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鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

イボバッタ(疣飛蝗)の観察

2022年09月27日 08時33分08秒 | 




山だったので地名がそのまま○○山となっている住宅地の坂道を歩いていて茶色の小さいバッタを見つけた。
下の府道からずっと登り坂になっているのを八割ほど登って息切れ寸前だったから、足をとめた。
スマホを取り出すのも面倒だなという気分だったり、二匹いるから交尾を始めるかもと期待もしたり、撮ろうとしゃがめば逃げられるかも知れないと思ったりで、立ったまましばらく観察した。
小さいけれど、胴が縮んでいる寸足らずではないし、この時季だから成虫に違いない。
名は知っていても実物を確認したことのないツチバッタか、と思ったけれど帰って調べてみたら、イボバッタだった。
観ていると、どちらがどちらにアプローチしているのかが分かりにくく、少し離れてもどちらかが、また近寄る。
縞模様のある後ろ脚を曲げたまま、前後に揺らす動作を両方とも、しきりにやる。
片方だけがやるなら誘いの行為かとも思われるが、両方がやるということは、オス同士で牽制しあっているのだろうか。
体型がそっくりなので、雌か雄か、とにかく同性同士かも知れない。
立ったまま画面を広げて、二匹が溝蓋部分に移動したところを、なんとか撮れた。
草に止まらず、地面に降りて二匹がつかず離れずしている理由が分からない。

2枚目画像は、山の下の公園に植わっていたクヌギの下に落ちていたどんぐり。
クヌギは椎茸のホダ木になるし、樹液を求めてカブトムシなどの虫も集まる木なので芽をださせてみたい。
植樹してモノになるまで、こちらが生き延びられるかどうかという先の先のことまでは考えないようにする。
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イタドリ(虎杖)に蜂

2022年09月26日 01時37分37秒 | 






金網フェンスを突き抜けたイタドリが道路にせりだしている場所があった。
ヨーロッパでは日本から持ち込まれた侵略的外来種として厄介者扱いされているという記事を読んだことがある。
日本固有種ということではなく東アジアに分布しているそうだけれど、なにしろ猛々しくいろんなところに繁殖しているのを見る。
花は地味だけれど蜜源として優れているのか、ミツバチとアシナガバチがいるのを撮れた。
ミツバチはたぶんニホンミツバチで、アシナガバチの方はフタモンアシナガバチ(二紋脚長蜂)。
ニホンミツバチというけれど、本当はこれもトウヨウミツバチ(東洋蜜蜂)ということで日本固有種ではない。
宇治の自宅近所にニホンミツバチ飼育箱を設置している家があり、昨日の散歩は、そこを観るのを目的の一つにした。
前は一箇所だったのに二箇所になっていて、遠目に観ても両方の巣門に出入りするニホンミツバチの姿が認められた。
同好の士が順調に飼育できているのを確認できたので、見ず知らずの飼い主に拍手したい気分を胸に散歩続行。
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シロテンハナムグリ(白点花潜)

2022年09月24日 01時49分49秒 | 


散歩中、道路上にうずくまっている2センチほどのこいつを見つけて拾い上げた。
死んでいるのではなく、元気もあるのに、一時的にどういう理由なのかフリーズ状態だったようだ。
ハナムグリの仲間には魅力をあまり感じないのだけれど、撮りやすい場所に置き、動きを止めるのを待って撮った。
ひっくり返して腹も撮ろうとしたが、少し前はフリーズ状態だったくせに直ぐに起き上がって、何度やってもついに撮れなかった。
花粉や蜜を求めて花に潜り込んでいるのをよく見るこいつを検索して探すと、シロテンハナムグリと直ぐに分かった。
この前、小型の蛇のジムグリ(地潜)を取り上げたけれど、モグリではなくムグリなのはなぜだろう。
どこかの方言なのだろうかと思ったが、どうも古典的古語表現のようだ。
ということは、ハナムグリもジムグリも在来種として大昔から馴染みの虫であり蛇であったのだな。
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カブトムシ(兜虫)など

