムシモドキのついでに撮った。
目立たなくて、なんということもない虫でも、名は付いているのだろうと、同定ごっこをしてみるのが私の流行りになりそうだ。
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ウリハムシモドキ(瓜葉虫牴牾?)

2023年06月25日 11時22分11秒 | 






カボチャの苗にたかって葉をずたずたにするので、目の敵にして捕殺していたのはウリハムシ(瓜葉虫)。
その甲斐あって苗が成長して、もういくらウリハムシが止まっていても群れていてもカボチャが負けることはないので放任している。
そのウリハムシに形は良く似ているけれど、色合いの違う甲虫(こうちゅう)が、電灯下のノートパソコン上でうろちょろとする。
どういうcommand(抑制する、支配する)に取り憑かれて行動しているのか。
調べてみると、ウリハムシモドキに間違いないと確信できる画像があった。
喰う草がウリハムシとは違うようで、こちらはマメ科にたかるそうだ。
マメ科はエダマメとキヌサヤを作っているので、現場でもしもひどい状況を目の当たりにしたなら捕殺することになる。
こいつも霧吹きで噴射したら動きが止まるタイプだろうか。
スマホを構えても逃げることすらしないので、敵となってもたかの知れたヤツのようだ。

今朝先程、もうすぐ咲きそうな百日草を観ていたら、マメコガネにかなり葉っぱが喰われていて、こいつもいた。
昨夜調べたからこそ分かったものの、地味な姿で葉を食い荒らしているようにも見えないので見逃すところだった。
マメ科にたかるとあったのに、百日草だから食欲がわかないのか、止まっているだけのように見える。
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マメコガネ(豆黄金、豆黄金虫)の暴力的食欲

2023年06月19日 06時42分00秒 | 




メタリックで可愛らしいなどと決して思ってはいけない暴力的食欲を発揮する害虫が今年もまたでてきた。
それでも、どうしたって外見に惑わされ、潰してやろうとか駆除してしまおうとはできにくいヤツ。
北米大陸には1910年代に侵入したそうで、ジャパニーズ・ビートル(Japannese beatle)と呼ばれ、農業関係者に嫌われている存在らしい。
カブトムシの幼虫とほぼ同じ形の小型イモムシは土を起こすと春でも秋でもみつかる。
見つけ次第に捕殺が基本だけれど、道に近かったら、放り投げておくとカラスが必ずやってきて喰う。
人間の農作業を食餌の機会ととらえる鳥は何種類もいるけれど、カラスがやはりいちばん人の動きを観察している。
それにしてもマメコガネの成虫の場合、手当り次第なんの葉でも食い荒らすように見えるほどで、先日取り上げたトレンチ行動などとまだるっこしいことはせずに喰い進む。
何匹も寄ってたかっていることがあるのは多少は好みや喰いやすさがあって見極めることもあるということなのか、異性を呼び寄せているのか。
いつだって被害がある前に対処するなどということはできなくて、後手後手なのだけれど、またペットボトルの上の方を切り取って逆さにはめて・・てなことをすることになりそうだ。
最初の画像のマメコガネは交尾の最中だが、食餌中でも構わずということなのか、交尾中でも構わずということなのか、マメだこと。
2枚目画像の脚を一対、後方にピンと伸ばしているのもよく観るポーズだが、何を意味するのだろう。
食餌中の自分に構うなということなのか、受け入れる用意はできているということなのか、もう少し観察してみたい。
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トレンチとは、トレンチ行動とは

2023年06月17日 09時27分09秒 | 




カボチャの苗がウリハムシ(瓜葉虫)の食害で散々な状態になっている。
丸く傷をつけるのをトレンチ行動と言うそうで、trenchは、溝、堀、細長いくぼみ、塹壕、海溝と英和辞典にはある。
塹壕か、なるほど今の世でまだ塹壕が掘られているウクライナ戦争の画像を思い起こせば、妙に納得できる。
葉に切れ込みを入れるという防衛線を作ってから内側を喰うのだ。
以前、フキ(蕗)の葉が何かに喰われて穴だらけになっている状態に対し、裏を見ても芋虫や毛虫はいたことがないと書いた。
そのような幼虫ではなくて、葉を喰う甲虫(コウチュウ)の成虫がトレンチ行動で穴を空けていたに違いない。
よく観ると、始めたところから、◯で終わらずに渦巻きを作ってしまっているのがある。
個性だろうか、なにかが狂っているのか、外的な刺激があって◯を完成できなかったのか。
苗の状態を脱して成長すれば、いくらウリハムシが群れていようが放任できるのだが、今が肝心なので見回りは欠かせない。
カボチャを3種類作っているけれど、ピーナツカボチャには一切ウリハムシがたからない。
クリユタカは、苗によって、喰われるのとそうでないのがある。
バナナカボチャはほぼ総てが襲われている、というような感じだが、害虫に葉を喰われたことが後の実に影響するのかどうか。
葉が喰われるということは、その苗からの実がそもそも美味しいのか、そのような区別を記録して研究すべきかどうか。
そこまではしなくていっか、という気分。
キュウリの葉にもウリハムシはやってくるが、葉茎の成長が早いので気にならない。
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子守蜘蛛(コモリグモ)など

