(原題:LUFTSLOTTET SOM SPRANGDES)
【2009年・スウェーデン/デンマーク/ドイツ】試写で鑑賞(★★★☆☆)
処女作である本作が出版される前に、作者であるスティーグ・ラーソンが急死。全世界40ケ国で2600万部を誇る「ミレニアム」3部作を映画化した、シリーズ第3弾。
恐るべき巨悪の全貌に迫りながら、リスベットの過去が明らかにされていく。
宿敵アレクサンドル・ザラチェンコ(ゲオルギー・ステイコフ)との直接対決で、瀕死の重傷を負ったリスベット・サランデル(ノオミ・ラパス)。ミカエル・ブルムクヴィスト(ミカエル・ニクヴィスト)によって発見された一命は取り留めたものの、厳重監視の病室で外部との接触さえも困難な状態に置かれてしまう。そんな中、政府公安警察内の秘密組織・特別分析班は、自分たちの身の安全を図るため、リスベットやミカエルなどを含めた関係者たちの口封じに動き始める。組織は精神科医ペーテル・テレボリアン(アンデシュ・アルボム・ローゼンダール)と共謀し、リスベットを精神病院送りにするべく狡猾に立ち回っていく。一方、ミカエルは妹の敏腕弁護士アニカ・ジャンニーニ(アニカ・ハリン)にリスベットの弁護を依頼。殺されたダグ・スヴェンソン(ハンス・クリスティアン・トゥーリン)の原稿を整理し、入院先のリスベットの主治医アンデルス・ヨナソン(アクセル・モリッセ)に協力を仰いでリスベットに告発原稿の依頼、「ミレニアム」の発行準備を着々と進めていく…。
リスベットとミカエルを巡る物語もいよいよ完結。
「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」(原題:MANN SOM HATAR KVINNOR)が153分。
「ミレニアム2 火と戯れる女」(原題:FLICKAN SOM LEKTE MED ELDEN)が130分。
そして本作が148分。
最近は2時間越えの作品は『うぇ~~~~!』ってなるんですが、そんなの気にならない程の面白さ♪
地味に面白いんですよね、このシリーズ。
パンク・ロックの正装でリスベット完全復活♪
1作目の「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」は単体で楽しめたけど、今回は「ミレニアム2 火と戯れる女」からの完全な続きモノ。
「2」ではリスベットの過去…家族に関する秘密が解き明かされたが、本作では何故彼女が12歳で精神病院に入れられ、無能力者として後見人制度下に置かれたのか? その背後にある巨大な陰謀が法廷で暴かれていく。
これは純粋に楽しんでほしい作品なんで、ネタバレは無しでいきますわん♪
前作で登場したリスベットの兄ロナルド・ニーダーマン(ミカエル・スプレイツ)。
無痛症という特殊な身体を持つ金髪の巨人。
ホラー映画の殺人鬼のように不気味に動き回り、この物語にどう関わっていくのかと思っていましたが、リスベットは最後にしっかりと彼との決着を付けてくれます。
ちょっと異質なキャラクターだったにゃあ。
監督はダニエル・アルフレッドソン。
追伸1。
リスベットが"天才ハッカー"であるということが強調されているけど、あんまりシリーズを通して天才ハッカーという必然性を感じなかったなぁ。
追伸2。
50歳で急死したスティーグ・ラーソンのパソコンには、第4部の草稿が残っているらしいが、遺族間による相続争いの最中で、出版の目処が立っていなとのこと。
う~む、もったいない。
どんな物語が用意されていたんだろう?
追伸3。
リスベットを演じたノオミ・ラパスは、2011年12月公開「シャーロック・ホームズ2」のヒロインに抜擢されたみたいですね。
今後の活躍が楽しみ。
2010年9月18日公開
公式HP:ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士
■シリーズ前作はこちら
【2009年・スウェーデン/デンマーク/ドイツ】試写で鑑賞(★★★☆☆)
処女作である本作が出版される前に、作者であるスティーグ・ラーソンが急死。全世界40ケ国で2600万部を誇る「ミレニアム」3部作を映画化した、シリーズ第3弾。
恐るべき巨悪の全貌に迫りながら、リスベットの過去が明らかにされていく。
宿敵アレクサンドル・ザラチェンコ(ゲオルギー・ステイコフ)との直接対決で、瀕死の重傷を負ったリスベット・サランデル(ノオミ・ラパス)。ミカエル・ブルムクヴィスト(ミカエル・ニクヴィスト)によって発見された一命は取り留めたものの、厳重監視の病室で外部との接触さえも困難な状態に置かれてしまう。そんな中、政府公安警察内の秘密組織・特別分析班は、自分たちの身の安全を図るため、リスベットやミカエルなどを含めた関係者たちの口封じに動き始める。組織は精神科医ペーテル・テレボリアン(アンデシュ・アルボム・ローゼンダール)と共謀し、リスベットを精神病院送りにするべく狡猾に立ち回っていく。一方、ミカエルは妹の敏腕弁護士アニカ・ジャンニーニ(アニカ・ハリン)にリスベットの弁護を依頼。殺されたダグ・スヴェンソン(ハンス・クリスティアン・トゥーリン)の原稿を整理し、入院先のリスベットの主治医アンデルス・ヨナソン(アクセル・モリッセ)に協力を仰いでリスベットに告発原稿の依頼、「ミレニアム」の発行準備を着々と進めていく…。
リスベットとミカエルを巡る物語もいよいよ完結。
「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」(原題:MANN SOM HATAR KVINNOR)が153分。
「ミレニアム2 火と戯れる女」(原題:FLICKAN SOM LEKTE MED ELDEN)が130分。