2022年09月21日 11時22分00秒 | 




カブトムシは漢字表記で甲虫と書くけれど、甲虫類(こうちゅうるい)の代表格だとはいえ、兜虫という表記もあるとのことで、そのようにしてみるとなんだかカッコいい。
3ヶ月余り留守にしたら、蛹が羽化して成虫になり卵を産んで成虫は死に卵は孵化して幼虫になっていた。
成虫の姿を観ることができなかったのは残念だが仕方ないことで、聞けば雌が3匹羽化してから、かなり遅れて大きい雄が1匹でてきたと言う。
図体は大きいのに、大きいからこそか食欲ばかりで、雌が食餌しているのを押しのけて昆虫ゼリーにむしゃぶりつくオクテのヤツだったそうだ。
新しい血を入れるべく、成虫でも幼虫でも見つかれば同居させることもして、もう4,5年繋いできた。
ほとんど市販クヌギマットを食い尽くして糞ばかりになった飼育箱を、新聞紙の上にぶちまけてみた。
もう蛹になっても良い程の大きさに成長した幼虫が9匹もいて、いつもながらすぐに大きくなって驚くばかり。
冬の期間中は冬眠なのか冬眠状態なのか、食餌をせずじっとしていて、春になると蛹になるということなので、いくら大きく育ってもこの時季には蛹にならない。
雌は卵を何個くらい産んで、どれくらいの孵化率なのか知らないのだけれど、雌3匹に雄1匹というのは理想的な繁殖形態なのかもしれない。
買ってきたクヌギマットとポリバケツに溜まっていた雨水を混ぜ、握ってバラけない硬さにしてから9匹を入れた。
腹に薄く透けて見える模様で雌雄が判別できるらしいけれど、偶然が楽しみなので確認はしない。
糞まみれだったのが、餌だらけにの環境になり、皆が元気よく潜り込んでいった。
2枚目の画像は、田舎から持ち帰ったわが成果のバナナカボチャとクリユタカ。
これも種を取って繋いでいる手間のかからない自信作。
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アトモンサビカミキリ(後紋錆天牛)

2022年09月17日 08時22分55秒 | 


一輪車、私にとってはサーカスでピエロが乗る一輪の自転車ではなく、農作物などを運んだりする運搬用一輪車。
その一輪車で畑や庭からでてきた小石を集めて運ぼうとしていたら、目に止まったのが、1センチにも満たない保護色の地味な虫。
微妙な色の背景は一輪車の塗装なのだが、はげちょろけの地肌が見えていたせいで、ぽいぽい入れていた石に潰されないですんだラッキーなやつ。
甲虫(コウチュウ)は翅を広げるまでに時間が掛かるのが多いけれど、体の細長いカミキリムシの仲間は特に鈍重だ。
こいつは飛ぼうという気はおろか動くのも嫌々みたいで、そうなると哀れも感じて撮った後につまんで草の中にぽい。
翅の後方にある紋が、ネット図鑑の見本より小さくてはっきりしないけれど、背にある逆ハの字模様が一致しているので、アトモンサビカミキリに決まり。
カミキリムシはなぜ天牛と書くのかだろう、知らなければ読むことはできないだろう。
天牛書店という有名な古本屋があるけれど、カミキリムシショテンと呼んではいないはずで、本当の意味も読み方も知る人は少ないのではないか。
後紋錆天牛と書いてあったら、アトモンサビテンギュウと読むべきなのだろうか。
長い触角を牛の角に見立てた中国由来の名だそうだけれど、中国では牛と言えば角の長い水牛なのか・・な。
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ナガチャコガネとナガコガネグモ