2023年06月16日 08時27分08秒 | 




草むしりをしていたら、むき出しになった土の上をせわしなく歩く2センチ位のクモがいた。
大昔の戦時に背中に着ける母衣(ほろ)、そのような花を咲かせるからと、熊谷草(クマガイソウ)と名付けられた草があるのを思い出した。
うまく撮れないだろうと思いつつスマホを構えると、意外にもポーズを取るので拡大して撮った。
動き始めた熊谷蜘蛛(クマガイグモ=勝手な仮称)は好きにさせて草むしりを再開した。
ピンぼけにしか撮れなかったけれど、面白い蜘蛛だからブログネタにしようと検索をしてもなかなかヒットしない。
そうこうしているうちに、白い袋は腹や尻ではなくて卵嚢のはずだから、そうそう子守蜘蛛というのがいるんだったな、と思い出した。
コモリグモで検索すると、模様もしっかり同じ蜘蛛に行き当たり、ハタチコモリグモと判明した。
ハタチは二十歳だろうかと確認したが、どうしてもでてこなくてまことに残念。
畑地だろうか、確かに私が草むしりしていたのは、花壇だったので畑も同然。
このコモリグモは子供全部をびっしり体にまとわりつかせて守るらしいので、そこが子守蜘蛛のゆえん。
次に会うときは子供を背負って来いよ、と想像してみると、おぞましげな姿が浮かぶ。

浅葱(アサツキ)のネギ坊主が今年は多く見られる。
草刈りをせずに浅葱を生え放題にした一角で数えたら10本も咲いていて、他所でも見た。
たまに見ることもある程度の、めったに咲かない花なのに、浅葱の花が多い年は何かがあるのか。
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ヤマトシジミ(大和小灰蝶、大和蜆蝶)がしみじみ

2023年06月14日 10時29分10秒 | 




シジミ蝶の中では、ヤマトシジミがおそらく一番地味で一般的なのではないかと思われる。
飛んでいる時は青くてきれいなのに、止まっていると羽をめったに開かなくて残念(メスの表羽は黒っぽい)。
貝のシジミ(蜆)にもヤマトシジミがあるそうだけれど、あちらは『大和蜆』と書く。
カタバミ(片喰)が幼虫の食草だそうで、吸蜜はシロツメクサ(白詰草)などとあっても、私が見るのはいつも畑。
肥やし代わりの豚舎敷き籾殻にいつも集っているのは何を吸引しているのか。
豚の排泄したミネラル分かと思われるが、私の鍬が間近に迫ってもなかなか逃げようとせず、こちらが遠慮してしまう。
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この頃よく見る蝶など

2023年06月05日 06時33分34秒 | 








畑には当たり前のようにモンシロチョウ(紋白蝶)が多いけれど、畑以外ではウスバシロチョウ(薄羽白蝶)をよく見る。
いろいろな花でよく吸蜜する北方系のチョウで、西南日本では分布が限られ、 幼虫の食草はムラサキケマン、ヤマエンゴサク・・・てなことが検索で分かる。
食草が多いからか、この辺りでは珍しくない蝶で、別名をウスバアゲハと大層なのに大きさは4センチもないくらい。

ベニシジミ(紅小灰)は、シジミチョウの中では目立つからか、一番多いような気がする。
撮ろうとしても、なかなかに開いた姿でとどまることはなくて、絶妙な間合いで必ず飛び立ってしまう危機管理能力を持っている。

