ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

シャッター

2008年09月06日 | 映画(さ行)
(原題:SHUTTER)
【2008年・アメリカ】劇場で鑑賞(★★★☆☆)


2004年に公開されたタイのホラー映画「心霊写真」をハリウッドでリメイクしたスピリチュアル・ホラー。

ニューヨーク在住のプロカメラマンであるベンジャミン・ショウ(ジョシュア・ジャクソン)は、恋人ジェーン(レイチェル・テイラー)と結婚し、仕事とハネムーンを兼ねて日本を訪れる。ジェーンは富士山へ向かう山道を運転中、突然目の前に現われた女性(奥菜恵)を轢いてしまう。事故の衝撃で気を失う2人。目覚めたジェーンは人を轢いてしまったと混乱するが、辺りを捜索しても女性の姿を発見することはできなかった。釈然としないまま富士山でのバカンスを楽しみ、2人は仕事のために東京へ。ベンは昔からの仕事仲間ブラーノ(デヴィッド・デンマン)とアダム(ジョン・ヘンズリー)と会い、しばらく仕事で東京に滞在することになる。しかし、これを境に、彼らの撮った写真には不気味な白いモヤが写り、ベンは体調不良を訴え始める。ジェーンはベンのカメラマンアシスタントをするセイコ(マヤ・ヘイゼン)から心霊写真の存在を教えてもらい、心霊写真専門誌の編集をしているモトカレのミツオ(ジェームズ・カイソン・リー)の元を訪れる…。



「THE JUON/呪怨」の清水崇。
「ザ・リング2」の中田秀夫。
「ドリーム・クルーズ」の鶴田法男。
「1303号室」の及川中。
日本で活躍するホラー映画監督のハリウッドデビューが続いてますね。
本作品は、「感染」や「パラサイト・イヴ」を手掛けた落合正幸監督のハリウッドデビュー作。



アメリカでは幽霊というのは土地か家に憑くモノで、背後霊や自縛霊という考え方が無いらしいですね。
心霊写真もあるにはあるが、それはただ写っているだけ…という感じで、アメリカ人はまったく怖がらないようだ。
だから写真を前兆に、襲ってくる幽霊という設定に変更を余儀なくされたらしい。
この辺がアメリカ人向けってコトね。
襲ってこないと怖くない(笑)。

ちなみにオリジナル作品の「心霊写真」は未見です。
評判では普通に怖いって評判なんで、いずれ観るつもりですけどね~。

今回幽霊のメグミ役でハリウッドデビューしたのは、奥菜恵。
「リング」の貞子(ハリウッドではサマラ)、「呪怨」の伽椰子と比べると、インパクトで負けてますが、普通に怖いです。
あの舌は嫌~っ!
怖い~!

それにしても落合監督は、日本で数々のホラー作品を撮っているだけに、何かが起きそうな効果音の使い方や構図(カメラアングル)とか、鏡やガラスの使い方が秀逸です。
観てるだけでゾクゾクしちゃいます。
物語的にはベーシックなゴースト・ストーリーなんですけどね。
ラストのポラやドアのガラスに写り込んだ例のヤツは、アメリカ人ビックリしたんじゃないかしら?

2008年9月6日公開
公式HP:シャッター


シャッター (特別編) [DVD]

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

このアイテムの詳細を見る


シャッター (Blu-ray)

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

このアイテムの詳細を見る


シャッター
ルーク・ドーソン
メディアファクトリー

このアイテムの詳細を見る


■「シャッター」リメイクの元となった作品はこちら

心霊写真

ハピネット

このアイテムの詳細を見る


心霊写真 (角川ホラー文庫)
行川 渉,パークプム ウォンプム,バンジョン ピサンタナクーン
角川書店

このアイテムの詳細を見る


最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あっそうなんですか? (miyu)
2008-09-06 21:14:08
変更されて襲ってくることになったってことは
オリジナルでは襲ってこないんでしょうか?
確かにカメラアングルで来るぞ来るぞって
なってもど~んと来たらみんなΣ(*。*;ノ)ノ ビクッ!ってなってましたね。
後ろの人に思いっきりイスを蹴られました(´▽`*)アハハ
普段ならムッとするけど、そんなときばかりは
分かるよ~って思っちゃいます( ´艸`)
じっとりと見つめて佇んでる姿がとても怖かったです!
返信する
ビクッ! (ともや)
2008-09-07 14:56:16
こんにちは、miyuさん♪
ともやが観た劇場では、放心したベンの肩に手をかけるジェーンのシーンでみんなビクッ!ってなってました(笑)。
ほんと怖さのツボって国民によって違うから面白いですよね~!
返信する
国民性 (kossy)
2008-09-15 03:30:47
ほんと、アメリカ人と一緒に観たかったですわ~
やっぱり襲いかかってこないと怖がらないんですかぁ。
リメイクだと知らずに観たので、オリジナルと同じほど鳥肌がたちましたぁ・・・ぶるぶる
返信する
リアクション (ともや)
2008-09-15 03:49:59
こんばんは、kossyさん♪
同じ劇場にアメリカ人がいると、リアクションを見るのも面白いですからね。
こういうホラーでアメリカ人がどんなリアクションで観るかも気になりますわん。
返信する
こんばんわ (michi)
2008-09-22 01:42:29
TBありがとうございました。

>背後霊や自縛霊という考え方が無いらしいですね

そうだったんですか。
だから最初に写真に白い光が入ったときも
ぜーーんぜん何ともないっていう態度だったんですね。

本作のオリジナルはタイ映画がですが、
このところ、呪怨といい、仄暗い・・といい、日本の幽霊も海外で人気のようですね!
返信する
スーパーナチュラル (ともや)
2008-09-22 22:25:18
こんばんは、michiさん♪
アメリカのホラーって、ずっとモンスター系だったから、スーパーナチュラル(超常現象)に絡む心霊ホラーって新鮮なんでしょうね。
「スーパーナチュラル」って海外ドラマも人気ですしね~!
大林監督の「ハウス」とか、実写でリメイクしてほしいですよね。
返信する
 (とらねこ)
2008-10-27 23:02:43
お、なかなか好評のようですねっ。
私の場合は、ここで来るんだよナー、あそこで来るんだよナーって、
先が読めてたのであんまりビックリしなかったんですが,
初めて見てたら結構お気に入りになりそうな気がします!

ただ、何よりオリジナルが怖かったのは、本物の心霊写真が使われてたことなんですよ・・・・
返信する
ますます (ともや)
2008-10-29 03:02:50
こんばんは、とらねこさん♪
こういうリメイク作品が多い昨今、オリジナルを知らないのは幸せなのかもしれないですね~。
オリジナルを観ていたら、ともやもあれやこれや比較しちゃうだろうし…。

>本物の心霊写真が使われてたことなんですよ・・・・
ひ~、何て恐ろしい事を!
これはますます観たくなりましたぞよ。
返信する

コメントを投稿