2022年09月14日 08時55分08秒 | 




踏み込むことのない柔らかい土の盛り上がり部分を掘り返していたら、でてきた赤茶色のコガネムシ。
姿かたちは珍しくも何ともないのだけれど、この色合いで土の中から2匹一緒にいたりするのは初めて観る感じ。
検索してみると、いくつか候補はあるが、ナガチャコガネ(長茶黄金虫)ではないかと思われる。
コガネムシの類は大小どれをとっても、ほぼ害虫で幼虫の時は根や作物を、成虫になったら葉っぱを食害する困りもの。
それでも黄金虫の外見から、潰したり殺したりはできにくく、見てもほぼ放任だ。
各種幼虫もみな、カブトムシの幼虫と相似形の小型というわけで、耕作中にみつけても対処しにくくて、道の側ならぽいぽいと道に放り投げる。
踏んでもイモムシなんかとは違い、丈夫で土にもぐるばかり。

台所のサイドテーブルの横に、いつのまにかナガコガネグモ(長黄金蜘蛛)が巣を張っていた。
けっこうな大きさで、腹から撮ったら死角なのか反応はなかったのに、背から撮ろうとしたら、素早く逃げていった。
上から見る腹は黄色い縞縞がきれいで、どの蜘蛛とも間違えようのない特徴をもっているのだが、下からだと全く別物風。
ウラオモテのある奴のわけで、長黄金蜘蛛と長茶黄金虫は名前に共通部分があっても、似てもいず非なるもの。
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オオチャバネセセリ(大茶羽挵)

2022年09月04日 07時31分00秒 | 






自生している桑の葉にセセリ蝶の仲間がいたので、スマホを構えながら、ダメ元で近づいてみた。
意外にも逃げずにじっとしていたので、後ろから戦闘機みたいな姿を撮り、毛むくじゃらな様子の分かる画像も撮れた。
もしかしたら前からも撮れるのかと横に回り、腕を伸ばしてスマホだけを向けて撮った。
あの戦闘機の設計者は、セセリ蝶の特異な翅からヒントを得たに違いないと思う。
太い胴体には、小さい翅を高速で羽ばたかせる筋肉とエネルギーが詰まっているはずだけれど、あまりに身近だからか魅力を感じなくて捕まえたことも触ったこともない。
つかんだら逃げようともがくぶるぶるを強く感じるはずで、でも翅はつかみにくいだろうし、そんなこともあって捕らないできたような気がする。
画像をよく観ると、雨上がりの雨染み部分にストローを当てているようだ。
水分だけならどこにでもあるのに、桑の葉から滲み出る何かが目当てなのか、横のエゾマツから落ちる雨だれに何かが含まれているのか。
大きな眼なのに、夢中になったら警戒がおろそかになってしまうようだ。
オオチャバネセセリとイチモンジセセリ(一文字挵)は区別がつきにくいらしいけれど、検索画像をいくつも比較検討して、これはオオチャバネセセリと確信決定した。
一番の収穫は、挵(せせ)るという漢字の読み書きだ。
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異種の友好的採餌

2022年09月02日 07時21分00秒 | 


豚糞(じつは豚舎に敷かれていた糞尿混じりの籾殻)を畑に撒くと、天気の良い日はいろんな昆虫が集まる。
蝶は花に集まり蜜だけを吸うのではないということが分かる。
豚糞に集まるモンシロチョウ(紋白蝶)とツマグロキチョウ(褄黒黄蝶)はどういう成分を吸っているのだろう、ミネラルか。
豚糞は発酵済のものを配達してくれるので糞尿臭はしないのに、スカトロジー昆虫は目ざとくやってくる。
鼻が効く方の私でも感じとれない匂いを、虫たちは嗅ぎ分けているようで、鼻ざとい(8/29撮影)。
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おととい、きのう、目についた虫

2022年09月01日 07時29分00秒 | 




先日のブログではツマグロオオヨコバイの成虫画像がだせなかったのだけれど、幼虫のいた場所近くに張り付いていた。
スマホを構えても、横這いもせず飛び立ちもしなかったから簡単に撮れた。
もしかしたら、神経質に尻拭いしていたやつが脱皮した直後だったのかも知れない。
逆さまに撮ったのを回転させても良かったのだけれど、背中の画像が面白かったので撮ったままにした(1枚目)。