そして本作が148分。
最近は2時間越えの作品は『うぇ~~~~!』ってなるんですが、そんなの気にならない程の面白さ♪
地味に面白いんですよね、このシリーズ。
パンク・ロックの正装でリスベット完全復活♪
1作目の「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」は単体で楽しめたけど、今回は「ミレニアム2 火と戯れる女」からの完全な続きモノ。
「2」ではリスベットの過去…家族に関する秘密が解き明かされたが、本作では何故彼女が12歳で精神病院に入れられ、無能力者として後見人制度下に置かれたのか? その背後にある巨大な陰謀が法廷で暴かれていく。
これは純粋に楽しんでほしい作品なんで、ネタバレは無しでいきますわん♪
前作で登場したリスベットの兄ロナルド・ニーダーマン(ミカエル・スプレイツ)。
無痛症という特殊な身体を持つ金髪の巨人。
ホラー映画の殺人鬼のように不気味に動き回り、この物語にどう関わっていくのかと思っていましたが、リスベットは最後にしっかりと彼との決着を付けてくれます。
ちょっと異質なキャラクターだったにゃあ。
監督はダニエル・アルフレッドソン。
追伸1。
リスベットが"天才ハッカー"であるということが強調されているけど、あんまりシリーズを通して天才ハッカーという必然性を感じなかったなぁ。
追伸2。
50歳で急死したスティーグ・ラーソンのパソコンには、第4部の草稿が残っているらしいが、遺族間による相続争いの最中で、出版の目処が立っていなとのこと。
う~む、もったいない。
どんな物語が用意されていたんだろう?
追伸3。
リスベットを演じたノオミ・ラパスは、2011年12月公開「シャーロック・ホームズ2」のヒロインに抜擢されたみたいですね。
今後の活躍が楽しみ。
2010年9月18日公開
公式HP:ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士
Millennium Trilogy(「ミレニアム」3部作/輸入盤サントラ)Silva Americaこのアイテムの詳細を見る |
ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 上スティーグ・ラーソン早川書房このアイテムの詳細を見る |
ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 下スティーグ・ラーソン早川書房このアイテムの詳細を見る |
■シリーズ前作はこちら
ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 [DVD]アミューズソフトエンタテインメントこのアイテムの詳細を見る |
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上スティーグ・ラーソン早川書房このアイテムの詳細を見る |
ミレニアム2 上 火と戯れる女スティーグ・ラーソン早川書房このアイテムの詳細を見る |
好きなんですよね、結局このシリーズが。
リスベットの正装はキタキターってなもんですよね。あんなんでも超知的なのが彼女だし。
リスベットとミカエルが離れていても阿吽の呼吸なのは解ったんだけど、この先2人はどうなったのかなぁ。続きでその辺も考えられてたんじゃないかなと思うんですよね。
完全武装の正装(ヘビメタ? パンク?)で勇ましく法廷に向かうリスベットを見て、格好良いと思う反面、不謹慎よね~って思ったのも事実(笑)。
ネタバレをしないように細かい言及を避けているんですが、実は「2」と「3」を一気に通して鑑賞したんで、どこまでが「2」でどこまでが「3」で…って記憶が曖昧なんですよねww(てへ♪)。
でもこれは一気に観た方が断然に面白いです♪
うん、確かに地味に面白いって止まりかなぁ、なんか王道すぎちゃって新鮮味がないんですよ~。
リスベットは気に入ったから、今後の出演作も楽しみ♪
とくにホームズでのジュードの絡みとか♪
でもまだまだよね~。
目新しさも派手さも無いけど、面白い。
これがこのシリーズの魅力じゃないかなぁ…。
王道だけど、こういう面白さを持った作品って、最近のハリウッド映画には見られないからね~。
実は「シャローック・ホームズ」は未見だから、「2」が公開されるまでには観ておかないと!
ともやさん、偉い^(*ノ^ー^)ノ☆パチパチ
実は。原作を先に読んでいたの。
いや~「善悪表裏一体」の作品に出演した皆様、それぞれ美味しかったわ♪
事件は国家機関レベルに発展していく様相を見せつつ、どちらの陣営が勝っても負けても大スキャンダルは免れない状況になっていくので目が離せない波乱の展開。でも変にダレてない
いや~。こういうのって最近、少ない「新鮮味が無いけどじわじわ来る」
っての?!
まさか!の犯人探し、結果オーライ作品じゃないんだよね
その途中。作戦実行中。「どうやって」を上手にみせているのが面白かったわ
結末がどうだこうだって議論しあう映画でもないし、映画を観てない人も遊びに来てくれるから、その辺は気をつけないとね♪
あ、qさん、原作読んでるんだ?
たぶん映画化にあたって削られてるエピソードがいっぱいあると思うんだけど、その辺の削り具合が気になるよね~。
そしてラストで見せるリスベットとミカエルの距離もいい!
単調な法廷劇になると思いきや、そうならないところがこのシリーズの面白い所ですよね。
法廷の外で行われる暗躍の数々。
そういう部分の見せ方も楽しかったですわん。
これで終わっちゃうのがほんともったいないシリーズですね。