セグロアシナガバチ(背黒脚長蜂)がモンシロチョウの幼虫を抱きかかえて飛んでいるのを見つけた。
この前は、菜の花の茎に止まって肉団子作りをしているところを撮ったが、今回はその前段階を撮れるかと身構えても、結局すぐに止まって噛み噛みを始めた。
巣に持ち帰ってから肉団子にしても良さそうなのに、運ぶ途中で落としてしまうリスク回避のためなのだろうか。

日陰に生えたフキ(蕗)の葉は穴だらけになっているのが多い。
どういう虫が喰うのかと裏返しても、毛虫も芋虫もいまのところ見当たらない。
卵を産み付ける時点で直射日光を避ける知恵を持ち合わせているようだが、勝手気ままに食い散らかす虫の姿が無い。
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珍しくないムカシヤンマ(昔蜻蛉)

2023年06月01日 08時07分08秒 | 




松の幹に止まったトンボがギンヤンマ(銀蜻蛉)の仲間のような、ムギワラトンボ(麦藁蜻蛉)ではないような、と思いつつ撮った。
逃げる素振りがないので、Vサインをした指を下から近づけて、簡単に捕まえた。
以前にも見たことがある気がして、見覚えのある尻尾模様をたよりに調べてみると、日本固有種の山間部の渓流に生息するというムカシヤンマだった。
かなり珍しいらしいし、生きた化石とも言われる恐竜時代からの生き残りらしいので、展翅して標本にしたいけれど防腐液がないなぁと悩ましい。
ムカシトンボ(これも漢字にすると昔蜻蛉)という名は聞いたことがある気もするけれど、ムカシヤンマは初めてのようで、検索するのも初めてのような気がする。
などとしつつ、以前のブログ記事に書いている可能性もある。
ブログ内検索をやってみると、2019年6月8日の『あわや逆走』という記事に画像を載せていて、ムカシヤンマのようだと書いていた。
魚沼丘陵が迫っている地だし、信濃川にそそぐ支流は多いので、この辺りでは普通にいるトンボかも知れない。
極々一部の人しか知らないだろうけれど、わがふるさとの誇り=ムカシヤンマと他人に言っても、かなり地味だ。

数日前に竹藪で撮った2枚目の画像のイトトンボは、少し検索したけれど調べられそうもない。
なにしろイトトンボはものすごく種類が多いようで、ちょっと調べただけで同定するのは到底無理。
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セグロアシナガバチ(背黒脚長蜂)が肉団子調理中

2023年05月29日 09時17分09秒 | 


アブラナ科のそれぞれの菜っ葉類の薹(立ち)菜を毎日十分に採った後も、どんどん脇芽が伸びて菜の花が咲いている。
脇芽だって、つぼみ菜として摘んでは茹でておひたしにする。
そうして、鍋の湯にはいつだってモンシロチョウの幼虫が何匹か浮いてくる。
振り洗いなんぞしても、青虫はしぶとくへばりついていて、保護色なので見逃してしまうというわけ。
わがニホンミツバチも他の花蜂も虻も蝿も菜の花にやってくるなかで、アシナガバチは花より下の方で葉っぱを丹念になぞる飛び方。
青虫を見つけたら噛み砕き肉団子にして持ち去るのは、巣の中で子育ての始まった証拠。
アシナガバチの女王蜂は冬越し後に巣作りをして産卵し、孵化後には子育てをして、その子が蛹化して羽化して、子らが働き蜂となってくれるまでは一匹でこなすという。
今の時季に見られるアシナガバチは、たぶん孤軍奮闘中の女王蜂のはずで、大事な益虫であるからして、こちらも心穏やかに見守る。
アシナガバチは巣の近くで攻撃的な行動をやらない限り刺すことはなくて、子どもの頃にはその通りのことをして人生初の経験をした。
子ども時代の一時期はアシナガバチの巣を見つけると釣りに行く予定をたてたもので、なにしろ蜂の子は釣り餌として最高だった。
青虫を探すアシナガバチの姿はよく見るのだが、見つけて肉団子調理中の姿を実際に観るのは初めてかも知れない。
集中しての仕事中は周りが目に入らないのか、なにしろ一心不乱といった様子。
持ち去るまで観察するという根気は私にはなくて、たまたま見つけて、近づいて撮って、その場を後にした。
ちなみに、この画像は一昨々日のもの。
わが目の敵のスズメバチ(雀蜂)の仲間もアシナガバチと同様の生態であり、こちらにはあまり頑張って欲しくない。
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