よく見るタイプの尻に黄色2本線の蜂が、私の捕虫網の竹竿をしきりに調べていた。
泥蜂の仲間で、産卵場所を物色中なのだろうと、すぐ分かった。
小さいイモムシか毛虫を入れて卵を産み付け泥で塞ぐのだけれど、私が捕虫網を振り回す前に完成させることができるかどうか。
尻に黄色2本線は何種類かいて、似せたり似せられたり偶然か、流行りのデザインだ。
検索してどの蜂なのか少し迷ったけれど、別角度から撮った画像に背中の決定的模様が写っていて、オオフタオビドロバチ(大二帯泥蜂)と分かった(2枚目)。
昨日夕方何気なく覗いてみたら、わずか1日しか経っていないのに、もうしっかり泥で塞がれていた。
卵1個なのか複数なのか、節まで5センチほどの穴に何匹ほど麻酔を打たれた虫が入っているのか、確認したくてたまらない。
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ツマグロオオヨコバイの幼虫は神経質

2022年08月29日 07時22分07秒 | 








ここしばらくは我が家の周りに自生しているウドを見回らないではいられない。
昨日は、スケバハゴロモ、ベッコウハゴロモ、ツマグロスケバがいることを確認中にツマグロオオヨコバイ(褄黒大横這)の幼虫がいるのを見つけた。
ウドの茎から汁を吸っている最中なのかどうか、観ている間に尻の水滴が膨らんで、ぽとりと落ちた。
雨滴のように透き通った玉なので、アブラムシがアリにサービスする蜜のようなものかと一瞬思ったけれど、そのような共生関係を何かしらと結んでいるという事は聞いたことも観たこともない。
茎から吸った汁の養分を瞬時に濾し取り、不要水分を排泄しているということなのだろうか。
排泄液がきれいな水になっているなら、この幼虫は濾過装置そのものだ。
それより面白いのは、水玉が落ちた後、後ろ脚2本を交互にすばやく動かして神経質そうに尻をぬぐったこと。
2枚目の画像は、激しく尻をぬぐう動きで後ろ脚がブレた。
観ているわずかな時間で2度水玉が落ち、その度、尻を激しくぬぐった。
河馬(カバ)が水中で脱糞しながら短い尻尾をフリフリして糞を散らす映像を想い出した。
ツマグロオオヨコバイはバナナ虫という別名があるようで、確かにバナナ色の成虫にはぴったりの通称。
成虫も1匹見つけたけれど、少し横這いをした後に直ぐ飛んでしまい、撮れなかった。
尚、奥の方にボケた姿で写っているのは、2匹のベッコウハゴロモ。

昨日の記事に取り上げた、ベッコウハゴロモに寄生したハゴロモヤドリガが瓶の中であっさり蛹になっていた。
瓶の中を這い回った跡があり、石灰を散らばしたような汚れの隅に、蛹となって固まっていた。
私の観ていない夜中に変身したものと思われる(3,4枚目画像)。
宿主から離れて土の中で蛹になるという記述を読んだので、少し土を入れたり、ベッコウハゴロモにはウドの茎を入れようと思った矢先だったのに、その必要がなくなった。
まだ生きていて尻が軽くなったベッコウハゴロモは用済みなので、ウドの葉の上に放してやった。
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ツマグロスケバ(褄黒透翅)

