(原題:L'ALDILA)
【1981年・イタリア】試写会で鑑賞(★★★☆☆)
"イタリアン・スプラッターの帝王""流血のマエストロ"の異名を取るルチオ・フルチ監督が、「サンゲリア」「地獄の門」に続いて発表したマカロニ・ホラー映画。
1927年。ルイジアナ州にあるセブン・ドアーズ・ホテルの36号室に滞在していた画家シュワイク(アントニー・セイント=ジョン)は、村人たちの襲撃を受け、凄惨なリンチの末に処刑されてしまう。
それから54年後。長年閉鎖されていたセブン・ドアーズ・ホテルを遺産として相続したライザ(カトリオーナ・マッコール)は、このホテルを営業再開させようと改修工事を進めるが、塗装工の転落事故や地下室で腐乱死体が発見されたりと、奇妙な出来事が立て続けに起こる。そこへ犬を連れた盲目の女性が現れ、ライザにホテルを去るよう警告するが…。
1979年に公開された「サンゲリア」は観ていましたが、それ以外のルチオ・フルチ監督作品は未見でした。
(それまで書物などでその作品の存在自体は知ってましたけどね)
30年前の伝説のホラー映画。
こういう機会が無いとなかなか観られないですからね。
いや~、噂に違わぬ怪作。
それにしても時代を感じました。
こういう映画がアリだったという時代。
あの当時は目で語る演出が流行っていたということで、とにかくアップが多い。
一応大まかなストーリーはあるものの、シーンとシーンのつなぎが噛み合ない構成。
不条理なホラーとして狙っているのかもしれませんが、好きな残酷シーンを好きなように撮って、後からストーリーになるように繋げたって感じもします。
硫酸によって顔を溶かされていく。
タランチュラに生きながら食われていく。
生き返ったゾンビに目をえぐられる。
犬に咽を噛み切られる。
数々ある残酷シーンだけど、これでもかこれでもかってくらい、その場面を見せ続ける演出。
さすがは"流血のマエストロ"。
ただ今こうして観るとまったく怖くないのだな、不条理すぎて(笑)。
しかし、後世のホラー映画で観た演出がいくつかあり、『あ~、ここからみんな受け継がれていったんだな』と感慨深い想いを抱きました。
いや~、最低な映画であり、フルチの最高傑作と称されるのも何となく分かるなぁ。
ちなみにクトゥルフ神話作品に登場する「エイボンの書」が出てくるシーンは、ニヤリポイント♪
監督・脚本はルチオ・フルチ。
■ルチオ・フルチ監督作品と言えば!
【1981年・イタリア】試写会で鑑賞(★★★☆☆)
"イタリアン・スプラッターの帝王""流血のマエストロ"の異名を取るルチオ・フルチ監督が、「サンゲリア」「地獄の門」に続いて発表したマカロニ・ホラー映画。
1927年。ルイジアナ州にあるセブン・ドアーズ・ホテルの36号室に滞在していた画家シュワイク(アントニー・セイント=ジョン)は、村人たちの襲撃を受け、凄惨なリンチの末に処刑されてしまう。
それから54年後。長年閉鎖されていたセブン・ドアーズ・ホテルを遺産として相続したライザ(カトリオーナ・マッコール)は、このホテルを営業再開させようと改修工事を進めるが、塗装工の転落事故や地下室で腐乱死体が発見されたりと、奇妙な出来事が立て続けに起こる。そこへ犬を連れた盲目の女性が現れ、ライザにホテルを去るよう警告するが…。
1979年に公開された「サンゲリア」は観ていましたが、それ以外のルチオ・フルチ監督作品は未見でした。
(それまで書物などでその作品の存在自体は知ってましたけどね)
30年前の伝説のホラー映画。
こういう機会が無いとなかなか観られないですからね。
いや~、噂に違わぬ怪作。
それにしても時代を感じました。
こういう映画がアリだったという時代。
あの当時は目で語る演出が流行っていたということで、とにかくアップが多い。
一応大まかなストーリーはあるものの、シーンとシーンのつなぎが噛み合ない構成。
不条理なホラーとして狙っているのかもしれませんが、好きな残酷シーンを好きなように撮って、後からストーリーになるように繋げたって感じもします。
硫酸によって顔を溶かされていく。
タランチュラに生きながら食われていく。
生き返ったゾンビに目をえぐられる。
犬に咽を噛み切られる。
数々ある残酷シーンだけど、これでもかこれでもかってくらい、その場面を見せ続ける演出。
さすがは"流血のマエストロ"。
ただ今こうして観るとまったく怖くないのだな、不条理すぎて(笑)。
しかし、後世のホラー映画で観た演出がいくつかあり、『あ~、ここからみんな受け継がれていったんだな』と感慨深い想いを抱きました。
いや~、最低な映画であり、フルチの最高傑作と称されるのも何となく分かるなぁ。
ちなみにクトゥルフ神話作品に登場する「エイボンの書」が出てくるシーンは、ニヤリポイント♪
監督・脚本はルチオ・フルチ。
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いや、作品なのか、本当に(爆)
最低映画を無理矢理傑作扱いするにも、
限度ってものがあると・・・(大爆)
映画としては最低ですよww
ただ人体破壊にあそこで粘着的に執着する姿勢は、さすがマスター・オブ・ゴア。
マニアから傑作扱いされるのも分かりますわん。
だから機会があったら「地獄の門」も観てみようと思います(笑)。