2022年08月27日 08時11分08秒 | 










スケバハゴロモ(透羽羽衣)の傍にいつもいて、連れ合いのような存在の、ふんぞり返ったカメレオンフェイスの昆虫はテング科のツマグロスケバ。
成程と納得する名で、こちらのスケバは羽ではなくて翅が当てられているけれど、スケバハゴロモと連れ立っていることが多いスケバ仲間というくくりにしたい。
テングスケバ(天狗透翅)という天狗の鼻を付けてふんぞり返ったようなヤツの仲間というのも納得だ。
調べるに当たって決め手としたスマホを近づけると茎の裏に隠れる仕草が、ツマグロヨコバイ(褄黒横這)にそっくりなので、その線で攻めた。
でもヨコバイはセミに似ていて、ハゴロモも頭部はセミそのものなのに、ツマグロスケバは蝉頭ではない。
それに昆虫エクスプローラーなどの図鑑は真上から撮った姿ばかりなので、見つけにくかった。
横からの姿が面白いので、ついつい横からしか撮らず、探しだせなかったが、動き方からヨコバイの仲間に違いないと思い、よくよく探したら、あっさり見つけられた。
そうやってネット検索する前に、昨日は雨が止んでから家周りのウドの生えている何箇所かをあちこち探索して、ようやく真上からの画像をものにした(2枚目画像)。
昨日は珍しいというベッコウハゴロモが1箇所に6匹も見つかった(3枚目画像)。
それに、こちらは偶然だけれどスケバハゴロモがヤーコンの葉茎にいたから、またスケバハゴロモの食草が増えた(4枚目画像)。
これら3種類の共通の特徴として、なかなか飛ばずに歩き回ることと、いざ逃げる時は、飛ぶというより跳ね上がることだ。
その瞬発力は、戦闘機の緊急脱出装置のようで、垂直上昇は捕食者から逃れるのに有効なのだろう。
尚、昨日の記事に書いたツマグロスケバへの寄生虫は、どうやらハゴロモヤドリガ(羽衣宿蛾)の終齢幼虫のようだ(5枚目画像)。
本来はハゴロモの仲間に付く寄生蛾なのに、連れのツマグロスケバに付いてしまったということのようで、そのようなことがあるという記述はなかったから希少例なのかもしれない。
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スケバハゴロモ(透羽羽衣)とベッコウハゴロモ(鼈甲羽衣)と不明の連れ

2022年08月26日 07時14分07秒 | 










スケバハゴロモの食樹は桑とあるのに、私が見つけたのは柿の木で、次がウドで、昨日は偶然イチジクの枝にいるのを見つけた。
それなら、本当に桑にいることはあるのかと、偶然ではなく目的として探してみた。
そうしたら、確かに桑の木の枝先にいたが、撮ろうとしても、初めからそれを目的とするとなかなか上手くいかない。
仕方なく一昨日見たウドを見てみたら、スケバハゴロモと同じ格好なのに透けていない翅のタイプがいた。
調べてみるとベッコウハゴロモで、2本の太い筋が透け気味で鼈甲のようだからということらしく、あまり見られない珍しいやつとか。
ベッコウハゴロモは一匹しかいなかったけれど、スケバハゴロモのいる所に必ずといっていいくらいにいるのが、名を調べてもわからないふんぞり返った姿のカメレオンにちょっと似ているやつ。
色違いの2匹が枝の上下にいたのを撮って観ると、下の個体には白い物が腹に付着している。
何かに寄生されているようで、しかもすでに蛹になっているようにも見える。
これを撮ったあと、白い物を調べたくて、プラケースに捕まえようとしたが逃げられてしまい惜しいことをした。
スマホを近づけるといやがって、ヨコバイ(横這)のような動き方で枝の裏に回ったり、先の方に歩いて逃げる。
なんとか名を調べたいので、本日も追求してみたい。
昨夜は雨でシーツの昆虫集めができず、今朝も小雨が降っているので、不明の連れを観察できるかどうか分からないが、百均レインコートを着て出てみたい。
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スケバハゴロモ(透羽羽衣)

2022年08月25日 07時47分47秒 | 






8/20『最近気になった虫と虫偏のもの』に取り上げたスケバハゴロモがウド(独活)の花にいるのを見つけた。
下の黒いのは蟻で、私のニホンミツバチも吸蜜していることがあるけれど、蟻は何匹もウドの花にたかっているのが見られる。
スケバハゴロモの食樹は桑ということだが、たまたま8/20には柿の木にいて、昨日はウドにいたのかと思ったが、何十メートルも離れた別のウドを見たら、そこにも枝先にいた。
ウドは『うどの大木』と言うけれど、いくら伸びきっても草本だから大木というのは正しくないのだけれど、使い物にならないという誇張には有効だ。
我が家の周りでの観察では、『成虫の食樹食草は柿と独活』ということになる。
暗くなってからシーツを外に吊り下げ、ライトを照らして、何がやってくるか実験をした。
コクワガタの雌とコカブトムシの雄を捕まえたいからだけれど、以前からやってみたいことだった。
じつは一昨日に始めたのだが、セットしてすぐに想定外の雨が、それもどしゃ降りで中止にした。
昨夜は蒸し暑い夜ではなかったから期待薄で、その通りに甲虫類は一匹もやって来ず、蛾ばかりの中に混じっていたのがスケバハゴロモ。
スケバハゴロモは珍しくない昆虫になった。
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不運な蝉

2022年08月24日 07時53分07秒 | 


秋野菜のために肥料の山を崩していたら、羽化する寸前まで成長しながら羽化までいかなかった蝉の幼虫の亡骸があった。
豚糞(じつは豚舎に敷かれていた糞尿混じりの籾殻を発酵させたもの)は毎春同じ場所に降ろしてもらって、ブルーシートを掛けておく。
この幼虫がアブラゼミか、ヒグラシか、ミンミンゼミかは分からないけれど、羽化すべき時期を迎えて地上を目指したのに、ブルーシートに行く手を阻まれ、力尽きたものと思われる。
7年とかそれ以上も地下で幼虫時期を過ごすと思われているけれど、今回検索してみたら日本の蝉は1年〜5年くらいらしい。
豚糞を盛り上げて置き始めたのは、たしか6年ほど前からだったので、それ以前からの幼虫だったとは考えにくく、カブトムシの幼虫は豚糞の中から見つかったりするので、蝉の幼虫も豚糞籾殻を餌として成長することもあるのかどうか。
それはともかくも、なにしろ被せていたブルーシートを剥がしたら、豚糞の山の上の方から見つかったのだから、大きさからしても羽化寸前だったと思われる。
羽化は、おそらくしかるべきところに登って、いざここでと決めないと始まらないというのか、始められないということなのだろう。
背中が割れて羽化を始めたのに途中で死んだ幼虫の姿は、今まで何回か見たことがある。
うちの周りに蝉の脱け殻なんて珍しくもなんともなく多量に見つかるけれど、不完全変態の大変身は相当なエネルギーを必要とするところを、そのスイッチも入れられずに死んだとは、まことに不運な蝉。
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最近気になった虫と虫偏のもの

2022年08月20日 09時59分59秒 | 






柿の幼木の枝先近くにいたのが、透けた翅のスケバハゴロモ(透羽羽衣)。
ちょっと見はガのように見えるけれど、検索すると、頭はセミに似ていてもカメムシ目ハゴロモ科で、7/187/19に取り上げた尻に綿毛のようなものを付けた幼虫の成長した姿と分かった。
同じように見えるハゴロモ科の幼虫がいるようだけれど、私の撮ったのは単色の翡翠(ヒスイ)色からスケバハゴロモに違いなく、思いもよらない変身に驚くばかりだ。
桑にたかる害虫らしいが、確かにうちの敷地のところどころに桑は自生しているので納得はいく。

キュウリの支柱に蛇がいて、ちょっとめずらしい模様なので、気づかれ逃げられる前に胴体だけ撮った。
ひとつシャッターを押しただけで、気づかれてしまい、ぽとっと地面に落ちて草むらに消えた。
蛇の画像検索をしたら、たぶん、ジムグリ(地潜)でナミヘビ科ナメラ属とある。
割に少ない蛇だからか、名は知っていたけれど初めて遭遇したというのか認識した.。
ナメラ属とはなにか、鱗の肌が滑らかという事のようだ。

草抜きをしていて、しっかり地面をつかんでいる根から土を振りほどいているときに出てきたのが、何かの卵と思われる大豆大のもの。
カナヘビ(金蛇)のものと思われるので、味噌の空きケースに土を入れて様子をみることにした。
関連したブログを見ると、飼うのも簡単にできるようで、1年もしないうちに成長して卵を産むらしい。


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